以前「こちら」で第一報をお伝えした，2002年7月の発売に向けてエグゼクリエイトが開発しているアクションRPG「ヴァンパイア ハーツ」（以下，VH）の最新情報をお伝えしよう。

　人間とヴァンパイア（闇人）が相反しながらも共存している世界。しかし，どちらの種族も衰退し，いままさに滅びようとしていた。人間側の最後の子供（ラストチルドレン）である少年"トウマ"と，闇人側の，やはり最後の子供になってしまうかもしれない少女"ステラ"が，物語の主人公だ。
　ゲームは，プレイヤーが操るトウマが，ステラと血を混ぜ合わせてしまうところから始まる。そのため，ゲーム中で日にちが進むたびに，トウマは闇人化し，逆にステラは人間化していってしまう。二人に残された時間は，30日。「それまでにどうするか」が，VHのストーリーの中核をなしている。

　ところでこのVHには，経験値という概念はない。闇人化し続けるトウマは，放っておいても強くなり続けるのだ。具体的に，人間と闇人の違いを列挙してみると，

・人間
長所：太陽の下でも活動できる。銀など，闇人が恐れるものも平気
短所：闇を恐れる。弱い。

・闇人
長所：闇の中で行動可能。力が強い。闇の血力（魔法のようなもの）を使える。
短所：日光や銀を恐れる。人間の血を吸わないと生きていけない。白い液体は飲めない。

　日に日に闇人化していくトウマは，徐々に力が強くなり，闇の血力のパワーが上がっていく代わりに，日中に活動できる時間が減っていく。ある程度闇人化しないと入れない"墓所"という場所もあるようだが，逆に人間からの情報収集と武器屋や道具屋での買い物は日中しかできないため，あまり強くなりすぎるのも考えもののようだ。
　また，ここで一つ思い出してほしいのが，「30日」という制限。いくら時間が経つほどトウマが強くなるといっても，あまりのんびりプレイしていると，ステラから嫌われ，悲惨な結末となってしまう。逆に，少ない日数でクリアするほどいろいろなエピソードを楽しめるようだ。

　ちなみにエグゼクリエイトから送られてきた最新資料には，ジャンルとして「アクションパズルRPG」と書かれている。おそらく前述のクリア日数の問題のことだろうが，どうやらパズルの要素も含まれているようだ。何度も何度も繰り返して遊ぶことができるアクションRPG。今から発売が楽しみだ。前のNewsのときよりは，ずいぶん発売日が近付いたしね。（Iwahama）

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