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「テイルズ オブ エターニア オンライン」,本日正式サービス開始 発表会では今後の予定も明らかに
■“おもてなしの心”で,TOEOのプレイヤーに接していく
プロダクションI.Gが制作したTOEOのオープニングムービーの上映で幕を開けた発表会では冒頭,4月1日(土)より発足するバンダイナムコゲームス代表取締役社長 石川祝男氏(現ナムコ代表取締役副社長)が挨拶。
1995年にスーパーファミコン向けにリリースされた「テイルズ オブ ファンタジア」以来,シリーズが11年続いていることについて,関係者やファンへの感謝の言葉を述べ,ナムコとして初めてのオンラインゲームであるTOEOについては,「どれだけお客様に喜んでいただけるか,これからが勝負」であると決意を明らかにした。
また,4月1日よりスタートするバンダイナムコゲームスとしては,バンダイの豊富なキャラクターマーチャンダイジング力とナムコのクリエイティブ力を合わせ,年間100タイトル以上を発表するとのコメントもあった。
石川氏の紹介を受けて登壇したのは,バンダイナムコゲームスの代表取締役副社長としてコンシューマ事業を統括する鵜之澤 伸氏(現バンダイ常務取締役)。同氏は,「テイルズシリーズは11年ですが,実は私の代表作『ピピン@アットマーク』が1996年3月に人知れず発売されてから,10年」と語って場内の笑いを誘いつつ,当時と比較してインターネットがポピュラーになり,世の中,そしてゲーム業界が大きく変わりつつある状況を整理。
現在はガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営しているが,2001年10月にバンダイゲームベンチャーがサービスを開始した「ポトリス」が先月あたりから単月で黒字化されたこと,2002年4月にバンダイがサービスを開始した「ガンダムネットワークオペレーション」,同じく2004年9月にスタートした「ガンダムネットワークオペレーション2」が,現在でもそれぞれ1万人と3万人程度のプレイヤー数を維持していることなどを明らかにし,「継続は力」であると強くアピール。TOEOも,ナムコの企業理念“おもてなしの心”で,プレイヤーに接していくと語った。
■近日,auの「まとめてau支払い」にも対応か
その後,バンダイナムコゲームスでコンテンツ制作本部 第7制作ユニット ユニットリーダーに就任予定の普川隆志氏(現ナムコCTカンパニー PC事業グループ グループリーダー)が,以前4GamerにUpしたプロモーションムービーを上映後,TOEOの概要を解説。代表的なシステムとして,プレイヤー間のコミュニケーションツール「フェイスチャット」や,TOEOのテーマ“絆”を象徴する「おんぶ」システムなどを紹介。
TOEOは,今までコンシューマゲーム機で,コンピュータを相手に遊んでいた人にも分かりやすく,入りやすく,遊びやすく制作したタイトルで,オンラインゲームが初めてという人でも楽しく遊べるように運営していくとの意向も明らかにされた。
ちなみに,オープンβテストでは8万2000アカウントを記録。正式サービスでの目標会員数は20万人とのこと。コンシューマ市場でのテイルズ オブシリーズの固定ファンを,どれだけ取り込んでいけるかが,目標達成のカギになることは間違いないだろう。
なお,TOEOでは,月額1500円(税込)のクレジットカード決済(VISA,MASTER,NICOS,JCB)と,30日間1500円(税込)のプリペイド決済(WebMoney,Edy,@QUO,NET CASH)に対応していることはすでにアナウンスされていたが,これらに加えて近日,auの携帯電話を利用した決済手段も導入されるようだ。詳細は不明だが,おそらくauの電話料金と,ショッピングの代金などをまとめて支払える「まとめてau支払い」が採用されるのではないかと思われる。これもまた,テイルズ オブシリーズのファンに多い,若年層にとっては魅力的な決済手段として受け入れられそうだ。
そんな伊沢さんの新曲「やまない雨はない」が,TOEOのイメージソングに決定したことを記念し,同曲と2005年4月6日に発売されたデビューミニアルバム「AIA」より「ミルクティー」「Visualize」の計3曲が,アコースティックギター,パーカッション,そしてボーカルという編成で披露された。
やまない雨はないは,この発表会で初披露された,出来上がったばかりの一曲。伊沢さんにとってテイルズ オブシリーズは,「絵のタッチが凄く繊細で温かく,物語を読んでいるような気持ちになりました」とのことで,さらに“絆”がテーマのTOEOの世界観は,この曲の世界観と共通していると語っていた。
なお,やまない雨はないは,CDとしてリリースされる時期は未定なものの,3月15日(水)に「着うた」として先行配信されるとのこと。詳しくは,伊沢さんの公式サイトをチェックしてほしい。
■キークエストの「エピソード2」など,多彩な要素を追加予定
発表会の最後には,TOEOのプロデューサーを務める佐藤嘉範氏が,ステージに登場。場内に設置されたPCで,TOEOの正式サービスで実装されたチャットルームを使った質疑応答が行われた。
佐藤氏によると,TOEO最大のセールスポイントは,操作自体にある程度のアクション性が求められる戦闘システム「O-LMB」(オンライン リニアモーション バトル システム)であるとのこと。テイルズ オブシリーズのファンは,まずはここに注目して遊んでみよう。また,原作である「テイルズ オブ エターニア」のストーリーと連動する「キークエスト」も,正式サービスでは最後まで遊べるので,挑戦してほしいそうだ。
今後のアップデート予定としては,現在実装されている世界「インフェリア」のほかに,「セレスティア」の実装も(公式サイトなどでは軽く触れられているが)あらためて明らかにされた。原作のファンにとっては,原作の主人公達に遭遇するかも? という点も含め,期待が高まるのではないだろうか。また,現在実装されているキークエストは,いわば「エピソード1」的なもので,今後は「エピソード2」に相当するようなものも,時期は未定ながら追加される模様。このほかにもPvPを含め,さまざまな要素を随時検討,実装していくとのことだ。
この質疑応答の最中には,O-LMBが体験できる試遊コーナーで,戦闘で倒した敵キャラクターの数だけ,TOEOのパッケージがプレゼントされるというゲーム大会も行われていた。4Gamerでは,ここで5本のパッケージを獲得。これは後日,読者プレゼントとして提供するので楽しみにしていてほしい。(TeT)
- 関連タイトル:
テイルズ オブ エターニア オンライン
- 関連タイトル:
テイルズ オブ エターニア オンライン (パッケージ版)
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