ターゲッティングシステムなどが新登場，「Dungeons ＆ Dragons Online」次期アップデート“Module 9”の内容が明らかに

　「Dungeons & Dragons Online: Stormreach」の次期アップデート，“Module 9”の内容の一部が，海外公式サイトにおいて公開された。


　“A Letter to Players from Senior Producer Kate Paiz”という，ゲームのシニアプロデューサーKate Paiz氏がファンに宛てたコメントの中で，DDOが3周年を迎えられたことへのお礼と共に，Module 9でのゲームアップデートの一部が紹介されている。

　それによれば，ファンからの要望が多かった，同一アカウントのキャラクターで，共有のバンクスロットが持てるようになるという改良点が第一に挙げられている。Module 9が導入されると，バンクに新たなタブができ，そこに入れたアイテムは同一アカウントのキャラクターであれば自由に出し入れが可能となるというものだ。
　もちろん特定のキャラクターにバインドされているアイテムや，レイド専用のアイテムなどは共有不可で，サーバーが違うキャラクター同士の共有も不可能となっている。

　また，チャットチャンネルに関する変更も行われる。マーケットのような，パブリックエリア・インスタンスでのチャットがゼネラルタブ（General Tab）に統合され，代わりにアドバイスとトレードのチャンネルが新設される。これにより，インスタンスのダンジョンに入ってもゼネラルタブでのチャットが可能となる。
　もちろん，これらはオプションメニューからカスタマイズできるようになっており，ダンジョンに入ったら外の会話は見たくないという人は設定で変更できるようになっているということだ。


　このほか，戦闘に関する変更も発表されている。

　まず，ターゲッティング・システムに関する変更として，モンスターやNPC，レバー，ドアなどに近づくだけでターゲットが表示されるようになるという点が挙げられている。
　ターゲットできるオブジェクトに近づくと，ソフトターゲットとしてリングが表示される。そこにはターゲットされているオブジェクトの名称と，モンスターの場合はヒットポイントが表示される。攻撃する場合は，このソフトターゲットの状態からタブキーを押すか，またはクリックして，対象をハードターゲットへと変更して戦うことになる。この新しいターゲッティング・システムが気に入らなければ，設定でオフにして以前と同様のシステムへと戻すことも可能だ。
　また，戦闘時の表示に関する変更としては，ヒットポイントが敵の頭上にフロート表示されるのに加え，バフやデバフの状態，受けたダメージや与えたダメージの数値，ヒールの数値なども頭上に表示される。
　そして，プレイヤーが与えたダメージの属性が，敵に対してどの程度の効果を持っているかが色分けされて表示されるようになるため，炎系の攻撃に強いなどという敵の性質が分かりやすくなる。このフロート表示も設定によりON/OFFできるので，自分の好みによって選択可能だ。

　そのほかにもバランス修正などが含まれたリストが公開されており，かなり多くの変更，修正などが加えられる予定となっているので，DDOプレイヤーは目を通しておいたほうが良いだろう。