「マビノギ」，19年間使い続けてきたゲームエンジンを「Unreal Engine」に置き換えるプロジェクトを発表。プレビュートレイラー公開

　ネクソンは2023年6月17日，「マビノギ」のファンイベント「ファンタジーパーティー」を韓国で開催し，ゲームエンジンをEpic Gamesの「Unreal Engine」に置き換えるプロジェクトを進めていることを明らかにした。グラフィックスの違いが確認できる，プレビュートレイラーも公開されている。

「マビノギ」公式サイト

　2005年に日本での正式サービスが始まった「マビノギ」は，ケルト神話をベースにしたMMORPGで，「エリン」と呼ばれる大陸を舞台に自由な冒険が楽しめる。「マビノギ」とは，吟遊詩人に伝承される歌のことで，ゲームの重要な要素となっている。
　日本では現在，サービス開始18周年を記念する，さまざまなイベントやキャンペーン実施されているが（関連記事），韓国では2004年にサービスが始まっており，「ファンタジーパーティー」では，19周年を記念した「2023年夏のショーケース」が実施された。

「マビノギ」ファンタジーパーティー特設サイト

　韓国メディアなどの報道によれば，ゲームエンジン交換プロジェクトは「マビノギ エターニティ」（Mabinogi Eternity）と呼ばれており，今年3月頃から準備を開始し，今後数年をかけて，現行の「Pleione Engine」を，Epic Gamesの「Unreal Engine 5」に置き換えていく予定だ。19年間も使い続けてきたゲームエンジンの切り替えには，時間と労力が必要だが，“エターニティ”という言葉が示すように，これは「マビノギ」を今後も長く続けていくための施策。新たな環境では，以前はできなかったこともできるようになるという。なお，下半期には公式サイトを通じて「マビノギ エターニティ」の進捗状況をファンと共有する予定になっている。