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[E3 2005#037]プレイアブル展示の多かった「Serious Sam II」
Croteamが開発中の"Serious Samシリーズ"最新作,「Serious Sam II」も,本ブースでキッチリとプレイアブル展示されていた。
ちなみに本作は,NVIDIAのブース(毎年のことだが,各パブリッシャのフラッグシップタイトルを集めたような豪華なブースだ)にも2台のプレイアブル展示があった。これまで触りたくても触れなかった(そもそも情報がほとんどなかった)本作がいきなり「はいどうぞ」と現れた格好になり,嬉しい半面,正直とまどいも感じてしまった。
さて一応整理しておくと,「Serious Sam」は,主人公Sam "Serious" Stoneを操作して,概念的にも物理的にも迫りくる敵を,たまに一息入れつつ基本的には撃ち続けるFPS。"FPSの神髄ここにあり"と盲信して開発が続けられているような,実に愛すべき,おバカでしかもキチンと面白い作品である。
PC版としては,「Serious Sam」「Serious Sam:The Second Encounter」に続く3作めとなるのが,この「Serious Sam II」だ。
展示されていたデモのバージョンでは,いくつもの小さな部屋で構成された中華風の(比較的)狭いマップと,ビルの空中庭園のようなマップを遊べるだけ。ビークルを見られなかったのだが,グラフィックスのクオリティと,前作までの"Serious Sam"らしさは確認できた。
マップは前作までと同様に,順路を進むとまるで舞台のように開けた場所に出る。場所を通路でつなげるようにデザインして,前後左右から敵をSamに集めよう。
一時たりとも足を止められない戦闘を強いてくるのは前作どおりだ。もちろん前作でお馴染みのモンスター,例えば馬のような足音で,鉄アレイのような物体(たぶん骨)を無限に打ち込んでくるKleer Sleletonなども確認できた(個人的には,Beheaded Kamikazeが見たかったのだが)。
そして爽快感はさすがに抜群だ。1画面に5〜6体現れ始める,両手からロケット砲を放つ巨大モンスターに対して,横に走りながらチェーンガンを撃ち続けたり,防御力の弱いモンスターを手榴弾で一網打尽にしたりと,よくも悪くも前作と同様のプレイフィール。ここだけは確実に死守されている。
ただプレイしたバージョンは,敵モンスターに影が無かったり,マップ上の積まれたドラム缶が無反応だったりと,まだ不完全なバージョン。そのせいか,話題性の高いSerious Sam IIの試遊台に人が殺到するということはなく,ちょっぴり寂しい印象だった。できればもう少しブラッシュアップを図って,我々の前に姿を見せてほしいところである。
なお発売日は2005年秋,PCとXbox版がリリース予定だ。(Gueed)
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シリアスサム II
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