「Total Immersion Racing」「Ghost Master」などなど，PCゲーム通が気になる大作を出展していたEmpire Interactiveのブースにおいて，ほかにも2タイトルほど気になる出展物があった。

　まずは「Antz Extreme Rating」。タイトルから分かるように，1998年に公開された映画「Antz」のキャラクターが登場するレーシングゲーム。2002年7月に，PCのほかプレイステーション2，Xbox，ゲームボーイ アドバンスでも発売される予定だ。
　本作を簡単に説明すると，「マリオカート」のAntz版とでもいった感じ。完全に違うのは，ドライブ以外にも，フライト（はち），スケートボード（葉っぱ），ランニングによるレースまで楽しめるということ。1台のPCで最大4人まで遊べるし，56コースも収録されているし，みんなでわいわい楽しむには最適のゲームになりそうだ。

　もう一つ紹介したいのが，「STARSKY＆HUTCH」（「刑事スタスキー＆ハッチ」）。これまたドライビングがメインとなるゲームなのだが，ちょっと変わっている。このタイトルを見てピンと来た人もいるかもしれないが，このゲームにも原作がある。実は「STARSKY＆HUTCH」というのは，1970年代にアメリカで放映された，いまだに熱狂的ファンが大勢いるほど超人気ドラマのタイトルなのだ。
　主人公である刑事二人を操り，サンフランシスコに似た架空の都市ベイシティで犯罪者とカーチェイスを繰り広げるというわけ。ユニークなのが，画面左上にずっと出ている数字。ゲーム開始時には200で，プレイしているうちにだんだんと下がってくる。実はこれ，視聴率を表しているのだ。つまり，視聴者を退屈させたり，一般市民を轢いてしまったりするとどんどん視聴率が下がり，この数字が0になればゲームオーバーというわけ。逆に，犯人を追いつめたりダメージを与えたりすれば，ガンガン視聴率が上がっていく（数字に制限はないようだ）。
　残念ながらScreenshotsはもらえなかったが，Xbox版でのプレイの様子を撮ったムービーを後ほどUpするので，とりあえずそれでご勘弁を。
　最後にお伝えしておくべきことがある。この「STARSKY＆HUTCH」のドラマは，なんと現在ワーナーブラザーズが映画にリメイクしているそうなのだ。本作も今年中には発売される予定なので，映画を100％楽しむためにも，今から遊んでみてはいかがだろうか？（Iwahama）

※Screenshotsは，すべて「Antz Extreme Rating」のものです