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[ECTS総力レポート#23]X-Comの開発者が「UFO:Aftermath」を開発中
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印刷2003/09/01 20:01

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 [ECTS総力レポート#23]X-Comの開発者が「UFO:Aftermath」を開発中 - 2003/09/01 20:01

 「UFO:Aftermath」は,ターン制ストラテジーの名作の一つに数えられる"X-Comシリーズ"を開発したメンバー達で構成されるAlter Interactive社の最新作だ。
 実際ゲームシステムもほぼ完全にX-Comシリーズを踏襲しており,リサーチを行うナビゲータモードと,実際のアクションを行うミッションモードを切り替えながら,じっくりとゲームを進めていく。

 ストーリーは,映画「インディペンデンス・デイ」を思わせる内容で,突然巨大な宇宙船に乗ったエイリアンが来襲し,地球上に何かの細菌(?)を送り込んで,ほとんどの人類を死滅させてしまう。地下にいて助かったひと握りの科学者や兵士達は,このエイリアンの正体を突き止めると共に,地球を奪還するための戦いを開始するのである。
 ナビゲータモードは主にマネージメントやリサーチを行う部分で,基地の施設をアップグレードしながらリサーチを行い,兵士をリクルートして訓練しては,戦闘に備えて武器を装着していく。
 当初はほとんど実戦経験のなかった兵士達も,訓練を行い戦場で生き残っていくことで,さまざまなスキルを向上させていく。主に命中率や武器使用に関する"アタックスキル",サイオニック・パワー,ヒット,スピードなどの"ディフェンススキル",そして観察やステルスの"ディテクションスキル"などを向上させて,百戦錬磨の兵士へと育てあげるのである。

 ゲームデモでは,当初は二人の兵士しかいなかったのに,時間が経過するに連れてさらに二人の兵士をリクルートする余裕が出てくる。こうして兵士リストの人間を増やし,それぞれの分野に合わせて訓練していくのである。彼らの装備を補充すれば,実際のミッションを行う"ミッションモード"へと突入できるようになる。
 ミッションモードの戦闘システムはX-Comから大きく変更されており,3Dグラフィックスで描かれた世界の中で最大7人での兵士を操作してエイリアンを一掃していく。ターン制とリアルタイム制が組み合わさったシステムになっていて,兵士ユニットはエイリアンが視界に入ったらポーズし,プレイヤーの指示を待つ。
 こうして70種類ものエイリアンと戦っていくことでミッションを攻略し,止めを刺さずに持ち帰ったエイリアンはナビゲータモードのリサーチで解析し,うまくいけば人間の知り得なかった新しい技術を習得するのである。

 すでに最初の発表から3年半ほどの時間が経過しているが,グラフィックス技術はアップデートされており,電灯に照らされる夜の街なのどのシーンが美しい。地域ごとにマップの雰囲気は異なり,テキサスの田舎から都心,さらにはアジアやヨーロッパへと勢力を拡大するごとに違うアートが用意されているので,ミッションも飽きることはない。
 さらにミッションをこなしていくことによって,エリア51についてやエイリアンによる誘拐事件の真相,さらにはメン・イン・ブラックの陰謀などを暴いていくことにもなるのだ。
 ゲームは150時間ほど楽しめるものになるとのことで,かなりボリューム感があるようだ。ヨーロッパでは2003年9月中の発売を予定しており,その後アメリカなどでもリリースされていくという。(奥谷海人)

「UFO:Aftermath」のScreenshots集は,「こちら」


  • 関連タイトル:

    UFO:Aftermath

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