ニュース
[E3 2004#071]美しき女ヴァンパイア再び!「BloodRayne 2」 | - 2004/05/15 17:42 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
今作でも一部"萌え系"とまで言われたセクシーな女主人公Rayneの魅力は健在で,E3期間中は何度となく両手にブレードを装着した実写版Rayneが登場し,その瞬間だけは常にガガヤと人だかりができていた。「そういえばUwe Boll監督の映画版BR2はどうなったんだっけ?」なんて思いつつ,PC版の試遊台で早速チェックしてみた。 BR2の物語は,1930年代のナチスとの戦いをテーマとした前作から50年後の世界を描いたもの。今回のRayneは,ヴァンパイアの弱点である紫外線を完全に防護するベール"The Shroud"を手に入れた父親(もちろん彼もヴァンパイア)と,彼が無数に血を分け与えた子孫達の野望を食い止めるため,残忍なブレードに磨きをかけて戦っていくというストーリーラインだ。 三人称視点で敵を斬り裂き,撃ち,そして噛み付くといったベースのアクションは前作を踏襲しており,今回はさらに30以上のパターンを持つコンボと,「Prince of Persia」のお株を奪うように,マップのオブジェクトをふんだんに利用したアクションが追加された。 とくに新アクションは,戦闘の繰り返しで単調だった戦闘シーンを劇的にテンポアップさせていて,工事現場の鉄パイプで大車輪を繰り返しながらビルを登ったり,逆にビル間をつなぐパイプを火花を出しながら滑り降りたりするなど,アクション性はガラリと変化したといってもいい。 面白いのは,Rayneが壁にしがみついたりパイプを足に挟んで逆さにぶら下がったりするなど,いかにRayneが複雑な姿勢をとろうと,敵への正確な射撃が行える点だ。つまりアクロバティックな体勢をとることで,近接戦闘しか行えない敵から常に安全な距離を保ちつつ攻撃が可能になっており,マップの仕組みを知ることでパズルゲームを解くように楽にゲームが進められるようになるわけだ。 またもう一つの見どころといえるのが,前作で敵を自らに引き寄せるために利用していた鈎付きチェーンの使用用途だ。今回このチェーンの役割はマップの仕組みと密接に関連していて,敵をゴミ収集車の箱に放り投げたり線路のレーンに投げ入れたりという具合に,敵を誘導する方向がマップによってある程度決定されている。もちろんこれには理由があって,例え敵を線路に投げ入れれば,タイミングよく電車が通りがかって敵をズタズタにするといったプリレンダリングのシネマがスッと挿入されたりするなどの演出がある。ストーリーを進めるために必ず使用しなければいけない場所もあったりするため,チェーンは重要な基本テクニックとなっているようだ。 全体を通してみると,グラフィックス/物理の両エンジンの進化がありありと見てとれ,Rayneの滑らかな肢体は相変わらず魅力的だし,敵を引き裂いた時のバイオレンス表現も格段に向上している(したがって前作よりも流血は多めだ)。 ハーフヴァンパイアのアクションゲームとしてRayneのキャラクターだけはカチッと立ったものの,ゲーム部分の不完全さのせいでイマイチ垢抜けなかった作品が,そのあたりのバランスをうまくとってリファインしてきたという,非常に好印象なタイトルだ。 発売時期は2004年10月の予定で,現段階でのPC版の完成度は60%。ゲームセールスの良し悪しと関わりなく映画化が企画されるほど,一部では熱狂的なファンもいるBloodRayneシリーズ。ひとまわり美しくなったグラフィックスで,早く彼女の活躍が見てみたいものだ。(Gueed) →「Bloodrane2」の情報は「こちら」から,E3での直撮りムービーは「こちら」からどうぞ。 Copyright(C)2003 Majesco Sales, Inc. All Rights Reserved. The BloodRayne logo, characters and artwork are trademarks of Majesco Sales, Inc. Developed by Terminal Reality. |
- 関連タイトル:
BloodRayne 2
- この記事のURL:
Copyright(C)2003 Majesco Sales, Inc. All Rights Reserved. The BloodRayne logo, characters and artwork are trademarks of Majesco Sales, Inc. Developed by Terminal Reality.