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ついに先住民と邂逅! 「グラナド・エスパダ プラス」アップデート「秘境エラクの戦士」先行プレイレポート
これに加えて,プレイヤーが実際に謎を解かなければ先に進めないような仕掛けを用意するなど,新たな試みも取り入れている。さらには新キャストと新スタンス/スキル,そしてもちろん新たなデザインの武器/防具も実装と,年末年始にジックリ遊び倒せそうな内容となっている。4Gamerでは,その内容を一足早く体験する機会を得たので,さっそくレポートしてみよう。
先住民が生活する「秘境エラク」,ストーリーの鍵を握るのはエミリアとナル
エラクは,新大陸開拓の途中で「リボルドウェ地下水路」の先に存在することが明らかになったエリアだ。南米の古代文明を思わせる建造物が立ち並ぶ集落には,女酋長ハマンを筆頭に先住民のNPCが配置されている。当初は,ほかの街と違ってアイテム売買や位置保存などのNPCが機能していないため,少々戸惑うかもしれないが,実はモンスターがドロップするアイテムを貢物として納品していくと次第に機能が開放されていく仕掛けになっているのだ。なお,機能開放には万単位の数の貢物が必要とのことで,プレイヤー個人,あるいは一つの党のみで達成するのはかなり難儀する模様。すべての機能を使用可能にするには,サーバ全体の協力が必須といえよう。
地下水路を抜けて,集落の番兵とのファーストコンタクト。よそ者はまったく歓迎されていない様子がうかがえる |
女酋長ハマンはエミリアを知っていた!? ともかくエミリアがいないと話は進まないので編入はお早めに |
ストーリーは,エラクに残された博物学者ロレンジョ・ジアニノの足跡を追う形で展開する。ロレンジョといえば――すでに記憶の片隅に追いやられた設定かもしれないが……,ゲームの序盤で家門に編入可能なキャストであるエミリアの父親で,現在は行方不明の存在。すなわち,今回のストーリーはエミリアを中心にスタートする……というより不在だと話にならないので,エミリアが家門にいないプレイヤーは急いで編入クエストを済ませよう。なお,有料キャストの賢者エミリアでも進行可能とのこと。
戦士ナルは,本作の中でも巨漢の部類に入る。先住民ではないはずの彼は,なぜエラクに留まっているのだろうか |
ナルとの最初のミッション。NPCのナルが倒されてしまうとミッション失敗なので,的確なターゲット管理が必要 |
さてハマン以下,集落の先住民は,かつてロレンジョが引き起こしたとされる大爆発のせいで,よそ者を警戒している。プレイヤーは,ハマンのご機嫌を取るクエストなどをこなしながら進入可能マップを増やしていくわけだが,やがて戦士ナルがストーリーに絡んでくる。彼もまた,プレイヤー同様にほかの土地からやってきたよそ者で,今は戦士としてエラクに留まっているのだが,何かと謎の多い存在だ。ナルはロレンジョ失踪に関する手掛かりをほのめかすのだが,同時に怪しい雰囲気も漂わせている。
やがて背後に,これまでにも影を見せていた「十人貴族」の存在が見え隠れしはじめ,ひいては新大陸開拓に隠された陰謀に繋がっていくのだが,詳細は実際にプレイしてのお楽しみ。
ストーリーの流れ上,コインブラでNPCを務めるエミリアに経過を報告。なんだかややこしいが,難しく考えないほうが幸せだ |
ナルはロレンジョ失踪に関して詳しいようだが,何かを隠している素振りも見せる。どうも怪しい |
ナルの不敵な微笑み,そして意味ありげな台詞の真意とは!? それはプレイしてからのお楽しみだ |
ストーリーの流れの中で探索することになるダンジョンの入り口。これは昼側のマップである |
なおナルは,所定のクエスト/ミッションをクリアすると,キャストとして家門に編入できる。ナルがいないと……という仕掛けもあるので,確実に編入させておきたいところだ。また新キャストとしては,ほかにも女剣士セルバが登場。ストーリーに登場する女戦士アニアは次回以降のアップデートで,編入可能となる予定だ。
エラクの集落を挟んで,対になる昼と夜のマップがある。クエストによって,どちらに行くか指示される |
