以前「こちら」でもお伝えしたが，アーケードゲームとして世に放たれ，その人気ゆえXbox版に移植，そしてPC版での発売も決定している縦スクロールシューティング「式神の城」（PC版のタイトルは"式神の城 EX"）。
　本作は，人間のキャラクターを自機としたシューティングで，雨あられと降り注ぐ敵弾を避ける爽快感と，おびたただしいアイテムが出現するインフレゲーム感がほどよくミックスされたゲーム性が魅力のタイトル。Xboxへの移植時に，プラクティスモードやイラストギャラリーなどの追加がなされた本作だが，PC版ではさらにI.Rモード（インターネットランキングモード）など，シューターやスコアラーな人には，よりエキサイティングなプレイが楽しめるモードが追加されている（ちなみに，PC版にはXbox版に収録されたアニメーションムービーなども詰め込まれているとのこと）。

　さてその式神だが，本日「秋葉原 ラオックス ザ・コンピュータ ゲーム館」でPC版の無料体験イベントが開催された。日頃からゲームに親しんでいる人には馴染みがある場所かもしれないが，なんといっても今回がPC版の初お目見えということで，そのデキを一目見てやろうという多数のファンが詰め掛けていた。さほど広いスペースを持たない店内だけに，"人波をかき分けながら"といったカンジの体験会となった。

　体験会は，発売元のメディアクエストによる簡単なゲームの説明で始まり，この手のイベントには付き物のジャンケンによる景品争奪戦，最後にゲームが自由にプレイできる試遊時間へといった運びで進行。メディアクエストによるデモンストレーションプレイでは，「スゲェおもしろそー！」といった感嘆の声や「ショボ……」（もちろんデモプレイに対しての声。在野のプレイヤーと比べちゃ酷だって……）など，ファンからさまざまな感想（？）が漏れていたが，各自とりあえずは納得のデキだった模様。ジャンケン大会では，メディアクエストが大量のグッズを用意してくれていたため，ほとんどの参加者が，式神の城特製マウスパッドやクリアファイルといった景品を手にしていたようだ（みんなホクホク顔だったし）。

　筆者もファンの傍らでプレイを覗き見（？）したり少し遊んでみたりしたが，Xbox版と同様にほぼ"完全移植"といっていい仕上がり具合だと感じた。特にI.Rモードでは，オリジナル版とは異なる敵の出現パターンや出現数などが設定されているので，アーケード版をヤリ込んだ人でも新鮮なプレイが楽しめそうだ。ちなみに，今回発表された式神の城 EXの製品パッケージ仕様は以下のとおり。

■「式神の城 EX」オリジナル書き下ろしイラストが同梱
■特別ハードBOX入り

　上記に加えて，初回4000本の限定BOXには「式神の城 EX プレミアムマウスパッド」（本記事中の写真にあるマウスパッドとはまた違うデザインらしい）が同梱されるとのことだ。
　コンシューマ市場と比べて，まだまだアーケードからの移植タイトルが少ないPCゲーム市場。これを機に，ガンガン移植タイトルが発表されることを期待したい。（Gueed）