このゲームの読者の評価
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シリーズ随一の異色作 80 - 投稿者:Vault(男性/50代)
- 投稿日:2008/10/08
- 良い点
- ・『ヒーローズ オブ マイト アンド マジック』(以下ヒーローズ)シリーズはアメリカの定番RPG『マイト&マジック』シリーズの世界を舞台にしたシミュレーションRPG。拠点となる都市に建物を建てて収入や防衛やモンスター生成能力を強化し、ヒーロー(多数のモンスターを率いて戦う指揮官)を養成して敵と戦う。マップのほとんどは広大な未踏の土地であり、部隊を送りこむことではじめて地形が明らかになるというのがまたいい。
・このシリーズでは従来、ヒーローの役目はあくまで指揮官で、戦闘には直接参加しなかった。しかし今回は1ユニットとして戦闘に参加するようになった。もちろん普通は軍隊を率いて戦うのだが、やりようによっては無数のモンスターの群に対して3、4人のヒーローが吶喊しこれを倒すということも可能。ある意味RPG版『マイト&マジック』を完全再現可能だ。特にヒーローの経験値を引き継げるキャンペーン・シナリオでは二面以降、この戦法が猛威をふるう。これはゲーム感覚を完全に別物にした。「マイトマ無双」と呼ぶ人もいるくらいである。ファンの間で評価は当然分れたが個人的には好きだった。
・一方でシリーズ特有の中毒性の高さはあいかわらず。真っ黒なマップをしだいに明らかにしつつ、どこにいるかわからない敵と戦うというシチュエーションは常に魅力的だ。ある友人これを評して「これはマイト&マジックではなく(スタークラフト社の)『ファンタジー』だ」と言った。 - 悪い点
- ・サウンドに関してヒーローズ2の「プロのオペラ歌手のアリア」を復活させてほしいと思うのは自分だけではない筈。
・2や3にくらべてシナリオ数がやや少ない。この点で、拡張キットが日本ではついに翻訳されなかったのが惜しまれる。 - 総評
- ヒーローの直接戦闘参加をはじめ、ヒーローズ4で持ち込まれた画期的な新要素のほとんどはヒーローズ5でご破算になったため、4はシリーズ随一の異色作となった。良くも悪くも評価の分れる作品ではないかと思う。その上で、単体として見た時の質の高さは間違いない。
- プレイ時間
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グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 3 4 5 5 3
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