懐かしの「ザ ネイションズ ゴールドエディション」が低価格で登場

　本日（6月25日）オーバーランドから，異星が舞台の建国シミュレーション「ザ ネイションズ ゴールドエディション」が，1980円（税込）で発売される。なお，公式サイトからのダウンロード販売専用だ。
　本作は，2001年にオーストリアのJoWooD Productions Softwareから発売されたゲームで，2002年には日本語版が発売されている。マニュアルなどは更新されているが，ゲーム内容自体は2002年発売のものと同じものだ。



　ザ ネイションズは，三つの種族が生活する惑星ルカットを舞台とした，建国シミュレーション。プレイヤーはマッシュルームを栽培して生活している青い肌の「ピモン族」，女性が働き男性が家事をする人間型の「アマゾン族」，食べ物を独占したい昆虫型の「サジキス族」のいずれかとなり，国を発展させ種族の繁栄を目指していく。

　最初は小さい集落からスタートするが，人口を増やしつつさまざまな建物を建設して多機能な都市に育て上げ，住民達の要求に応えていくことで，国家は高度な発展を遂げていく。3種族はそれぞれ独特の文化を持っており，キャラクターや建物の見た目はもちろん，要求なども変わってくる。まあ，そんなよその星の異文化に触れられるのが，本作の魅力といえる。



　いわゆる箱庭型のコミカルシミュレーションだが，問題はほかの種族の存在だ。RTSのように，敵性勢力を攻め滅ぼすことが主目的のゲームではないものの，ときには戦闘ユニットを生産して戦争する必要が生じることもある。そんな激しい戦闘ではないので，RTSにゃ泣けてくるという人もご安心を。

　「ゴールドエディション」ということで，新ミッションや新要素などを収録した拡張パックが最初からセットになっている。最大8人で対戦可能なマルチプレイは，LANのみの対応だ。
　ちょっぴり古いゲームだが，良作の箱庭ゲーというのは，いつ遊んでもハマってしまうもの。4Gamerではレビュー記事も掲載しているので，そちらもチェックしつつ，面白そうだと感じた人は買っちゃってみてはいかが？（Kawamura）