ハドソン，賞金総額1000万円実現に向け，「ボンバーマンカップ」の賞金上昇幅を1人100円に

　ハドソンは7月29日，JR新宿駅東口の新宿ステーションスクエアで，「ハドソン全国キャラバン'06」を実施し，「ハドソンキャラバン2006 ボンバーマンカップ」の告知を行った。

　ハドソンキャラバン2006 ボンバーマンカップは，8月下旬〜9月上旬にかけて，オンラインで行われる「ボンバーマンオンライン」の大会。7月7日の記事でもお伝えしたが，賞金総額が最高で1000万円ということで，話題を呼んでいる。
　この大会の告知と，事前エントリーを呼びかけるイベントが，ハドソン全国キャラバン'06だ。「ハドソンキャラバン」と聞いて，1985年から1997年まで，夏休みシーズンに行われていたゲーム大会を思い出す人もいると思うが，基本的にはこれを踏襲したもの。ただし，大会の題材となるゲームそのものがオンラインゲームであるため，「キャラバン＝ゲーム大会」という図式ではなくなっている。このあたりは，時代に合わせてキャラバンのあり方を検討した結果なのだろう。

「ボンバーマンカップ」への事前エントリーを行うと，その場でニンテンドーDS Liteなどが当たるくじに参加できるとあって，常に人だかりが

　会場には，大会へのエントリー受け付けコーナーと，7月20日にニンテンドーDS向けに発売された「Touch! ボンバーマンランド」の体験コーナー，そしてステージが設置。「キャラバンカー黄色化計画」進行中のキャラバンカーが置かれたステージ上では，コンパニオンや，ハドソンの高橋名人による各種告知（高橋名人登壇中は，まるでトークショーのようだった）が行われた。
　なお，ボンバーマンカップでは，初期の賞金総額は100万円で，参加者が増えるごとに10円ずつ上乗せされていき，最高で1000万円までの賞金が用意されるということになっていた。だが，今回のイベント中に高橋名人が，「1人あたり100円ずつ加算することにします」と発表。当初は賞金総額1000万円を達成するには，90万人が参加する必要があり，あまり現実的ではないような印象があったが，今回の発表により9万人が参加すれば，賞金総額1000万円が実現することになったわけだ。
　高橋名人は，「皆さんで参加して，ハドソンに1000万円を出させてください」とも語っていた。この言葉は，なんとしてでもボンバーマンカップを成功させようという強い意気込みの表れだろう。
　ちなみに，今年のようなキャラバンを来年以降も継続して行っていくのかを尋ねてみたところ，高橋名人は「今年の結果次第ですが，復活させたからには来年以降もやっていきたい」と答えてくれた。

　ハドソンに1000万円の賞金を出させ，来年以降のキャラバン開催を望む人は，「キャラバン2006」公式サイトからボンバーマンカップへの事前エントリーをしておこう。前述のとおり，大会自体は8月下旬スタート。決勝は9月23，24日に「東京ゲームショウ2006」会場で行われる。

「キャラバンカー黄色化計画」とは，白いキャラバンカーにみんなで黄色いステッカーを貼っていき，最終的には黄色一色にしてしまおうという企画。小さな子供が書いたメッセージやイラスト入りのステッカーは，非常に微笑ましい。まだ車体の半分にはステッカーが貼られていない

　なお，ハドソン全国キャラバン'06は，7月22日にスタートしたばかり。今後は，以下の日程で全国各地を回る予定だ。

8月4日（金）　兵庫県伊丹市　ダイヤモンドシティ テラス
8月6日（日）　大阪府大阪市　梅田ビックマン前広場
8月7日（月）　広島県安芸郡　ダイヤモンドシティ ソレイユ
8月18日（金）　北海道札幌市　ビックカメラ札幌店
8月20日（日）　青森県上北郡　イオン下田ショッピングセンター
8月26日（土）　愛知県一宮市　ダイヤモンドシティ キリオ
9月3日（日）　神奈川県小田原市　ダイナシティ ウエスト
9月10日（日）　茨城県水戸市　イオン水戸内原ショッピングセンター

　阪急ビックマン前広場を除く各会場では，新宿では行われなかったTouch!ボンバーマンランドランドを用いたゲーム大会，「シュウォッチ」を使った連打大会なども行われる。近隣に住んでいる人は，足を運んでみるといいだろう。（TeT）

ボンバーマンと戯れるカップルや，記念撮影をする家族連れも多く見られた。「中は機械だから衝撃に弱いので，ぶったり蹴ったりしないでね」という注意を与えられながらも，猟犬のごときヒット＆アウェー戦法で，何度となく背後から攻撃を加えては逃げる子供も……