「RAGNAROK Online 2: Legend of the Second」(旧邦題:ラグナロクオンライン2 -Episode:0 巡りあう大地-。以下,RO2)の韓国での
第2次クローズドβテストが,本日(2011年7月13日)から17日まで5日間にわたって実施される。
今回のテストでは,1次CBTでは職業ごとに“職業Aは男だけ”“職業Bは女だけ”という具合に固定されていた性別の制限が解除されているほか,新職業,新スキルが追加,また個人商店や製造代行,強化されたカードシステム,カラーシステム,パーティマッチングシステムなど,新たなシステムが追加されている。もちろんインタフェースの改善やゲームサウンドの追加・修正といった,細かい修正も行われているという。
以下,本作の開発元であるGravityが公開した資料を基に,2次CBTの情報を引用しておこう。
「こちら」に1次CBT時の公開資料を掲載しているので,合わせてチェックしておくといいだろう。
1.2回のテストで進化する“RO2”
RO2は1次CBTを始めとしたテストを実施したあと、テスターの意見を積極的に採り入れている。公式サイトの掲示板やプレイヤー参加型イベントといったさまざまなルートで、プレイヤーとコミュニケーションをとりながら、RO2の改善作業を進行した。
1)職業ごとに男女の性別を追加
以前のテストで多くのテスターから不満の声が上がったのが、制限のついたキャラクター選択方式だった。RO2は今回の2次テストから、固定されていたため選択の幅が狭かった職業別の性別選択の制限を解除。プレイヤーは、自らの好みでキャラクターの職業と性別を選択し、より楽しくコンテンツを試す事ができるようになっている。
職業ごとに新たに追加された性別のキャラクターイメージ
ローグ(女) |
ナイト(女) |
モンク(男) |
ウィザード(男) |
2)職業の変更および新スキルの追加
今回の2次CBTでは、マジシャンの2次職業の一つ「ソーサラー」が、「エレメンタリスト」
「エレメンタリスト」は、プレイヤーの選んだ「才能」によって、攻撃系/回復系それぞれの役割を果たすことになる。冷気属性の魔法で敵を凍らせたあと、強力な電撃系魔法で敵をなぎ倒したり、水の精霊を召喚して戦闘を補助したりするというのが基本的な戦い方だ。
3)まさに“もう一つの生活”。個人商店および製造代行システムの追加
今回の2次CBTでは「個人商店」および「製造代行」システムが追加され、プレイヤーは戦闘以外の“もう一つの生活”を楽しめるようになる。
レベル10に達したプレイヤーは個人商店を開く資格を獲得し、一部の特殊な地域を除いたすべての地域で、自由に個人商店を開設することができる。商店では、自身が獲得したアイテムを手数料なしで販売することが可能だ。
個人商店でのアイテム登録画面 |
個人商店のオープン |
個人商店での購入画面 |
また個人商店では、アイテム販売だけでなく、販売者の有する製造技術を使ってNPCのように“物を作って提供する”という製造代行も可能。 自らの製造技術を個人商店に登録しておき、そこに、希望のアイテムを作るのに必要な材料を集めてきたプレイヤーが訪れるという仕組みだ。
個人商店に製造技術を登録する場面 |
4)強化されたカードシステム
前作「Ragnarok Online」のカードシステムをアップグレードした、カード強化・合成・組み合わせシステムを新たにリリースする。
まずカード強化システムは、低い等級のカードを集めて高い等級のカードを獲得できるという仕組みとなっており、地道にゲームを遊んだプレイヤーがキチンと恩恵を受けられようになっている。同じ種類・同じ等級のカードを集めて強化すれば、上位等級のカードを獲得できる。カードの強化は、使うカードの枚数を増やせば成功確率が高まる。
カード合成システムは、自分だけの特別なカードを作成できるシステムだ。 同じ等級のカードを集めて合成すれば、使われたカードの中の一つに、特別なオプションが追加される。
カード組み合わせシステムは、カードをセットする時、特定のカードと共に装着すれば隠れていたオプションが追加されるシステムだ。 このシステムにより、同じカードを保有しているプレイヤーでも、組み合わせによってそれぞれが異なる効果を得ることになる。
カード強化ウィンドウ |
カード合成ウィンドウ |
カード組合ウィンドウ |
