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[E3 2006#111]次々と兵器を乗り換えられる太平洋戦争アクション「Battlestations:Midway」
本作は,パールハーバーからミッドウェイまで,23種類の海戦を収録した3Dアクションゲーム。特徴はシンプルかつ大胆で,マップ上に存在する自軍の兵器を,いつでも好きなときに切り替えて操作できるのだ。
つまり,まずは空母を操作して艦載機を発進,続いて戦闘機に切り替えてドッグファイト,敵機を叩き落としたら今度は巡洋艦に切り替えて敵艦へ砲撃,ついには潜水艦を操作して敵旗艦に接近……なーんて遊び方ができるのである。
登場するのは,日米の海空兵器合わせて約60種類で,そのすべてが操作可能。リアリティに関して,シミュレータというよりはアーケードライクなアクションゲームといったレベルのようだ。
さて,マップ上のすべての自軍兵器に切り替えて操作できるというだけなら,確かに面白いことは面白いが,しかし開発に4年も必要あるまい。もう一つ面白いのは,自分が操作する以外の兵器に,それぞれ行動を命令できる点である。
方法は簡単で,全体マップから指令を出したいユニットを選び,次に狙いたいターゲットや移動したい位置を選ぶだけ。自分で直接操作できる兵器は一つだけだが,これにより艦隊行動なども可能になるという,実にストラテジックな要素なのだ。
今回の実演ではバリ島沖を舞台に,アメリカ軍艦隊それぞれに指示を出して日本軍艦隊を南へ追い込む作戦を実演して見せてくれたが,「ははは,失敗したよ」と言ってボロボロにやられていた。ははは。
マルチプレイでは10種のマップが収録され,4vs.4の最大8人対戦が可能。ストラテジー要素が入るとなると,人間同士の知略のしのぎ合いがやはり一番面白い。
発売は2006年秋で,夏にはデモ版をリリースする予定とのこと。デモ版では4種類のトレーニングが楽しめるそうだ。(Kawamura)
- 関連タイトル:
バトルステーションズ:ミッドウェイ 日本語版
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