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【PR】「グラナド・エスパダ」が大きくアクティブプレイヤー数を伸ばしたワケ。イマドキのライフスタイルに合わせた“新しいMMORPG”の姿とは
ハンビットユビキタスエンターテインメント(HUE)は,現在サービス中のMMORPG「グラナド・エスパダ」(以下,GE)にて,2014年7月21日に8周年記念スペシャルアップデート,そして23日にはソロ&短時間化の強化アップデートを実施した。
すでに紹介しているとおり,今後7月から8月にわたって,アルモニア第2弾アップデートなどのさまざまな新コンテンツを実装する予定となっているが,ゲーム全体のシステムに関わる点で注目なのが,5月アップデートに引き続いて,ソロプレイの追求およびプレイの短時間化に焦点を当てたバランス調整がなされることだろう。本稿では,昨年12月には「強制課金の終了」を発表して注目を集めたGEが,今なぜソロ&短時間化を追求するのか,その意図と具体的な施策を紹介してみたい。
新規プレイヤーの獲得と休眠プレイヤーの復帰を促した「ソロ&短時間化」施策
今回のアップデートにおけるソロ&短時間化のさらなる追求は,5月に行った同趣旨のリニューアルが好調だったことを受けてのものとなる。
一般的に,MMORPGはパーティプレイなど多人数で遊べることが最大の特徴である。そして,長期間継続してプレイしてもらえるように,コンテンツをゆっくり消化させる方向で設計されるのが普通であろう。
MMORPGで「ソロ」プレイだけでも継続できる選択肢を示し,プレイ時間を短くするような運営方針は,その前提を根底から覆すものである。
「昔は,ただひたすら毎日同じモンスターを繰り返し何体も倒すとか,経験値バーを5%伸ばすために朝5時までプレイして,2時間寝てから出社するなんてことは,割と普通だったんですけどね。実際,私も当時それが楽しかったんです。しかし,今はもう,ただ同じモンスターを倒すとか,選択肢が1つのインスタンスミッションしかないというのでは,数日で飽きてしまいます」(5月に行ったインタビューより中尾圭吾プロデューサーの発言)
その結果はどうなったのか。
HUEの発表によれば,リニューアル前と比較して,アクティブプレイヤー数は2倍以上になったという。
また,リニューアル後に増加した新規プレイヤーおよび休眠から復帰したプレイヤーは,党(ギルド)に所属しないソロプレイヤーが中心となっているとのことだ。
そして,平均プレイ時間は少々長くなった──と表現すると,短時間化という狙いとは矛盾するようだが,通常プレイのついでに短時間ミッションもやっておこうか……といったプレイヤーが増えて,平均するとこのような結果になってしまったようだ。
新規プレイヤーや休眠プレイヤーに限定したデータも取られており,それによると,ちゃんと短時間化の傾向は出ているとのこと。
ここで,5月のリニューアルで実施された,ソロ&短時間化施策がどういうものだったのかを振り返っておこう。まず,そのコンセプトは「ソロで遊べるMMORPG」「短時間で遊べるMMORPG」という2本立てだ。
「ソロで遊べるMMORPG」は,プレイヤーが一人でもゲームを完全に進行できるよう再設計するという意味である。前述のように,もともとMMORPGは多人数プレイを前提としているため,進行上,パーティプレイが必須となるポイントを設けるのが一般的であるが,GEではあえてパーティでなくても挑戦できるような選択肢を設けている。
●「ソロで遊べるMMORPG」に基づくリニューアルポイント
・すべてのシナリオをソロで進められる
多人数プレイが必須となるポイントにソロ向けの調整が加えられ,ソロでも進められるようになった。
・ソロプレイでのキャラクター育成が容易になった
メインストーリー進行時の報酬が大幅に改善され,ゲーム内通貨が豊富に手に入るようになったので,ほかのプレイヤーから装備やアイテムを買いやすくなり,効率的なプレイができるようになった。
・ソロ専用ミッションが多数用意された
ソロでしかチャレンジできないソロ専用のミッションが新しく実装された。
・ソロ専用ダンジョン「インフィニット チャレンジ」を実装
プレイするごとにダンジョンの構造と出現するボスが異なる,ラウンド制ダンジョンが登場。制限時間内にボスを倒して出口に到達すれば,次に進めるというルールで,かつラウンド数は理論上無限となっているため,プレイヤーの実力を試せるチャレンジコンテンツとなっている。無論,ラウンドが進むほど優れた報酬を得られる。
