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GNGWC 2007決勝戦現地レポート:日本は「NAVYFIELD NEO」で韓国と共に優勝,「SiLKROAD ONLINE」「WarRock」は3位に
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印刷2007/12/03 16:48

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GNGWC 2007決勝戦現地レポート:日本は「NAVYFIELD NEO」で韓国と共に優勝,「SiLKROAD ONLINE」「WarRock」は3位に

画像集#001のサムネイル/GNGWC 2007決勝戦現地レポート:日本は「NAVYFIELD NEO」で韓国と共に優勝,「SiLKROAD ONLINE」「WarRock」は3位に
 12月1日,韓国ソウルにあるCOEXの太平洋ホールで,Game and Game World Championship 2007(以下,GNGWC 2007)の決勝戦が開催された。

 韓国ソフトウェア振興院(KIPA)が主催するGNGWC 2007は,韓国/アメリカ/ヨーロッパ/東南アジア/日本といった5地域を対象にした,世界規模のオンラインゲーム大会である。11月17日に行われた日本国内決勝戦で選ばれた代表選手達は,本大会の競技種目である全6タイトルのうち,「ショットオンライン -プロフェッショナル-」「SiLKROAD ONLINE」「ルニア戦記」「NAVYFIELD NEO」「WarRock」の5種目に出場した。

 2006年に続いて2回めの開催となるGNGWC 2007には,各国の代表決定戦を勝ち抜いた総勢90人のプレイヤー達が参加。世界一の座と賞金総額5万4000ドル(約600万円)を巡って激しい闘いが繰り広げられた。

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 今回の大会では,GNGWC公式サイトと韓国の有名な動画ポータルサイトであるMgoonを通じて,決勝戦の実況中継がインターネットで生中継されたので,大会の模様を確認済みの人もいるかもしれないが,タイトルごとにその結果をお伝えしよう。

画像集#007のサムネイル/GNGWC 2007決勝戦現地レポート:日本は「NAVYFIELD NEO」で韓国と共に優勝,「SiLKROAD ONLINE」「WarRock」は3位に
 大会中,日本代表で最も良い成績は収めたのはNAVYFIELD NEOで,見事優勝を果たした……のだが,イベントの都合によって韓国との同時優勝という形になってしまったのが残念なところ。
 会場では,日本/韓国/アメリカ各国の代表決定戦で1位/2位となったチームがトーナメント戦で戦い,決勝戦には韓国1位チームの“ND連合”と,日本2位チームの“OS2”が勝ち残った。


OS2のリーダーSatukico選手
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 OS2は,会場にいたのはメンバー中二人のみ,残りのメンバーは日本からゲームに接続していたのだが,決勝戦が始まってしばらくしたところでネットワークが切断されるという不慮の事態で対戦が中断されてしまった。GNGWC 2007は,SOFT EXPO 2007会場の一部スペースを使っていたのだが,SOFT EXPO 2007が閉幕して会場の撤去作業に入ったとき,誤ってGNGWC 2007のメインステージのネットワークまで切断してしまったのが原因とのこと。ネットワーク再接続に1時間以上かかるという判断から,結局ND連合,OS2の同時優勝という形になった。ゲームの実力ではなく,外部環境が理由で優勝チームが決まったというのは,非常に残念なところだ。

 競技終了後,OS2クランのリーダーであるSatukico選手は,「クランメンバーのうち10人が日本からオンライン接続するという悪条件でしたが,事前に綿密な戦略を練っておいたので,試合を最後まで続けていれば勝てたかもしれません。非常に残念ではありますが,GNGWC 2007を通じて,世界のプレイヤー達と親しくなる機会を持てて嬉しいです」とコメントした。

