ご存じ,眼鏡をかけた少年魔法使いの物語
「ハリー・ポッター」をベースにしたゲームソフトは,これまで
「ハリー・ポッターと賢者の石」と
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の2タイトルが発売されている。ハリー・ポッターのゲームの3作めは,小説や映画に登場し,前2作でもミニゲームとしてプレイできた架空のスポーツ
「クィディッチ」にスポットを当てたタイトルだ。
クィディッチのルールに関しては,原作と同じ。現実世界でのサッカーやアイスホッケーに似たスポーツで,ごくごく簡単に説明すれば,四つの(生きた)玉をチームで奪い合い,相手のキーパーが守るゴールポストに入れることで得点になる,というルール。
現実世界のスポーツと絶対的に違うのは,選手達がそれぞれ"ホウキ"にまたがって戦うこと。それと,四つの玉のうちで最も素早く逃げ回る「スニッチ」を,シーカーと呼ばれるポジションの選手が捕まえると,その時点で捕まえた側のチームが勝利となることだ。
本作
「Harry Potter:Quidditch World Cup」(邦題は
「ハリー・ポッター クィディッチ・ワールドカップ」になる予定)は,このクィディッチのすべてのポジションでプレイできる。
プレイヤーは,魔法学校ホグワーツの四つの寮「グリフィンドール」「スリザリン」「ハッフルパフ」「レイブンクロー」のどれかに所属し,練習試合や寮対抗戦を通じて技術を身に着け,最終的にはクィディッチ・ワールドカップに参加して優勝を目指すのだ。
ワールドカップに登場する国際チームは,ブルガリアのVivtor Krumのほか,アメリカ,イギリス,ドイツ,フランス,オーストラリア,そして日本(ただ,EAブースの巨大モニタには日本チームの映像がちょっとだけ映っていたのだが……,日本というより,中国?)が発表されている。それぞれのチームにはホームとなるスタジアムがあるので,いろいろな国の魔法世界をイメージしたスタジアムでプレイする,なんて楽しみもあるかも。
ゲーム中で試合に勝利すると
「クィディッチ・カード」というアイテムがもらえる。このカードは,試合中に使うことで,特別な動きができるようになるのだ。本作はマルチプレイにも対応しているので,たくさんクィディッチ・カードを集めておけば,対戦プレイでも有利になるだろう。
発売日は,
2003年秋頃の予定。日本語版は,
2003年の冬頃になる予定だ。
ちなみに,ハリー・ポッターゲームは前2作共ヒットしている。おそらくは本作も,世界中の多くの人が遊ぶことだろう。本作で文字通りのワールドカップが楽しめるのも,夢ではないかも(あの"日本らしさのまったくない"日本チームはいただけないが……)。(Iwahama)
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HARRY POTTER, characters, names and related indicia are trademarks of and c Warner Bros. Harry Potter Publishing Rights(C)JKR.※下に掲載した画面写真は,プレイステーション2版として開発中のものです