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[E3 2002#45]前作からさらなる飛躍を遂げた「Combat Flight Simulator 3」 | - 05/25 17:45 |
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E3会場の中でも大企業がこぞって軒を連ねるSouth Hall(南ホール)において,一番奥まったスペースを広々と使っているのが,Microsoftのブースだ。そのさらに奥にある会議室で,「Combat Flight Simulator 3」(以下,CFS3)のプログラムマネージャーであるTucker Hatfield氏自らCFS3のデモンストレーションを見せてくれた。 デモが始まって,まずひと目見た段階でも気づいたのが,地形の美しさである。機体が美しいのは最近では当然で,前作でも(あの時点では)不満を持ったことはない。ただ,CFS3では,地形までもがきっちりと描かれているのがよく分かる。Hatfield氏の説明によると, 「地形はすべて,GPSデータを元に実在の場所を忠実に再現しています。またそのデータも,前作の1km単位からグッと細かくした120m単位に変更しており,よりなめらかでリアルな地形を表現できるようになりました」 もちろん,新グラフィックスエンジンの力も大きい。機体の高度をグングン下げていくと,まったく不自然なところがないままに地面が近付いてくるのだ。Hatfield氏は,「せっかくだし」とほほえみながら,そのまま機体を墜落させてしまったが,その直前まで,一本一本の木がよく見えるなど,自然なグラフィックスが続いていたのは驚嘆に値するだろう。 続いてHatfield氏は,細かいデータについて説明を始めた。前作ではパイロットが7人までしか登場させられなかった−−つまり,シングルプレイモードでは一度に7機までしか操れなかったが,CFS3では34人まで同時に飛行できるようになっている。登場する機体は18機で,それぞれのバリエーションを含めれば34機。ちなみに,ドイツのツインジェット戦闘機,Go229(写真上段右)も登場する。これは,当時の最新鋭機で試験飛行も行われていたものの,結局戦場に配備されることはなかった幻の戦闘機だ。ちなみにTuckerがデモで操縦していたのも,このGo229。この機体が登場するというだけで,本作がより魅力的に見えるのは筆者だけだろうか? そのほかの特徴としては,一つ一つのミッションの成果が,常にその後の戦況に影響を与えているというダイナミックミッションシステムだ。写真の上段真ん中は戦況を表している図で,ピンクのラインが前線となっている。ミッションの結果いかんではこの前線さえも変わってしまう。着実に一つ一つミッションをこなしていくプレイが基本だろうが,あえて自軍を苦境にさらしたプレイを楽しむのも,また一興だろう。 また,マルチプレイの最大参加人数は現在調整中ではあるものの,最低でも16人で,Hatfieldは「64人同時プレイを目指している」と語っていた。一つのミッションには16人まで参加できるので,一つのゲーム中で16人ずつ四つのチームがそれぞれ別のミッションを行う,なんてことも見られるかもしれない。 CFS3は,2002年秋頃発売予定。64人とはいわないが,ぜひ32人くらいでマルチプレイをしてみたいものだ。(Iwahama) ・IGF2002で記事など当サイト内「Combat Flight Simulator 3」に関する記事一覧は「こちら」 (C)2002 Microsoft Copyright. All rights reserved. |
- 関連タイトル:
マイクロソフト コンバット フライト シミュレータ 3
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