2004/07/16 17:00 |
エレクトロニック・アーツは,同社が運営を行うMMORPG「ウルティマ オンライン」(以下,UO)の次期拡張版のタイトルを「ウルティマ オンライン 武刀の天地」(原題 : Ultima Online : Samurai Empire)と発表した。 UOは,MMORPG黎明期(1997年7月)に登場したにも関わらず,ウルティマシリーズの世界観を継承しつつRPGの醍醐味を踏襲したような膨大なアイテム,ハウジングシステムなどで,サービス7年めに突入した現在でも人気を博しているMMORPG。いままでに定期的に拡張版がリリースされ,新大陸や新職業,新アイテム,新ミニゲームなどが追加され,こと日本においては,プレイヤーの心をがっちりとつかんでいる。
その次期拡張版では,原題(Samurai Empire)が示しているように日本(+アジア圏)のテイストを盛り込んだエリアで冒険が楽しめるほか,サムライ,ニンジャといった新職業も追加される。もちろんモンスターや新ダンジョンでも日本風のデザインのものが登場するので,いままでとはちょっと異なる雰囲気でプレイできそうだ。 サムライは,ライトニングストライク,カウンターアタック,オナラブルエクセキューションなどの特殊スキルを習得でき,一方のニンジャは,バックスタッブ,ミラーイメージ(分身の術),デスストライク(急所突き)などのニンジャらしい(?)攻撃スキルが追加されるとのことだ。 ハウジングエリアの追加が気になるところだが,可能性は少ない模様。ハウジングの新たな景観(道場や日本風の城)を作り出すカスタマイズ用の素材や装飾品は追加されるので,ハウスを所有している人にとってはうれしい要素だろう。また,武器(野太刀や脇差し),防具(鎧),衣類(着物)なども日本風のものが追加される予定だ。
いまやUOプレイヤーの40%以上が日本プレイヤーが占めているとのことで,先日「こちら」で報じた"新マップの都市名の募集"(公式サイトで7月20日12時まで受付中)も,そのプレイヤーバランスを大きく意識したものとなっているようだ。UOライブ開発チームのプロデューサーアンソニー・カストロ氏は,「中世ヨーロッパスタイルのファンタジーワールドと,日本ベースの文化の融合に腐心しています」と,二つの異なる文化を融合させる難しさをコメントしている。
「ウルティマ オンライン 武刀の天地」の発売は2004年11月が予定され,価格は未定。当サイトでも新しい情報を得られ次第掲載していくので,お楽しみに。(Seal)
→「ウルティマ オンライン」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」 →プロデューサーのアンソニー・カストロ氏へインタビュー記事は,「こちら」
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