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印刷2007/04/30 21:52

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日本語版「ラグナロクオンラインII」先行プレイ:日本語版RO2の最新SSをチェックしてみよう

 4月29日,東京都江東区にある有明コロシアムで実施された「ラグナロクオンラインファン感謝祭〜RJC2007〜」では,実にさまざまな催し物が開催され,ファンを楽しませてくれた。
 その中でもとくに注目度が高かったといえる「ラグナロクオンライン」カンファレンスの概要は,すでに4Gamerで記事にしている。まだチェックしていないという人は,何はともあれ関連記事を参照してほしい。

■RJC2007 「ラグナロクオンライン」カンファレンスその1:ガンホーが初めて語る「ラグナロクオンラインII」の概要

■RJC2007 「ラグナロクオンライン」カンファレンスその2:RO Episode 6.0 ラヘルアップデートは7月3日導入

■RJC2007 「ラグナロクオンライン」カンファレンスその3:ROと連動したケータイゲームサイト「ROGAMES」

 いずれも実に興味深い内容だが,MMORPGファンとしてとくに注目したいのは,「ラグナロクオンラインII」(以下,RO2)の概要が語られた,カンファレンスレポートその1だろう。4Gamerではこれまで,韓国ゲーム事情などを通じて韓国版RO2の動向をお伝えしてきたが,国内パブリッシャからの大がかりな情報公開は,今回が初といえる。これを機に,ガンホー・オンライン・エンターテイメントからの情報公開はいよいよ活性化すると思われるので,今後も楽しみにしていきたいところだ。

 さてRO2に関しては,RJC2007の会場内に試遊台が設置されていた。人数制限/時間制限は若干厳しかったが,実際にRO2をプレイできたという人も多いだろう。
 4Gamerでも試遊の機会が得られたので,本稿では日本語版RO2の最新スクリーンショットとともに,プレイフィールなどをお伝えしようと思う。
 とはいえ,我々に与えられたプレイ時間は30分弱。あらかじめキャラクターが作成されたアカウントを借り受けてのテストプレイだったので,実際に確認できたのは,操作性,戦闘システム,エモーション,ごく序盤のマップ,一部のNPC程度である。それでも,同作の魅力的なアバター要素や,自由度の高い操作系統などは確認できたので,興味のある人はぜひ目を通してほしい。

※今回のテストプレイで使用されたクライアントは,韓国語版RO2の第二次クローズドβテストバージョンを日本語版にローカライズした,開発中のものです

上段:今回のテストプレイで確認できたマップ。開発中のものであるため,今後修正/変更される可能性もあるが,待ちきれないという人はチェックしておくといいだろう 下段:プレイヤーキャラクターだけでなく,NPCも個性的だ


■3Dグラフィックスで表現された新しい「RO」
■プレイフィールはまったくの別作品

テストサーバーで敵を倒していると,装備可能なアイテムがポロポロと出た。豊富な装備品を組み合わせて,キャラクターの個性を表現するのが楽しそうだ
 カンファレンスレポートその1でもお伝えしたように,同作はROの新作ではあるものの,「ROの雰囲気を微かに残した別作品」と考えていい。一部の世界設定や登場キャラクター/アイテムなどに,前作とリンクする部分は存在するが,前作を遊んでいなくても,すんなりとゲーム世界に入り込めそうだ(もちろん,ROの知識を持っているほうが,より深く楽しめるだろう)。
 筆者が使用したアカウントには,ノーマン/リクルート(レベルはCLV25/JLV3となっていた)が作成されていた。リクルートは,ダンプフリンテと呼ばれる「蒸気の銃」を扱う職業だが,残念ながらこのキャラクターは,銃ではなく「ソードスティック」という武器を装備していた。
 ゲーム世界に入ってみると,冒険の拠点となる街「ホードミメス」の西部にある,「ホードミメス沿岸部」からスタート。土地柄,周囲にはカニ型のモンスター「バドンフライ」や,ヒトデ型モンスター「ウィキッドスター」などが出没していたが,少しホードミメス方面に向かうと,「未熟なプクプク」「チョンチョンフライ」といったモンスターも棲息していた。
 以前「こちら」でお伝えしたように,RO2はクリックタイプだけでなく,W/A/S/Dキーによる移動にも対応している。敵を攻撃するまでの手順は,マウスでカメラアングルを調整しつつ,手近な敵をターゲットし,マウスクリックorW/A/S/Dキーで近づいてFキーで攻撃,という流れが一般的だろうか。もちろん,操作のほとんどをマウスで行うことも可能なので,クリックタイプの操作系統に慣れている人も,W/A/S/Dキーを軸とする洋ゲー風な操作系統が好きな人も,気軽に楽しめそうだ。

