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    [TGS2005#55]今話されるGravity会長の本音――Kim会長インタビュー
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    印刷2005/09/20 11:19

    インタビュー

    [TGS2005#55]今話されるGravity会長の本音――Kim会長インタビュー

    GravityのKim, Jung Ryool(キム・ジュンユル)会長。9月21日以降はアドバイザーとしてGravityに関わっていくことになり,その任期は2006年春までとなっている
     先日の買収劇(関連記事は「こちら」)により,ゲーム業界はもちろん,経済界でも"時の人"になってしまった,GravityのKim, Jung Ryool(キム・ジュンユル)会長。その一件が生んだ混乱からしばらく身を隠していた感もある同氏が,「ラグナロクオンライン 2」などの発表会が行われる東京ゲームショウ2005に参加した。
     事情を考えれば容易に想像がつくが,Kim会長の多忙さといったら尋常ではない。あれやこれやと何度もコンタクトを取っているうちにようやく時間をもらうことができ,わずか30分弱ではあるが,直接話をする機会を得た。「ラグナロクオンライン2」については開発統括ディレクターPark,Young Woo氏に話を聞いたので(同氏へのインタビューは「こちら」),Kim会長には,EZER社との関係や,韓国での反響,そして会長自身の今後の計画などについて聞いてみた。ゲームだけではなく,"ゲーム業界"に関心を持つ人は,ぜひご一読を。



    4Gamer:
     お忙しいところ無理言ってすいません。時間が30分しかないということで,早速質問をさせていただきます。
     質問の内容は例のニュースについてなのですが,今回の買収劇は,ここ最近の韓国/日本両国のオンラインゲーム業界において最大の出来事になっています。この一件の背景を,ぜひ会長の口からあらためて聞かせてください。

    Kim, Jung Ryool会長(以下,Kim会長):
     もちろんOKです。根も葉もない噂ばかりが先行するのも忍びないものがありますしね。
     Gravity社はこれまで急速な発展を続け,ついにはNASDAQに上場するほどのグローバル企業として成長しました。しかし,世界最大のアメリカ市場に上場したにもかかわらず,Gravityの企業価値はあまりにも低く評価されたままで,株主達からの抗議の声も大きかったんです。実際,株主達から訴訟を起こされる寸前だったんですよ。そのため私自身,多大なストレスを受けていました。

    4Gamer:
     確かにグローバル展開をしている企業にしては,数値上,株価も価値もやや低い気がしましたね。

    Kim会長:
     ええ。例えば中国の某企業は,実績においてはGravityの半分なのに,現価総額はGravityの3~4倍もの価値として認められていました。韓国という特殊な背景(編注:あとで聞いたところによると,分断国,戦争危険国などという理由らしい)のおかげで,Gravityが不当に低く評価されることには,非常に腹が立ったものです。
     世界39か国/地域に文化コンテンツを輸出するグローバル企業としてのGravityを,このような状況のまま放ってはおけない。私は会社のため,株主達のために,Gravityをさらに発展させる案を模索するようになりました。そんな中でEZER社と共感し,信頼関係を形成するようになったことが,今度の一件の背景だといえます。

    4Gamer:
     なるほど。ということは,GravityからEZERに対し,先にプロポーズを行ったということですか?

    Kim会長:
     どちらが先にプロポーズを行ったかという点については,さすがにノーコメントとさせてください。そうですね……笑われそうな比喩かもしれませんが,「ロミオとジュリエット」的な,相思相愛(編注:両社が共に必要としていた,という意かと思われる)の間柄から生まれた結果だと考えてください。

    4Gamer:
     なるほど。それは理解できるのですが,株式譲渡のみが最善の選択だったのでしょうか? ほかの方法を模索することも,十分可能だったと思うのですが。

    Kim会長:
     もちろん,ほかの方法を考えていなかったわけではないですよ。ほかの大企業とのJV(ジョイントベンチャー)なども検討していました。
     しかし,それを行ったとして,本当にGravityの企業価値が認められるようになるかは疑問でした。Gravityの当時の状況としては,何かもっと確実なもので,力強いインパクトが必要だったのです。

    4Gamer:
     確かにインパクトは十分ありましたね。しかしこのインパクトに対して,韓国での反応はどうですか?