・ゲーム内の最強装備がソロでも入手可能になった
フィールドプレイやミッションプレイを通じて,これまでパーティプレイ必須だった最強装備が,ソロプレイでも手に入るようになった。ただし,手に入るミッションを攻略するには相当な力が必要になるようだ。
・個人単位で遊べるようにPvPを調整
ソロプレイヤーでも楽しめるようにPvPコンテンツが調整された(GEの特徴でもある3キャラ同時操作の習熟は必須なので注意)。さらに報酬として,ソロでもレアリティの高いアイテムを入手できるようになった。
ソロ向けPvPの入口。「参加する」ボタンを押せば,いざ戦闘開始だ |
プレイヤー同士の真剣勝負。勝利の先には豪華な報酬が待っている |
報酬には豪華なラインナップが並ぶ |
一方,「短時間で遊べるMMORPG」というコンセプトは,1日1時間のプレイでもゲームを楽しめるようにするという意味だ。これに基づき,プレイヤーの生活シーンをシビアに想定し,いたずらにプレイ時間を長くしている部分を調整することで,短時間化を実現している。
また,そうした1日1時間のプレイ以外にも,GEでは放置狩りによるプレイヤーキャラクターの育成ができる。この放置狩りが,各種の数値を設定するだけの,よくあるオートシステムではなく,味方の配置や敵の特性などを考慮しないと失敗するという,ある意味でパズル的な要素を持った一つの遊びとして成立しているところも大きなポイントである。
狩りにはフォーメーションも重要だ |
キャラクターの組み合わせや配置場所を誤ると,全滅してしまうことも |
●「短時間で遊べるMMORPG」に基づくリニューアルポイント
・装備品を鍛える時間を大幅に短縮
課金アイテムとして用意されていた強化用素材が,ゲームプレイを通じてすべて無料で手に入るようになった。また,素材の要求数やドロップ率の見直しにより,強化素材を揃える作業が軽減され,毎日のように装備強化を試せるようになった。
・フィールドで装備品を次々に入手できる
新規・復帰プレイヤー向けの調整として,敵からのドロップアイテムが見直され,ハック&スラッシュタイトルのように,さまざまなオプション効果を持つ装備品を入手できるようになった。より強い装備を手に入れると見た目も変わるため,プレイ体験の向上につながっている(従来はキャラクターに合わせて成長する便利なクレセメント装備が用意されていたが,能力は上がっても見た目は同じだった)。
・ミッション報酬の強化
ミッションの報酬が大幅に見直されたことで,ゲームの進行が楽になった。
・誰もが毎日楽しめる無料のゲーム内ガチャを実装
ゲーム内通貨で楽しめる無料ガチャ「ランダムボックス」を実装。決して確率は高くないが,人気キャラクターを入手できることもある。狩りの報酬などでゲーム内通貨も入手しやすくなっているので,手軽に楽しめそうだ。
FESOで回せるルーレット「ランダムボックス」が登場 |
キャラクターカードが当たることも |
・レベルMaxからのプレイが可能になった
ある程度GEのプレイを習熟している現行および復帰プレイヤー向けの調整としては,キャラクターをいきなりマスターレベルの「ほぼカンスト」状態にできるアイテムが用意された。
最初はストーリーを追ったプレイを推奨するが,周りの人に早く追いつきたい人は試してみるのもいいだろう。
2014年7月からは「放置狩り」だけのプレイでもゲームが進行するようになっていく
ソロ&短時間化のコンセプトは,予想以上に現在のMMORPGプレイヤーに受け入れられたといっていいだろう。その方向で間違いがないことを確信してか,今回のアップデート以降,上記のソロ&短時間化施策を,さらに一歩進めるリニューアルを順次実施する。その軸となっていくのは,「放置狩りオンリープレイ」である。
放置狩りがさらに遊びやすく調整された |
HUEは,5月のリニューアルを,プレイヤー数の増加という明確な形での成功とする一方で,ソロ&短時間化というコンセプトが大きすぎたために,細かな部分の調整が足りなかったと捉えているという。
放置狩りでキャラクターを成長させられるというのは,本作の大きな特徴だが,その成長に見合った強化装備を揃えるのは,放置狩りだけではさすがに無理だった。
そこで今回のリニューアルでは,放置狩りでも強化用素材の「消失防止剤」などを入手可能にし,キャラクターのレベルに見合った装備品を随時入手できるシステムが導入されている。また,これに伴い,放置狩りのメリットが大きくなるフィールドの拡大や,装備品素材および強化素材の入手率アップなどのアップデートが複数回に分けて実装される。