ダンジョン内部にはトラップが仕掛けてある。解除方法を知らずに入り込んでしまうと,多数のモンスターにタコ殴りされる |
こちらもトラップ。どう考えても通り抜けられないので,解除方法を探さなければならないだろう |
ダンジョン最深部。テストプレイなので,到達しても何も起こらなかったが,本来は何かあるらしい |
謎多きエラクの戦士。かつてロレンジョが起こしたとされる大爆発により,よそ者に対するエラクの警戒心が頂点に達したころ,彼は現れた。エラクに留まることを許されたのは,アニアの献身的な擁護があったからである。
・ステータス
筋力8/敏捷5/体力7/技術3/知能3/権威4
・スタンス
コンバットアント(鈍器二刀流)/バックガード
十人貴族の一人であるモントロ子爵に,恋人の命と自らの左腕を奪われた女剣士。なお左腕は義手となっており,戦闘時には専用のアームシールドを装着する。彼女は,モントロ子爵に対抗する力を得るため,フェルッチオ・エスパダの遺産を求めているのだ。
・ステータス
筋力7/敏捷7/体力5/技術5/知能5/権威3
・スタンス
ラビダ エスパダ(長剣+アームシールド)/コーシュマー(細剣+アームシールド)/バックガード/ハイガード/エペギャルド
寡黙な女戦士。 エラクに生まれた彼女は,兄と両親に愛される幸福な日々を過ごしていた。しかし,大爆発により家族を失ったアニアは悲しみに包まれる。そんな彼女の運命を変えたのは,荷車で運ばれてきた傷だらけの男の一言だった。
・ステータスおよびスタンス
非公開
また既報のとおり,従来の武器/防具の上位に当たる「星座武器」シリーズ20種以上と,新コスチューム「ディグニット」シリーズ10種がそれぞれ実装される。いずれも古代文明の意匠を取り入れており,これまでの中世ヨーロッパとアメリカ開拓史時代をミックスしたデザインとは少々異なる,新たな魅力を醸し出している点に注目。
さらに,スタンスも新キャスト専用のものを含め,10種類以上を実装。細剣二刀流にして魔法防御に優れた「ラピエル」,命中率を犠牲にする代わりに高い攻撃力を誇る大剣の「ハンギングガード」,クールダウンが短いため今まで以上の連続スキル攻撃が期待できる短剣の「アルニス」など,使いこなせばPvE/PvP両面において戦術にさらなる幅を出せそうだ。
「星座武器」「ディグニット」両シリーズを実際に着用。南米を意識した独特の意匠と色味が新鮮だ |
メッセージウィンドウから判別できる通り,「星座武器」はクエストを通じて生産するタイプの模様 |
さて,グラナド・エスパダ プラスとしてリニューアルスタートしてから早や2か月,第2弾となる今回のアップデート内容を駆け足でレポートしてみた。正式サービス開始前後など,古くからプレイしている人達の中には,なぜこのタイミングでロレンジョ・ジアニノが登場? と思う人もいるかもしれない。しかしロレンジョがストーリーの根幹に大きく関わる流れは,本作の開発が開始された当初からすでに存在しており,筆者も正式サービス開始前にキム・ハッキュ氏(もしくは当時の運営マネージャーだったかもしれない)から,概要を教えてもらった記憶がある。当時は,数回のアップデートを経て実装されるストーリーという話だったのだが,実際には2年以上も経ってようやく実装されたというわけだ。
ご承知のとおり,オンラインゲームは長期間にわたってサービスが提供されるものであり,その中では当初の予定をキッチリ遂行するよりも,そのときどきのプレイヤーの反応によって実装するコンテンツを変更するケースがある。本作もその例に漏れず紆余曲折を経ているわけだが,変更を重ねた結果として原型を留めなくなってしまうゲームもある中で,数年越しながらも構想を一つ一つ実現していく姿勢には感心させられる。
今回実装されるストーリーは,エキスパート以上のプレイヤーを対象とした最高難度のクエスト/ミッションをクリアする必要こそあるが,本作の壮大な構想の一部に触れられるものとなっている。新たに,キャストを即戦力にするための「高速レベルアップシステム」も実装されるので,新規プレイヤーまたは休止プレイヤーであっても,ぜひ一度プレイしてみよう。
- 関連タイトル:
グラナド・エスパダ
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