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アソビットシティで,「サーティーン」(XIII)の対戦大会が開催 | - 2004/03/13 17:59 |
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XIIIは,フランスの同名人気コミックをゲーム化したもので,E3 2002で初お披露目,そしてE3 2003やECTS 2003において高い評価を得たFPS作品だ(ECTSでは,ベストコンシューマゲーム賞,総合ベストゲーム大賞のニ部門を受賞)。 本日発売されたのは,本作の音声およびテキスト情報をローカライズした完全日本語版。FPSとはいえ,コミック仕立てのシングルプレイがメインな作品なので,バリバリのスポーツシューティングファンでない人も食指が動く仕様といったところだろうか。 さて本日の大会は,予選/決勝の二部構成で開催。もちろん毎度のようにこういったオフライン大会に顔を出す,Halo日本代表で知られるSIGUMA氏も来場した。 彼は,もう少しゲーム大会の開催頻度が上がればそれだけでメシを食っていけそうなほど(?)毎回賞品を勝ち獲っていく常連の猛者だ。その確実に高い実力とメディアへの露出度を考えると,日本のFPSシーンでプロゲーマーに最も近い選手といっても過言ではないだろう。 この日のルールを簡単に説明しておくと,予選はお馴染みの"デスマッチ",そして決勝はマップ上を高速でちょこまかと移動する"死神"だけを狙う"ハントモード"。筆者の予想では,Unreal系FPSを得意とするSIGUMA氏だけに(XIIIのゲームエンジンは,Unreal Warfareだ),AIMを発揮できるデスマッチは圧勝,そして死神との遭遇度合いなどの不確定要素が多いハントモードでは,苦戦,もしくは意外とあっけなく敗れてしまうのではないか? という感じ。 実際には彼は予選を通過したわけだが,一位にはならなかったものの,そのAIMの正確さには毎度のごとく脱帽してしまう。 うしろで見た限り,SIGUMA氏とほかのプレイヤーとの明らかな違いは,射撃中のヘッドショット成功率と,マップの把握能力の高さ。AIMはいうまでもないが,アイテムのリスポーンポイントを確実に記憶しながらプレイしているため,ゲームの中盤以降にスゴイ粘り強さと追い上げを見せるのだ。今回も,残り数分のタイミングで一位の選手に10ポイント以上詰め寄った。プレイ時間が長ければ長いほど勝つ確率の高くなるという,お手本のようなプレイを見せてくれる。 圧巻は,筆者が負けるかもとマヌケな予想をした決勝だ。 SIGUMA氏は,開始と同時にスコッと投げたグレネードを死神にヒットさせ,いきなり他プレイヤーに40ポイント以上のビハインドをつけると,その後も死神の進行ルートを予測した投擲でガシガシ点数を稼いでいった。死神のルートが不規則なのを考慮して,グレネードの着火後,爆発までギリギリまで手に持って標的を狙うあたりはさすが。二位以下はショットガンで死神を狙うことのみに気をとられていたような感じで,状況判断の良し悪しが確実に勝敗を分ける結果となった。 フタを開けてみれば,SIGUMA氏が獲得したポイントは535と,二位(250ポイント)に比べてダブルスコアをマーク。結局,氏が今月二枚目のGeForce FX5950(賞品です)を持ち帰ることとなった。 さて来週は,エレクトロニック・アーツから発売される「バトルフィールド ベトナム」の対戦大会だ。 本日行われた大会で二位になったプレイヤーも,実はSIGUMA氏の知り合いで,レインボーシックス ローグスピアやMedal of Honerなどで鳴らした猛者とのこと(元OMEGAJAPANのプレイヤーらしい)。 開催地が東京に限定されている辛さもあるが,こういったクラン系のプレイヤーがチームで参加できれば,オフラインのゲーム大会もさらに盛り上がるに違いない。(Gueed) →「サーティーン」のレビュー記事は,「こちら」 →「サーティーン」のデモ版紹介記事/ダウンロードは,「こちら」 →「サーティーン」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」 |
- 関連タイトル:
サーティーン 完全日本語版
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