YNK JAPANとKESPI，「Dragon Raja」日本語版を今夏ついに開始！

　YNK JAPANとKESPIは本日6月23日，MMORPG「Dragon Raja」（ドラゴン・ラージャ）日本語版のサービスを今夏開始すると正式に発表した。

　YNK JAPANは，韓国のALEA インタラクティブ社と契約を交わし，2005年夏から，MMORPG「Dragon Raja」の日本語版展開をスタートする（直接的な運営はKESPIが行う）。
　7月下旬には「スタートダッシュ！　ドラゴン・ラージャ」と銘打ったキャンペーンを行うようで，この期間内から本作をプレイした人は，正式サービス開始後も，キャラクターデータがワイプされることはないという。

　Dragon Rajaは，国家間戦争での勝利を主目的としたファンタジーMMORPGで，韓国，台湾，香港，中国，タイ，マレーシアで運営された実績がある。かつての日本での展開は，以前「こちら」でお伝えしたように一度終了してしまったのだが，YNK JAPANとKESPIにより，日本での正式サービスが決定したのである。
　画面写真を見ても分かるように，やや古いゲームのためグラフィックスは地味だが，対人戦を核とした戦闘システムや，やり込み度満点のキャラクター育成システムなどは評価が高く，現在でもわざわざマレーシアサーバーでプレイしようとするファンもいるほどである。

　なお日本版サーバーは，同時接続者数1万5000人にも耐えうるものが用意され，クライアントのバージョンは，最新版であるVersion1.4でのスタートとなる。
　かつての急な日本展開終了によって，悔しい思いをしたDragon Rajaファンも，もう少しの辛抱で，再び戦場に立てるようになる。今後も積極的に情報を追い求めていくので，続報をお楽しみに。
　豪奢なグラフィックスに慣れ親しんだゲーマー達をどれだけ引きつけられるかは分からないが，本作は明らかに"内容で勝負する"MMORPG。Dragon Raja未体験の人は，グラフィックスのみを見て最終評価を下すのではなく，とりあえずは7月下旬に開始されるというβテストを体験してみてほしい。あるいは本作が，あなたの理想に近いMMORPGかもしれないのだから。（大路政志）