2004/10/20 18:46 |
Kimの韓国最新PCゲーム事情#253
「Asheron's Call 2」,韓国でサービス終了に(2004/10/20)
Text by Kim Dong Wook特派員
TECH BUSINESS LAND社が,「Asheron's Call 2」の韓国でのサービスを2004年10月末日をもって終了すると発表し,韓国オンラインゲーム業界に衝撃を与えている。 同社は,本作の課金プレイヤー達に対して,補償として北米ワールドで3か月間無料でプレイする権利を贈ると発表している。
有料サービス開始からわずか1年と3か月でサービス終了が決まったAsheron's Call 2は,欧米でこそ好評を博しているが,システムの複雑さが災いしたのか,韓国人の趣味に合わなかったのか,韓国では人気を獲得できなかった。 しかし有料サービスが開始されたばかりのころには,西洋的なクエスト進行制のシステムと,モンスター狩りをメインとする東洋的(というか韓国的)なシステムが両立していて,韓国市場でも成功を収めるだろうと予測されていたのである。 ともあれAsheron's Call 2は,「レインガルド」(カプコン),「ダークアイズ」(ネクステック),「Ultima Online」(Electronic Arts),「EverQuest」(Sony Online Entertainment),「クロスゲート」(スクウェア・エニックス)などに続いて,韓国市場でサービス終了となった,不運のオンラインゲームとなってしまった。 今回のサービス終了の発表は,韓国でサービス開始のカウントダウン状態にある「World of Warcraft」や「Guild Wars」「EverQuest II」といった期待の海外タイトルにも悪影響を及ぼすことになりそうだ。
業界の専門家は,「韓国ゲーマー達には独特の特性があるので,純粋な海外産オンラインゲームが成功する可能性は非常に低い。日本を始めとする海外産の既存の人気コンテンツを活用して,海外デベロッパと韓国デベロッパが共同でゲームを企画/開発する流れが一番理想的だろう」と分析している。
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