    Kim会長:
     韓国ゲーム業界や一部のメディアには,「韓国のゲームテクノロジが,海外に流出してしまう」と責める声もあります。しかし,私はそのようには思いません。
     例えば,韓国を代表する巨大鉄鋼企業であるPOSCOや,世界電子業界をリードする三星電子にしても,現在株式の60%以上の持分を,外国人が保有しています。Gravityは,彼らより少ない52%の持分を,海外企業へ売ったに過ぎないのです。それでも,POSCOや三星電子を「外国企業だ」と責める人は,ほとんど存在しないでしょう。どちらも相変わらず,韓国を代表する企業です。
     そういう側面からみると,Gravityも韓国企業のままなんです。私は技術を流出させたのではなく,韓国の優秀な文化コンテンツを,海外に輸出したのだと考えています。

    4Gamer:
     ネットワーク/サーバー技術の流出を指摘する意見もあるようですが,それに関してはどうお考えですか?

    Kim会長:
     ええ,そういう指摘があることは理解しています。しかしGravityの新作の場合,「ラグナロクオンライン 2」と「レクイエム」は,それぞれUnreal Engine 2とゲームブリオエンジン(編注:韓国企業の間では相当名の知れたエンジン)を使用しています。確かにオンラインゲームというものにおいては,"エンジン"と"サーバー"はすごく重要です。しかし言い訳をするつもりはないのですが,最も大切なのはゲームの"企画力"ですよね。
     そういった観点から,韓国の文化的企画力を世界へ発信していけたらと,広い視野を持って見守ってほしいと思います。

    4Gamer:
     なるほど。確かに今回の一件に関しては,批判的な意見のみが大きく取り上げられている感がぬぐえませんね。

    Kim会長:
     はい。客観的に見て,そのとおりだと思います。実際にGravityは,2003年と2004年,連続して"韓国文化コンテンツ輸出大賞"を受賞しました。設立当初の社員は5人だけだったのですが,現在では600人規模の大きな雇用実績を持っています。技術流出のみを強調する意見が多いことを,個人的にとても残念に思います。
     韓国の一部ユーザー達からも,「Gravityは日本の会社になってしまったからROをやめる」といった意見が出ているのですが,それはとても視野の狭い考え方だと思います。
     企業は,単純に株式の問題で所属国が決まってしまうわけではないということを,もう一度よく考えてもらいたいと思います。

    4Gamer:
     しかし視点を若干狭くして,ガンホー・オンライン・エンターテイメントとの合併の噂に関してはどうですか? まさかいきなり合併ということはありえないにしても,可能性としては大いにありうる,ということは否定しづらい状況なのですが。

    Kim会長:
     それは,さすがに私の立場では答えられない質問です。現在の私は,Gravityのアドバイザーに過ぎません。そういった話は,最終的には新しい経営陣の判断によって決まると思います。
     個人的な意見をあえて言わせてもらうならば,両社の合併が大きなシナジー效果を生むのなら,ありえない話ではないと思いますよ。

    4Gamer:
     ではガンホーについては置いておきましょう。EZER自体はゲームにかかわる企業ではありませんが,今回の一件で,日本と韓国の双方の長所を生かした,ゲームの日韓共同開発が可能になるということも期待できそうですね。

    Kim会長:
     そうですね。その構図は,大きなシナジー效果があると個人的に思いますね。



    4Gamer:
     さて……堅苦しい話はこれくらいにしておきます。Kim会長の今後の計画は,どのようになっていますか?

