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[GC 2005#02]Bruce Shelley氏も登壇 MSプレスカンファレンス
カンファレンスの内容も,その流れに沿ったもので,紹介されるタイトルはPCゲームばかりだった。
アメリカでは先頃発売されたばかりの「Dungeon Siege II」(邦題 マイクロソフト ダンジョン シージ 2),すでに発売されているXbox版に要素を追加したPC版「Fable」,お馴染み動物園経営シムの最新拡張パック「Zoo Tycoon 2:Endangered Species」,そしてRise of Nationsシリーズ最新作「Rise of Nations:Rise of Legends」などといったタイトルが,短めのムービーを使って矢継ぎ早に紹介された後,壇上に現れたのは,あの"Age of Empiresシリーズ"の開発スタジオEnsemble StudiosのBruce Shelley(ブルース・シェリー)氏。紹介されるのは,もちろん彼らが開発中の最新作「Age of Empires III」である。
まずは砲撃の様子が紹介された。
数人の砲兵が運ぶ大砲ユニットが民家を砲撃していく。一発撃つごとに火薬と砲弾をチマチマと込めなおす砲兵の姿がとても愛らしい。撃たれた建物は被弾具合によって煙を上げたり一方の壁だけが壊れたりと,一様ではない壊れ方をしていく。このあたりは見ているだけでも楽しいだろう。
敵の建物が徐々に壊れていく様子を高いところから眺めるのは気持ちが良さそうだ。半面,グラフィックスのクオリティが高いだけに,懸命に作った自文明の建築物が壊されていくところを見るのは,これまで以上につらそうである。
次に敵兵の集団の中に大砲の弾を撃ち込む様子が映された。砲の効果に物理法則がどのように影響するのかは筆者も気になっていた部分である。今回見たところでは,まず砲が直撃したユニットは一撃で後方に大きく吹き飛ばされていた。その身体は放物線を描いて飛び,地面に激突する。そしてそのまま倒れて動かない。
着弾地点の周囲にいたユニットにはそれなりのダメージが入るが,即死には至らずに数発の砲撃に耐えていた。
次に紹介されたのはホームシティの様子。プレイ中にシティに対して援軍を要請すると,その兵士達が一定時間後に戦場となっているマップに現れた。どうやらシティの力を使って行えるのは,「Age of Mythology」におけるゴッドパワーのような決定的な攻撃や妨害だけでなく,ちょっとした援軍を呼び寄せるといった形でも使えるようである。
最後にいわゆる"交易"のフィーチャーにも触れていた。トレーディングポストを使った交易は,本作ではこれまで以上に重要なものになるようだ。デモでは交易所を利用してネイティブアメリカンと取引をし,馬に関する新テクノロジを手に入れていた。つまり本作の交易では,いわゆる資源のやりとりができるだけでなく,もう一歩進んで技術などのやりとりもできるようだ。
ともあれ,制作自体は順調に進んでいるようであることは分かった。さらに詳細な情報をつかむことができたら,追って掲載したい。(ライター:星原昭典)
- 関連タイトル:
マイクロソフト エイジ オブ エンパイア III
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