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[Gamescom]自由度が高いとはこういうことだ! EA,「Dragon Age: Origins」のゲーム世界を説明するセッションを開催
発売まで2か月余り。すでに多くの情報が公開され,4Gamerでも機会あるごとに記事にしてきたので,ゲームの内容をよくご存じの読者も多いはず。
今回のセッションは,比較的具体的な例を挙げてゲームの特徴を紹介するという内容だった。簡単に言ってそれは,「いかに本作が高い自由度を持っているか」というものだ。
主人公のパーティは苦労の末,何世紀も見捨てられていた古代の寺院にやってくる。ここには骨壺に納まった神聖な王の灰があり,それは人々を病気から救うといった強力な力を持っているのだ。パーティメンバーの一人,Leliana(バード役)の夫であるArl Eamonは,悪の勢力に対抗するRedcliffeの信頼すべき王だが,彼は今,死の病に苦しんでいる。Lelianaは彼を救うためにここへやってきたのだ。
寺院に入るには秘密の鍵が必要だが,それはBrother Genitiviが知っており,かくして主人公は骨壺の前に立つ。
だがここで,「壺と灰を破壊する」という決断も可能なのだ。Darkspawnの軍勢がこの寺院を襲撃するという情報があり,もし彼らが自分達の軍を強化するために灰を使ったら,何千人もの犠牲が出る可能性がある。Eamonが灰によって病気から復活したのち,以前のような優れた人物であり続ける保証もない。
主人公はLelianaの首を切り落とし(きつめのゴア表現も本作の特徴),Wynneを倒すと,さらに彼らをここまで案内してきたBrother Genitiviの頭にナイフを突き立てるのである。「たくさんの人々の命を助けるため,三人を殺す」という決断が正しいのか?
ちなみに,骨壺を破壊しなかった場合のゲームの流れも見せてもらえたが,その場合は……と,あんまり話すとちょっと興ざめになってしまう可能性もあるので,それはぜひプレイして確かめてほしいと無難にまとめよう。いやあ,ドラゴンがねえ。
ゲームにはこうした小さな選択がいくつも用意されており,そうした選択を絶え間なく積み重ねていくことで自分だけの物語が展開していくというわけだ。
メインミッションだけをプレイしても,クリアには約20時間。サブミッションまで含めるとどうなるか分からないほどというのに,それがキャラクター6人それぞれに用意されているのだから,スクリプトの量は信じられないほど膨大とのこと。デバッグだってかなり大変だろうと思うが,「物語」に対する強いこだわりを見せるBiowareらしいRPGだといえるだろう。
最後にGamescomの開催に併せて公開されたムービーを掲載する。ダークでシリアスなゲームの雰囲気を確認してほしい。
- 関連タイトル:
Dragon Age: Origins
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