    Kim会長:
     あぁ,答えやすい質問になりましたね(笑)。今のところ,個人的な計画は何も決まっていません。2006年の春頃までは,Gravityの安定と発展のために,同社のアドバイザーとして尽力する予定です。Gravityには非常に大きな愛情を持っているし,私にだって自尊心はあるから,最後の"仕上げ"をしなければなりません。

    4Gamer:
     韓国の媒体での記事で,「Kim会長はモバイルゲーム会社を設立する」という記述を見たことがあるのですが……。

    Kim会長:
     率直に言えば,今私がGravityを海外企業に売り,ゲーム業界から離れると言えば,大きな非難があがりますよね。それは当然のことだと思います。しかしゲーム業界に残ってオンラインゲームを作ると言えば,EZERは私のことをどう思うでしょうか。たとえるなら,他人にパン屋を売って,その店の前でパンを売ることに等しい話じゃないですか?(笑)
     その記事に関しては,冗談半分で「モバイルゲーム会社とかどうだろう」と答えてしまったことを,そのまま記事化されてしまい,そこから誤解が生まれてしまったというわけです。

    4Gamer:
     なるほど,単なる誤解だったんですね。では,Gravityのアドバイザー的役割が終了したら,まず何をしたいですか? いや,これは仕事の話ではなく,そうですね,例えば1か月くらい丸々自分の時間ができたとしたら,何をするでしょうか?

    Kim会長:
     今までは,休みを取ったことがないほどに忙しい毎日を送ってきました。もし1か月程度の休みがとれるのなら,静かな所で,一人で携帯電話も持たずにぐっすり眠りたいです。私の携帯電話は,いつも鳴っているんですよ(笑)。
     あと,個人的には"オサケ"が好きだから,日本の宮崎あたりの温泉に行って,日本の名酒を思いっきり飲みたいですね。

    4Gamer:
     結構渋い願望ですね(笑)。あ,そろそろ時間が残り少なくなってきたようですね。では短い質問を連続で。Kim会長にとって,Gravityはどんな存在ですか?

    Kim会長:
     Gravityは私にとって,新しい挑戦であり,新しい実験場だったと思います。

    4Gamer:
     Kim会長にとって,ゲームとはどんな存在ですか?

    Kim会長:
     初期のアーケードゲーム業界時代を含めて,20年以上ゲーム業界に身を置いてきた私としては,生活の一部だといえるでしょう。そしてゲームは,誰にでも楽しさと幸せを与えられるものだと思います。私にとっては,どんなものよりも大きな楽しみです。

    4Gamer:
     Kim会長にとって,日本という国はどんな存在ですか?

    Kim会長:
     これはお世辞でもなんでもなく,常に一番親しい国だと考えています。個人的に,韓国以外では一番住んでみたい国が日本です。

    4Gamer:
     では最後に,4Gamerの読者達にコメントをお願いします。

    Kim会長:
     4Gamerは韓国でも有名だし,私もよく見ている媒体です。4Gamerをはじめとするたくさんの媒体を通じて,Gravityとラグナロクオンラインを愛してもらったことを,とても幸せに思います。
     同様に,ラグナロクオンライン 2をはじめとする新作達も愛してもらえるよう,Gravityは最善を尽くしていきます。今後とも変わらぬ愛情をお願い致します。

    4Gamer:
     忙しいところ時間を割いてもらって,ありがとうございました。今後のご活躍にも期待しています。

    Kim会長:
     こちらこそ,本当にありがとうございました。



     ソフトバンク系企業による事実上のGravity買収。そのニュースはさまざまなメディアで語り尽くされた感があるが,Kim会長自らの言葉でその背景を語ったことは,ほとんどないといってもいい。もちろん,多分にデリケートかつ複雑な問題なので,その言葉を丸ごと信じてしまうわけにもいかないが,Kim会長の発言の行間を読むことで,今後のGravityおよびKim会長の行き先が占えるだろう。
     たった5人からスタートしたGravityを,600人規模の国際企業にまで成長させたKim会長は,愛するGravityにどのようなアドバイスを残すのか。そしてKim会長自身が次に開拓するのはどのようなフィールドなのか。氏の動向からは,今後とも目を離せそうにない。(Iwahama/Kim Dong Wook)

    • 関連タイトル:

      RAGNAROK Online 2: Legend of the Second

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