5)簡単に楽しめるカラーシステムはユーザビリティも強化
“カラー”は、キャラクターの持つ内面的な特性を意味するもので、RO2のミッション達成によって得られる「称号」を基に、自然にプレイヤーのプレイスタイルがキャラクターの能力に反映されるというシステム。一つのカラーミッションが達成されれば、当該のミッションに関連するほかのカラーミッションが開放されるという仕組みだ。
今回の2次CBTでは、直感的なカラー情報ウィンドウ、カラーミッション遂行の通知機能など、ユーザビリティの高いのインタフェースが用意されている。
直感的に情報を確認できるカラー情報ウィンドウ |
6)ユーザーインタフェースおよびゲームサウンドの改善
さまざまな環境でプレイするプレイヤー達のために、各解像度に最適化されたユーザーインタフェースを提供する。以前のテストとは異なり、今回は解像度に合わせてメインUIを調整する機能を追加したため、どんな解像度でも問題なくゲームプレイが可能となっている。
また、プレイヤーの円滑なクエスト進行を支援するためのシステムを改善・追加した。クエストの詳細情報を提供する「クエストヘルプ」機能はユーザビリティを改善、またクエスト進行時に便利な、透明なワールドマップも新たに追加している。
半透明マップ |
透明マップ |
BGMも大きく改善された。これまで多少地味だったBGMを、ゲームの雰囲気に合わせて迫力のあるものに変更して没入感を高めている。またシンプルだった打撃効果音は、よりリアルなものに変更されているほか、声優を起用したキャラクターボイスの追加により、より躍動感のあるプレイを楽しめるようになっている。
2.新規コンテンツ追加により新しくなった“RO2”
今回の2次CBTでは、新システムと同時に、新たなコンテンツの検証も行う。2次CBTでは、プレイヤーのプレイアビリティを高める「パーティマッチングシステム」および、「ギルドシステム」、新たなアイテム分配方式を公開。また前回のテスト時に出たプレイヤーの意見を反映し、写実的な水中の表現とその中での移動に関する仕様追加、各職業共用の衣服追加、スキル追加、またスキルエフェクトの改善などを行っている。
1)パーティマッチングシステム
プレイヤーはパーティマッチングシステムを通じて、より簡単に望んだ条件のパーティメンバーを探せるようになった。パーティのリーダーは、募集に関する文章を登録してメンバーを募集できるほか、パーティ加入を希望する文章を検索して、ヒットしたプレイヤーをパーティに招待することができる。
なお2次CBTでは、アイテムの分配方式をより細かく設定できる。これまでの「順次獲得」と「自由獲得」に3つの方式が追加され、計5種類の方式によって、より効率的なアイテム分配が可能になった。
追加されたのは、ルートなしで順番にパーティメンバーのカバンにアイテムが入っていく「自動獲得」方式、リーダーが指定した一人がルート権限を保有する「担当者指定獲得」方式、特定等級以上のアイテムの所有権をサイコロで決める「サイコロ」方式の3つだ。
パーティ募集ウィンドウ |
パーティ確認ウィンドウ |
2)ギルドシステム
2次CBTでは、都市や村にいるギルドNPCに依頼してギルドを結成できるだけでなく、ギルドマークの登録、ギルド公示の設定、ギルド員の職位と権限の管理、ギルド倉庫の使用が可能になった。今後は、ギルドの成長要素追加および貢献度の適用、またギルド戦やギルド召喚獣といった機能を追加してギルド活動を支援する予定だ。
3)新フィールドおよび都市のアップデートを実施
・新フィールド「メープルの森」
「メープルの森」は、一年中紅葉が見られる美しい場所だ。カエデが高原のあちこちを赤く染め上げ、大地も黄色や赤で彩られ、あたかもカボチャやルビーで埋め尽くされた天国に足を踏み入れたような感覚を味わえる。
・新都市「アルベルタ」
アルベルタは、大陸の通貨の40%が流通しているという、商人連合のある商業港だ。ルーンミッドガッツ王国所属の領主が治めている都市だが、商人連合のトップである貿易王の権力が強いため、両者の争いが絶えない場所でもある。
4)水中移動
過去のテスト参加者の意見を反映し、水中環境、水中移動、呼吸ゲージなどが整備された。一定の水深で移動するときはキャラクターの姿を確認できるようになっているほか、水中を泳ぐ場合、息を止めていられる時間を表す呼吸ゲージが表示されるようになっている。