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「SUN」,新クラス「シャドウ」を9月16日に実装。20人対20人による攻城戦などの新要素も明らかに
前回のアップデートでメインシナリオを実装し,新規プレイヤーの誘導に成功
麦谷将人氏 |
そのため2009年7月29日に行ったアップデート「Brand-New Edition」で,メインとなるシナリオと,それにあわせたクエストを実装することで,メインシナリオを辿りながらサブクエストなどのコンテンツを楽しむ,という流れができ,より遊びやすくすることができたという。
9月16日実装予定の新クラス「シャドウ」とは
次に麦谷氏は,9月16日に実装する「シャドウ」の説明を行った。シャドウは,ガイスト帝国の特殊諜報部隊に所属していたが,解放軍へと寝返った若き暗殺者という設定だ。禍々しいイメージのとおり,相手の背後から,スタン中,ダウン中など特殊な状況下でヒットさせることで大ダメージを叩き出す暗殺系や,相手を暗闇状態にするデバフ,HPやMPの吸収,果ては敵の死体を操り味方にするなど,かなりダークなスキルがそろっている。実際の使用感については,後日掲載するレポートで報告するので楽しみにしていてほしい。
使用武器は,一撃の威力は低めだが短い間隔で攻撃できる「エッジ」と,威力と間合いに長けた「ウィップソード」の二種類。スキルの取り方や戦闘スタイルによって使い分けるのだ。また特徴的なスキルは以下のとおり。
エッジ |
ウィップソード |
・インビシブル
・ソウルコントロール
3体まで倒した敵の死体を操り使役するスキル。このスキルによって,シャドウはソロでの狩りも得意になるようだ
・ダークダスト
相手に暗闇の状態異常をかけるスキル。かかった相手の画面は完全に真っ暗となり,敵味方はもちろん,自分の状況さえわからなくなる
・ダークブレイク
自分のHPを消費し,相手を一定の確率で即死させるという“無茶”なスキル。気になる成功率は不明
シャドウだけじゃない! 9月16日に実装される追加要素
9月16日には200以上のクエスト追加と,レベルキャップの上昇,上位職の実装が予定されている。上位職へはレベル115に達し,特定のクエストをクリアすることでクラスチェンジできる。上位職になると新スキルが使用可能になると同時に,レベルキャップが130まで上昇する。
・ブレイカー
バーサーカーの上位職。範囲攻撃やスタン,ノックバックといった,多数の敵を同時に攻撃するスキルを習得する
・ソウルドラゴン
ドラゴンナイトの上位職。目から光線を出して直線状の敵を攻撃する「ドラゴンレイ」など,派手なスキルが魅力
・スピリットダンサー
ヴァルキリーの上位職。召喚獣を使役したり,呼んだ召喚獣を強化するスキルを中心に覚える
・エレメンタルマスター
エレメンタリストの上位職。味方にかかったデバフ解除とHP回復を同時に行うなど,回復系スキルのスペシャリスト
本アップデートは9月16日に実装される予定だが,9月11日から14日まで,一部のプレイヤーだけが先行して遊べる「プレミアム先行体験会」が行われる。いち早くシャドウに触れたい人は続報を楽しみにしていよう。また,アップデートを記念したキャンペーンが本日スタート。シャドウ用のレア装備がもらえるチャンスがあるので,オープンしたばかりの特設サイトを確認してほしい。
「Soul of the Ultimate Nation」アップデート特設サイト
実装間近の新コンテンツと,2009年後半〜2010年に向けての展望
説明会後半はSUNの開発元であるWebzenの鄭氏が登場し,調整/開発中の新コンテンツの説明が行われた。
・大規模PvP「攻城戦」の実装
最初に説明されたのは,大規模PvPとなる攻城戦(地域占領戦)だ。攻城戦はギルド単位で行われ,占領候補となるエリアの支配権をめぐって最大20vs20で戦うというもの。やや参加人数が少なく感じるかもしれないが,これは一部の大規模ギルドによる独占を避けるための配慮だそうで,実装後はギルド単位に限らず,個人でも気軽に参加できるコンテンツにしたいとのこと。占領中のエリアでは,各種バフ効果やアイテムドロップ率の上昇など,さまざまな恩恵が受けられる。
・PvP用の新システム「シールドシステム」
「SUN」の戦闘の特徴として,スピーディな展開があげられる。見た目は派手でカッコいいのだが,一回の戦闘があっけない,という不満も出ているという。
そこで登場するのが「シールドシステム」だ。プレイヤーキャラクターはHPとは別にシールドゲージを有し,受けたダメージはシールドへ8割,HPへ2割ほどに分散される。シールドゲージは時間と共に回復するため,連続して攻撃されない限り一瞬で倒される,ということがなくなるのだ。シールドシステムはすでに韓国版で実装済みであり,賛否両論さまざまな意見が出ているとのこと。日本には,韓国での意見を取り入れた調整後のシステムが導入される予定だ。
・舞台は雲の上や新大陸へと広がる
冒険の舞台は雲の上にも広がる予定があり,なんと「天界」を企画しているという。そこにはもちろん新たなNPCやモンスターなどが現われてシナリオが展開し,世界はどんどん広がっていく。もちろん新エリアも攻城戦の対象地域であり,GvGの開発も順次進められる。SUNプレイヤーは今後の展開を楽しみに待とう。
日本からの意見を取り入れながら世界展開を続けるSUN
鄭萬孫氏 |
鄭氏は日本人プレイヤーの意見を重要視しており,今日も北米と欧州でオープンβテストが始まるという大事な日でありながら,来日して説明会に参加した。プロデューサーという立場であれば,社に残り不測の事態に備えるのが普通だそうだが,日本への思い入れの強さから来日を決意したのだという。
SUNのローカライズは韓国でサービスされているものを,そのまま持ってきているわけではなく,ゲームオンとの意見交換を積極的に行い,日本向けに調整している。鄭氏は「日本人プレイヤーの意見はゲーム開発においてかなり参考になります。厳しい内容でも構いませんので,これからもさまざまな意見をお寄せください」と語っている。実際に日本の意見を取り入れた実例があるだけに,単なるリップサービスではないだろう。SUNをより良いものにするために,思ったことはどんどんフィードバックしてみよう。
「Soul of the Ultimate Nation」公式サイト
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