HUEいわく,放置プレイを1週間続けても,きちんとゲームを進行できるような環境の構築を狙っているとのことである。
ソロ専用の最上位ミッションも追加される。これにはソロプレイにおいても,常に目標を設けるという狙いがあるという。
また,一部ミッションの報酬が上方修正される。当初は,主に野良パーティで気軽に試せるものや週限定のものなど,10〜20種類程度が対象になるとのこと。報酬が増加すれば,それだけ繰り返しミッションに挑戦する必要がなくなり,結果としてプレイ時間が減少するというわけである
インフィニットチャレンジは仕様を見直し,クリアに失敗したラウンドの手前から再び挑戦できるようになる。さらに新ボスや新ギミック,新報酬を追加することにより,さらに先を目指したくなるような内容にしていくとのことだ。
そしてPvPコンテンツにも,ソロ&短時間化は適用される。GEでは最大級となるPvP「派閥戦」では,召喚NPCのバフや,蘇生時の一定時間無敵,そしてリスポーンキルのストレスの軽減といった仕様変更に加え,採掘や蘇生の役割を拡大し,コアプレイヤーでなくとも楽しめる方向でバランス調整を図る。
また,サーバーを越えて対戦できる「ワールドクロスPvP」の個人戦は,2本先取で決着がつき,チーム戦は1回勝負という短時間化を図った仕様となる。同時にマッチングシステムが改善され,同ランクのプレイヤー同士での対戦が期待できるようになる。
派閥戦はコアプレイヤー以外も楽しめるよう調整される |
ワールドクロスPVP個人戦は,同ランク同士での短期決戦が楽しめるように |
加えて,5月のリニューアル施策を継続して強化する施策も展開する。まず,短時間プレイのバリエーションに幅を持たせるため,キャラクターのバランス調整が行われる。これは,あまりプレイヤーに使われない,いわゆる不遇な武器を救済するという意味もあり,毎月10体以上キャラクターの調整が予定されているという。
サービスイン8周年を迎えてなお,アップデートが相次ぐタイトルに成長
5月以降のGEでは,ソロ&短時間化施策以外にも,「神聖市国アルモニア」を舞台とする新たなストーリーを展開している。アルモニアは,サービスイン当初よりGEが謳っていた「中世ヨーロッパより少し前」の,古代ヨーロッパに近い世界観を特徴としており,建築物の様式やNPCの装備なども,より“剣と魔法”の世界のイメージが強くなっている。
前者では,かつてプレイヤーの前に敵として立ちふさがったモントロ子爵をフィーチャーした連載型ミッション「夢幻のモントロ」を展開するほか,ユーザーデザインキャラクター「ギン」,ソロ専用ダンジョン「タイムパラドックス」,PvPとPvEを組み合わせたコンテンツ「ランブルファイト」などが実装される。
後者のアルモニアアップデートでは,Season 2「深淵の寺院」がスタートする。4つの橋をキーとする新ギミックを搭載したフィールド「エル テンプロ デル カオス」などを舞台に,新たなレイドボスとミッションが,プレイヤーを待ち受けている。
また,これらの内容すべてを8月中に実装したのち,間を置かずSeason 3,Season 4を毎月展開する予定だ。
サービスイン8周年を迎えたオンラインゲームタイトルといえば,運営面も開発面も安定し,アップデートの内容がよくも悪くも長く遊び続けているベテランプレイヤー向けとなってしまいがちだ。しかし,GEでは,常にゲーム内の動向を詳細に分析し,そのときどきのオンラインゲーム市場と照らし合わせながら導き出したコンセプトを,大型アップデートに反映させている。
2013年12月「Infinity」アップデート |
2013年7月「ブリスティア」アップデート |
2014年5月「アルモニア Season1」アップデート |
また,規模の大小はあるものの,新しいコンテンツが,業界最速のほぼ1週間に1回ペースで追加されていることもプレイヤーにとっては大きなポイントだろう。というのは,短いサイクルで定期的に新要素が提供されることにより,運営開発の活気を直に感じられるからだ。
この記事を読んで,ソロプレイの追求およびプレイの短時間化に焦点を当てた現在のGEがどのようなゲームとなっているのか,興味を抱いていただけたなら幸いである。とくにオンラインゲームは1プレイの拘束時間が長いと敬遠している人にとっては,ぜひ本作を確かめてみてほしい。
「グラナド・エスパダ」公式サイト
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