XG Station
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2007年4月3日の記事でお伝えした「XG Station」を憶えているだろうか?
詳細は上のリンク先を参照してほしいが,簡単に説明すると,グラフィックスカードが差してある,ExpressCard接続の外付けPCI Expressボックスである。これをノートPCに差すと,ノートPCの外付けグラフィックスカードとして利用できるというわけだ。
もっとも,先に試したときには,ドライバ周りの問題があったようで,正常に動作しなかった。その後どうなったかと思っていたところで,COMPUTEX TAIPEI 2007のASUSTeKブースでは,同社製ノートPCにつながった状態で
問題なく動作しており,「3DMark06」のデモがループ実行されていた。
左:動作しているため,インジケータもこのとおり。リアルタイムでフレームレートを表示していた
右:3DMark06デモの様子
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さて,
[COMPUTEX 2007#09]の記事で紹介した,サウンドカード「Xonar」のプロダクトマネージャーであるSean Lai氏。実は氏がXG Stationのプロダクトマネージャーでもあるということで,Xonarの件が落ち着いてから話を切り出してみると,「ノートPC側のグラフィックスドライバと,XG Stationのそれがバッティングする問題は解消した。そうでなければここでデモ展示してないよ(笑)」という答えが返ってきた。「すべてのExpressCardスロット搭載PCで試したわけではないから,保証はできない」と断ったうえで続けたLai氏によると,少なくともWindows XP環境では「理論的には動作する」レベルに達しているとのことだった。
では,発売が近いのかというと,氏の回答からも推測できるとおり,Windows Vistaでうまく動いていない模様。この問題の解決にはまだ時間が必要とは氏の弁だが,出荷までにはまだ時間がかかりそうな気配である。
期待していた人には残念なお知らせとなってしまったが,
完成に向けて着実に歩みを進めてはいるようなので,続報に期待したい。
■MSIが“MSI版XG Station”を計画中
Luxium。ノートPCとはExpressCard x1経由で接続される
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さて,ASUSTeKとは別に,MSIもノートPC用の外付けグラフィックスカードを用意していることが明らかになった。その名も
「Luxium」(ルーズィアム。ラテン語で光の意とのこと)。まだ完成度は50%とのことで,発売予定時期や価格は未定となっており,さらにいえば,MSIが会場近くに構えているスイートルームにあったものは限りなくモックアップに近いものだったが,代わりに3Dイメージをもらえたので,以下のとおり画像とともに紹介しよう。開発が順調に進めば,市場でXG Stationと真っ向から戦うことになりそうだ。(佐々山薫郁)
XG Stationと同様に,2スロット仕様のグラフィックスカードをサポートするLuxium。カードを内蔵した状態で販売するかどうかは未定だが,互換性を考えると,カード内蔵で販売したいとのことだった。グラフィックス機能以外には(XG Stationと同じく)サウンド出力もサポートするが,右下のイメージ画像を見る限り,それ以外にもUSBなど,さまざまな出力を可能にするつもりのようだ
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