パッケージ
ミストIV:リヴェレーション 日本語版公式サイトへ
読者の評価
95
投稿数:1
レビューを投稿する
海外での評価
82
Powered by metacritic
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
livedoor Games発表会 「ミストIV」&「ミスト ウル」を販売
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2005/01/18 21:09

ニュース

livedoor Games発表会 「ミストIV」&「ミスト ウル」を販売

 本日1月18日,東京は港区六本木ヒルズにあるライブドアで,アドベンチャーゲームの代名詞ともいえる「MYST」のシリーズ作品,「ミスト ウル:コンプリート クロニクル 完全日本語版」(以下,ミスト ウル), および「ミストIV:リベレーション 完全日本語版」(以下,ミストIV)の発表会が開催された。
 この発表会の主催者は,ライブドアのゲーム部門であり,現在ゲームポータルとして「こちら」のWebサイトを運営中のlivedoor Games。業界の事情に多少詳しい人ならご存知のとおり,発表されたミストの両作品は,ゲームパブリッシャであるメディアクエストが発売元。つまりライブドアは今後,パッケージ流通の部分でメディアクエストとパートナーシップを結ぶことになる。今回の発表会は,そのお披露目という意味を含んだものだ。

■livedoor Gamesは,コンテンツ配信&パッケージ販売の2軸で参入
 発表会のパネリストは,ホリエモンことライブドアの堀江氏(代表取締役),同じくライブドアの加藤氏(ソフトウェア事業部),キッズステーション(メディアクエスト)の古谷氏,そして本日の発表作品であるミストIVで,登場人物"イーシャ"の日本語吹き替えを担当した花村怜美さんというメンバー。大々的にPCパッケージ流通の告知を行う場のためか,Ubisoft(ミストの海外パブリッシャ)関係者も顔を見せているなど,なかなか豪華な顔ぶれだ。

 発表会に若干遅れた堀江氏に代わり,まず始めに挨拶をしたのはライブドアの加藤氏。
 加藤氏は,livedoor Gamesのゲーム事業が,"コンテンツ配信""パッケージ販売"の2軸で進めていくことを説明した。前述したように,livedoor Gamesは現在,Webポータルとしてブラウザで遊べる麻雀や大富豪といった古典的なゲームを公開している。今後も,カードゲームなどの5〜6人でプレイできるミニゲームを中心に,コンテンツを増量したいという考えらしい。
 さらにそのコンテンツ部分も,"Web"と"ストリーミング"という2系統に分けて考えているとしており,将来的にはビデオオンデマンドのシステムを利用して,ゲームを配信したもするとのことだ。

 加藤氏は,今回のメディアクエストとの提携,そしてミストの提供について「思いがけないビッグタイトル」とライブドアとしての感想を述べたうえで,プロモーション方法に工夫は必要だろうとしながらも,ミスト ウルを3万本,ミストIVを5万本売り上げたいとコメント。
 現状のPCパッケージゲーム市場を考えるとなかなか強気なコメントとも取れるが,その後,遅れて到着した堀江氏は,「MMOばかりに気をとられがちだが,MYSTのように知名度のあるゲームを確実に販売していけば,シングルプレイゲーム(パッケージゲーム)にもチャンスはある」とコメントした。未知数だが,このタイミングでパッケージゲーム流通に参入する根拠はあるというところだ。"MMO"という単語がサラッと口に出てくるあたりに,同社でも調査/検証などをキチン行っているという安心感がある。



■ミスト ウル&ミストIV
 その後は,古谷氏によってミスト4,ミスト ウルの紹介と,デモンストレーションが行われた。
 簡単に説明するとミスト:ウルは,世界的な名作「MYST」の世界観を受け継いだ3人称視点のアドベンチャーゲーム。かつては「MYST」のオンライン版として開発されていたこともあったが,紆余曲折を経てオフラインパッケージの形に落ち着き,2003年秋に欧米で発売されている。以前「こちら」でもお伝えした通り,"コンプリート クロニクル"は,本体である「Uru:Ages Beyond Myst」に,拡張パック「Uru:To DNI」「Uru:The Path of the Shell」を加えた完全収録版。Uruシリーズは,景観のいくつもの異なるAge(世界)をまたいで旅をするのが特徴で,拡張パックのセット製品であるコンプリートクロニクルでは,合計16のAgeを行き来できることになる。しかもすべて日本語化済みだ。"レベルの概念なし" "戦闘なし" "謎解きがメイン"というMYSTの特徴を保った,"もう一つのMYST"という外伝的な位置づけのタイトルである。

「ミスト ウル:コンプリート クロニクル 完全日本語版」
発売日:2005年2月25日(Windows版 / Macintosh版)
価格:9429円(税込)
動作環境(Windows版):Windows Me/2000/XP
 →公式ページは「こちら」
 →紹介ページは「こちら」

Copyright (C)2003-2004 Cyan Worlds, Inc. Published by Ubisoft Entertainment, S.A. All rights reserved. Ubisoft, ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Uru (TM), D'ni (TM), Cyan(R), and Myst(R) are trademarks of Cyan, Inc. and Cyan Worlds, Inc. under license to Ubisoft Entertainment. (C) 2003 Creative Technology Ltd. All rights reserved. Sound Blaster, Audigy and EAX are registered trademarks and the Sound Blaster logo, Advanced HD, the EAX ADVANCED HD logo are trademarks of Creative Technology Ltd. in the United States and/or other countries. All brands or product names listed are trademarks or registered trademarks and are property of their respective holders. NVIDIA, the NVIDIA logo, and the Way it's Meant to be Played Logo are registered trademarks or trademarks of NVIDIA Corporation in the United States and/or other countries. Uses Bink Video. Copyright (C)1997-2004 by RAD Game Tools, Inc. Software platform logo TM and (C) IEMA 2003.