 3Dグラフィックス化による恩恵は,戦闘シーンの迫力と打撃感に大きく現れていた。2DグラフィックスのROでは,テンポの良い軽快なバトルが楽しめたが,RO2の戦闘シーンでは,攻撃をヒットさせた際の(音と映像による)打撃感や,スキル発動時のモーション/エフェクトなどが,当たり前ではあるがかなりパワーアップしている。
 出来合いのキャラクターを用いたプレイだったこと,また開発中のクライアントを通じてのプレイだったことから,RO2本来のバランシングは分からないものの,戦闘のテンポは悪くはない。ゲームの性質上,ROとは大きくかけ離れたプレイフィールだったが,ゲームの手触りはかなり良好なものだった。

マウス中心でも,キーボード中心でも,好きなタイプの操作系統が楽しめるRO2。グラフィックスが3D化されたことで,前作以上に迫力のあるバトルが楽しめる。パーティプレイでの戦闘バランスも,非常に気になるところだ


■さまざまなNPC/施設が用意された
■冒険の拠点「ホードミメス」

RO2には泳ぐアクションも用意されている。水中を舞台としたクエストも楽しめるのだろうか?
 ゲーム序盤の拠点となるホードミメスには,さまざまなNPC/施設が配置されていた。開発中のクライアントであるため,そのすべてが機能しているというわけではなかったが,NPCとの会話や,ホードミメス掲示板を通じてのクエスト受注,商店NPCを通じてのアイテム売買などは,問題なく行えた。
 マップを構成する各種オブジェクトも,さすがに丁寧に作り込まれた印象を受けた。風に揺れる木々や雨のエフェクト,街灯のほのかな光などもうまく表現されている。標識にカーソルを合わせると,行き先がポップアップされる点なども,初心者にとってはありがたい仕様である。

上段左:商店NPCは,さまざまなアイテムを販売していた 上段中央/右:テストプレイとはいえ,クエストもある程度は実装されていた 下段左/中央:街には,ポストや掲示板といったオブジェクトが設置されている。掲示板をチェックすれば,クエストを受けることができる 下段右:美しい夜空と街灯の光が印象的


■キャラクターモデルの秀逸さと
■エモーションの豊富さに感心

プレイヤーキャラクターのステータス画面。装備スロットの多さや,「耐性」の項目などに注目したい
 わずか30分弱で,開発中のクライアントを用いてのテストプレイであるため,ゲームそのものの内容については,正直判断しづらい状況であったものの,クライアント自体の完成度は,ゲーム序盤のプレイに耐えうる内容になっていたのではないかと思う。現在韓国では,今回のテストよりもクライアントのバージョンが高い,第3次クローズドβテストが行われているので,とにかくRO2の最新情報が知りたいという人は,そちらのレポート記事を待っていてほしい。

 さて,RO2に期待している人の中には,ゲーム内容だけでなく,キャラクターのアバター性や表情の豊かさに重きを置いている人も少なくないだろう。
 キャラクターのモデリングに関しては,人によって好みが分かれるところかもしれないが,画面写真をご覧のとおり,非常に丁寧に作り込まれている。キャラクターの可愛らしさとグラフィックスのクオリティの両方を兼ね備える3D MMORPGは,現状あまり見かけないので,今後同作には,より一層の注目が集まることになりそうだ。
 カンファレンスによると,RO2のノーマンキャラクターの場合,男女計28種類の髪型,32種類の髪色,17種類の目の形が用意されているほか,エモートアクションが63種類も用意されているそうだ。
 今回キャラクターメイキングに関しては調査できなかったが,豊富なエモートアクションを確認することができた。一般的な感情表現から,「これはどんな状況下で使うのだろう?」と思えるような,奇抜なものまで,多種多様なエモートアクションが実装されていた。エモートアクションを収めた画面写真を最後に掲載しておくので,興味のある人はぜひチェックを。(大路政志)

  • 関連タイトル:

    RAGNAROK Online 2: Legend of the Second

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