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アミューズメントセンターに,懐かしの「ルーンワース」が帰ってきた
「ルーンワース 黒衣の貴公子」は1990年にT&EソフトからリリースされたRPGで,ヒットしたハイドライドシリーズに続き,同社が満を持して発表した作品。豊かな世界観と,自由度の高さ,経験値を取り去ったユニークなゲームシステムなど,PCゲームRPGにおける記念碑的作品の一つと評価されている。
翌年に発売された「ルーンワース2 時空の神戦」は,前作で作られた膨大な世界観を踏襲しつつ,さらに自由度を高めた続編。決められたルートがなく,好きなようにゲームを進められるシステムが新鮮であり,難度の高い謎解きに苦しめられたプレイヤーも多かった。
そして,同年に発売された「ルーンワース3 神聖紀光臨」は,ストーリー的に前作とつながっており,2とは“前後編”の間柄。とはいえ,前作が謎解き中心だったのに対し,こちらはアクションを前面に押し出している。まさに感動の大団円,になるはずだったが,ボリュームがちょっと少なめで,なおかつ2のすぐ直後に発売されたこともあり,「まとめて一つの超大作ゲームでも良かったのではないか」というプレイヤーの声も聞かれたとか聞かれないとか……。
いずれにせよ,国産PCゲームの歴史的作品の一つであることは間違いないし,それが「ルーンワース1-2-3」としてまとめられ,お手頃(当時は6800円〜8800円もしたのですよ)で発売されたのは喜ばしいことだ。この機会に,ぜひ一つお試しを。(松本隆一)
「ルーンワース1-2-3」PC-9801版 T&Eソフト 2100円(税込)
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