 一方,ミストIVは,MYSTシリーズの正統な続編だ。舞台は,前作「ミストIII:エグザイル」の10年後。アトラス/キャサリン夫婦とその息子,娘達が主な登場人物で,今回は娘の一人イーシャが失踪したという設定で物語が始まる。アクナーとシーラス兄弟も再登場するので,初代ミストのプレイヤーなら懐かさも感じられるだろう。欧米では2004年9月28日発売と比較的新しめであり,ファンからも日本語化の要望が高かったタイトルだ。
 ちなみに,ミストIVはすでに英語の体験版がリリースされている。気になる人は「こちら」から,360度パノラマの視点,少し古典的ではあるが,スムースなプリレンダムービー挿入技術などをチェックしてみるといいだろう。

「ミスト IV:リベレーション 完全日本語版」
発売日:2005年3月25日(Windows版 / Macintosh版)
価格:10290円(税込)
動作環境(Windows版):Windows Me/2000/XP,PentiumIII/700MHz(Pentium4以上推奨),メモリ 256MB以上,空きHDD容量 3.5GB以上,VRAM 32MB以上,DirectX 9.0以降
動作環境(Macintosh版):MacOS X 10.2/10.3,G4/667MHz以上,メモリ 128MB以上,空きHDD容量 3.5GB以上,VRAM 32MB以上,QuickTime Version 5以降
 →公式ページは「こちら」
 →紹介ページは「こちら」

(C) 2004 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Ubisoft, ubi.com and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or
other countries. D'ni (TM), Cyan(R), and Myst(R) are trademarks of Cyan, Inc. and Cyan Worlds, Inc. under license to Ubisoft Entertainment. Software
platform logo TM and (C) IEMA 2003. QuickTime and the QuickTime logo are trademarks used under license. The QuickTime logo is registered in the U.S.
and other countries. Uses Bink Video. (C)1997-2004 by RAD Game Tools, Inc. Mac and the Mac logo are trademarks of Apple Computer, Inc., registered in
the U.S. and other countries. Made in the U.S.A.




 なお発表会の対象タイトルではないが,以下の3タイトルについても,メディアクエスト/ライブドア(発売/販売)という形でのリリースとなることが発表されている。

■セイクリッド プラス 日本語版
発売日:2005年2月25日
価格:8379円(税込)
動作環境:Windows 98SE/Me/2000/XP
 →紹介ページは「こちら」

■アイスウインド デイルII 日本語版
発売日:2005年3月11日
価格:9429円(税込)
動作環境:Windows 98/Me/2000/XP
 →紹介ページは「こちら」

■メン オブ ヴァラー日本語版
発売日:発売日:2005年3月25日
価格:8379円(税込)
動作環境:Windows Me/2000/XP
 →公式サイトは「こちら」
 →紹介ページは「こちら」

 今回の発表会には,イーシャの日本語吹き替えを担当した花村さん(映画「バトルロワイアル」の16番/中川有香役!)もゲストとして迎えられていたため,吹き替えの苦労話などを交えつつ,デモンストレーションが行われた。
 しかし最も面白かったのは,発表会の最後に行われた質疑応答だ。大方のイベントであまり手の挙がらない場面だが,最初に手を挙げたプレスが開口一番「今後,メディアクエストのタイトルはすべてlivedoorが流通を?」と,核心を突く(?)発言。これには加藤氏,古谷氏共に苦笑い(堀江氏は会の途中で退席。その場にいて,爆弾発言や面白い(?)コメントが聞きたかった)。古谷氏も,さすがに「そうです」とは言い切れない場面ではあるが,今後もこの提携が継続する可能性は高いだろう。

 livedoor Gamesという新たな流通業者が参入することにより,業界は少なからず活性化するはず。PCゲームの安定供給を考えると,エンドユーザーにとっても嬉しいニュースのはずだ。
 「そんなことはどうでもいいからMYSTを!」というファンは,音声/字幕での完全日本語版「MYST」発売まで,あと少しの辛抱を。(Gueed)


  • 関連タイトル:

    ミストIV:リヴェレーション 日本語版

  • 関連タイトル:

    セイクリッド プラス 日本語版

  • 関連タイトル:

    メン オブ ヴァラー 日本語版

  • 関連タイトル:

    ミスト ウル:コンプリート クロニクル 日本語版

  • 関連タイトル:

    アイスウインド デイルII 日本語版

  • この記事のURL:
AD(最終更新日:2022/12/18)
Best Selection ミストIV:リベレーション
Software
発売日:2006/11/10
価格:
amazonで買う
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月24日〜11月25日