 SiLKROAD ONLINEでは,韓国/台湾/日本代表の各チームが二人一組となり,トーナメント方式で対戦した。
 2006年の大会で決選に進出できなかった韓国チームは,1年間にわたって準備してきたとのことで,その成果が出たのか,圧倒的なスコアで台湾チームと日本チームを押しのけ,優勝を飾った。
 3位となった日本代表の竹中選手と成瀬選手は,韓国チームとの試合が終わったあと,「今回の大会のために特別な練習はしていませんでした。やはり韓国のプレイヤーは非常にPKが上手いと思います。次回,出場できる機会がまた持てたなら,練習して再度対戦してみたいです」と話していた。

写真左:SiLKROAD ONLINEで3位になった日本代表チームの竹中選手(左)と成瀬選手(右)
画像集#009のサムネイル/GNGWC 2007決勝戦現地レポート:日本は「NAVYFIELD NEO」で韓国と共に優勝,「SiLKROAD ONLINE」「WarRock」は3位に 画像集#010のサムネイル/GNGWC 2007決勝戦現地レポート:日本は「NAVYFIELD NEO」で韓国と共に優勝,「SiLKROAD ONLINE」「WarRock」は3位に

優勝したアメリカ代表チーム
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 WarRockでは,日本/韓国/アメリカ/ポーランド/フィリピン各国代表が,5人対5人のチーム戦で試合を行った。日本代表チームは準決勝でアメリカ代表と対戦したものの,惜しくも敗退してしまった。決勝戦はアメリカ代表チームとポーランド代表チームの対戦となったが,非常に水準の高い試合で,観客から拍手が上がるほどだった。なお,日本チームはWarRockで3位という成績を収めた。


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前日,ホテル近くのPC BANGで夜遅くまで練習をしたWarRockの日本代表チーム
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アメリカと日本の準決勝の模様。 日本は3対1で惜敗
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練習中のアメリカ代表チームから1カット
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ユニフォームまで準備していたフィリピン代表チーム

もーぐ氏(中央)と今回日本代表で出場した彼の友人達
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 ショットオンライン-プロフェッショナルでは,日本/韓国/アメリカ/ヨーロッパの地域から15人の選手が出場。1対1のトーナメント戦を行った結果,韓国の選手が1〜3位を独占するという結果になった。
 ちなみに会場では,2006年のGNGWCで同種目の優勝者だったもーぐ氏という懐かしい顔を見つけた(関連記事)。同氏は現在中国に留学中で,ショットオンラインをプレイできないため大会には不参加。今回は日本代表で出場している友人を応援するためにプライベートで韓国に来たとのこと。

 GNGWC 2007を主催した韓国ソフトウェア振興院(KIPA)のコンテンツマーケティングチームのチーム長であるKim Il Gon氏は,「本大会は今回で2回めの開催ということもあり,不足した面が多いことは事実です。しかし,世界各国からの評判も高まっていることもあり,2008年にはオンラインゲームの種目ももっと増やしていきたいと思います。GNGWCのこれからにご期待ください」とコメントした。

 GNGWCは,韓国産オンラインゲームの海外進出のために,政府団体の情報通信部傘下のKIPAを通じて2004年から推進されてきたGlobal Service Platform事業のマーケティング政策の一環として実現したもので,本格的に動き出したのは2006年のことである。

 KIPAが主催するGNGWCは,一般的なオンラインゲーム大会とは異なり,韓国でのIT振興にふさわしく韓国産かつe-Sportsの種目として手が着いていないゲームが優先されており,意図的な差別化がなされている。
 そのせいもあってか,GNGWCは韓国のオンラインゲーム会社から絶大な支持を受けている。韓国国内市場での激しい競争を勝ち抜き,海外市場でのパートナーを探せるという側面で非常に意味があるようだ。
 本イベントはまだ2回めの開催と歴史が浅いため,運営においていたらない面も見受けられたが,オンラインゲーム市場の活性化において重要な役割を担うイベントになる可能性は高い。今後,オンラインゲームの登竜門的な地位を確立すべく,健全な発展を望みたいところだ。

写真左:ルニア戦記のアメリカ代表として出場したLarry選手(左)は14歳で,今回の大会の最年少選手
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    ShotOnline

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    SiLKROAD Revolution

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