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OCZ,PCI Express接続型SSDの新モデル「RevoDrive 3 X2」を日本国内で9月までに発売と予告
RevoDrive 3 X2は,コンシューマ向けPCI Express x4接続型SSDの最上位モデルにあたり,読み出し最大1500MB/s,書き込み最大1200MB/sという転送速度が謳われている製品。SandForce製メモリコントローラ「SF-2281」を2基搭載し,カード上でRAID 0が構築されている。ラインナップは容量960GB,720GB,480GB,360GB,240GBの計5モデルだ。
さて,Preston氏はここで,RevoDrive 3 X2の480GBモデルをシステムドライブに採用したPCで転送速度を計測するデモを行ったが,例えば「CrystalDiskMark 3.0」だとシーケンシャル読み出しで1261MB/s,同書き込みで1091MB/sだった。スペックの最大値には届いていないものの,相当にインパクトのある数字なのは確かだ。
このほか,「AS SSD Benchmark」や「ATTO Disk Benchmark」のスコアも示していたので,これらは写真でお届けしたい。
デモで使用されたPCシステム。RevoDrive 3 X2がシステムドライブになっていた |
「CrystalDiskMark 3.0」を使った転送速度の計測結果 |
「ATTO Disk Benchmark」による転送速度 |
「AS SSD Benchmark」でのテスト結果 |
PCI Express接続型のSSD製品では,ほかにもRevoDrive 3 X2の下位モデルにあたるRevoDrive 3や,RevoDrive Hybridなどの製品も紹介された。なかでもRevoDrive Hybridは,「Intel Z68 Express」チップセットが備えている「Intel Smart Response Technology」のようにSSDをキャッシュとして使用する仕組みを採用しているそうだ。「両者を比較すると,書き込み速度の面でRevo Hybridのほうが有利だ」とPreston氏は述べている。
PCI Express接続型のSSDラインナップ |
RevoDrive Hybrid。カード上に2.5インチHDDを搭載している |
なお,Preston氏によれば,これらRevoDrive 3シリーズ3製品は,9月までに国内市場に投入される予定とのこと。残念ながら想定売価は未定だが,転送速度1GB/s超えSSDなど,次世代ラインナップの登場に期待して待ちたいところだ。
MLCメモリチップ搭載SSDを拡充していく
OCZ Technologyの公式Webサイト(英語)
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