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リチャード・ギャリオット氏の処女作「Akalabeth: World of Doom」がGoG.comで無料公開
「Akalabeth: World of Doom」は,ギャリオット氏が18歳の高校生だったときに,宇宙飛行士の父親Owen Garriott(オーエン・ギャリオット)氏に買ってもらったApple IIで制作したゲームであり,「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に感化された世界観になっている。また,前年にプレイしたアドベンチャーゲーム「Escape」に感動したギャリオット氏はダンジョンをワイヤーフレームで表現し,ロールプレイングゲームでこの技術を利用する初のタイトルとなった。
マウス対応はしておらず,キーボードでの入力のみとなっているが,「生存に食料が必要になる」「ホットキーでコマンド操作ができる」といった,のちの「Ultima」シリーズに続くゲームコンセプトも垣間見られる作品だ。
そんな本作をギャリオット氏は当初,サンドイッチを入れるジップロック型のビニール袋に入れて,地元のコンピューターショップに自分で売り歩いていた。それがパブリッシャの目にとまり,19歳になったころには,15万ドルのライセンス料を手にしていたという彼のサクセスストーリーの第1歩となった。
この無料公開は,現在GoG.comで開催中のクリスマス限定セールに絡んだもので,同サイトでは「Ultima」シリーズ作品が最大80%オフで販売中だ。もちろん「Akalabeth: World of Doom」は,「Ultima」シリーズを購入しなくともGoG.comアカウントを持っていれば無料ダウンロードできる。
RPGの原点の一つとも言って過言ではない「Akalabeth: World of Doom」を,遊んでみる価値は十分にあるのではないだろうか。
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