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[Gamescom]Blizzard Entertainmentがドイツで「Diablo III」をプレイアブル出展。そして新要素“クラフティング”の概要をムービーとともに公開
Blizzardは,ヨーロッパの大きなゲームイベントでは,いつも新作のデモを一般のゲーマー達に試遊させており,Diablo IIIは昨年(2009年)のGamescomでも大々的に出展されていた。今年は大混雑になることを恐れての処置なのか,Diablo IIIは「World of Warcraft: Cataclysm」の試遊台でぐるりと囲み込まれ,隠されるように展示されていた。
今回筆者が選択したプレイアブルキャラクターは,昨年9月のBlizzCon 2009で,四番目のクラスとして発表された“Monk”(モンク)。数珠のようなものを体に巻きつけた,薄着の接近戦向きクラスである。今回は男性のみが用意されていた。
画面上で確認できるゲームのバージョンは“v3192”となっていた。どうやらこの8月11日にできたばかりのものらしい。ただ残念なことに,用意されていたミッションは,2009年のGamescomでプレイできたのと同じものだったようだ。Alcarnusという場所に行くための道中で,「Diablo II」にも登場したLut Gholeinという砂漠地帯にあるThe Sundered Passを通り抜け,The Howling Polateauという乾いた大地をひたすらFallen達と戦いながら進んでいく内容である。
登場するモンスターは以前よりも格段にバラエティに富んでいる。ぐるぐると剣を回転させるために近づきづらい“Dune Dervish”,地面に潜り込んで接近してくる“Dune Thrasher”,ロングソードの二刀流で攻撃を仕掛けてくる“Lacuni Warrior”など,ザコ集団を率いるいわゆる“隊長クラス”の敵がかなりしつこい。また,砂漠のステージであるためか,竜巻がランダムに発生してプレイヤーに被害を与えるようになっていた。
また,「The Ruin」と名前の付いたダンジョンへの入り口も用意されているのを発見した。中には,ナーガのような姿の“Tomb Viper”,スケルトン兵の“Bone Warrior”,そして次々に自分の分身を作り出す中ボスクラスのモンスター“Plague Wight”などがいた。
そして今回,Gamescomに合わせてBlizzardは新要素を発表した。それが,“アーティザンによるクラフティング”だ。Diablo IIIのアイテムの作成&合成の仕組みは,前作のもの(ホラドリックキューブを使ったちょっとした合成)とは大きく異なるものになる。
Diablo IIIでは,アーティザン(職人)という専門職のNPC達が多数登場することになるようだ。プレイヤーキャラクター自身がアイテムをクラフトできるというコンセプトは,“世界を救うために冒険をしているという緊迫したストーリーにそぐわない”という理由でなくなり,その代わりにアーティザンが登場することなったという。
プレイヤーはクエストをこなすことで,アーティザン達からの信頼を得る必要がある。そして良好な関係を築き上げることで,アーティザン達はキャラバン(商隊)を形成してプレイヤーの旅に付いてくることになるという。最近の作品では「Dragon Age: Origins」が似たようなシステムを採用していたはずだ。
プレイヤーが最初に出会うアーティザンは,New Tristramの町にいる鍛冶屋(ブラックスミス)になるようで,彼は“アイテムの売買”“金属系武器の作成”“宝石のソケットへの埋め込み”などを行ってくれる。
さらに鍛冶屋は,武器や防具の“解体”も行ってくれる。そしてそこからマジカルなエッセンスをサルベージしてくれるのだ。抽出されたエッセンスは新しい武具の作成に利用できる。Diablo IIでは不要な武器防具は売るしかなかったが,今作では新たな武具を作る材料として使えるようになっているというわけだ。
また,それぞれのアーティザンはクラフティングを繰り返すことでレベルアップし,さらにさまざまな作業ができるようになるということだ。
「Diablo III」公式サイト
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Diablo III
- 関連タイトル:
Diablo III(Macintosh)
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(C) 2012 Blizzard Entertainment. All rights reserved.
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