2004/07/27 15:23 |
Kimの韓国最新PCゲーム事情#223
プロゲーマー達の"e-スポーツ"中継がプロ野球をしのぐ人気に(2004/7/27)
Text by Kim Dong Wook特派員
韓国ではStarCraftリーグに代表される,プロゲーマー達の対戦プレイ,すなわち「e-スポーツ」が,既存のプロスポーツの人気をしのぐ勢いだ。
ゲーム専門の放送会社Ongamenetは,2004年7月17日に韓国第二の都市プサン(釜山)市の海水浴場で開かれた,StarCraft(邦題:スタークラフト)の対戦競技をメインとする「SKY杯プロリーグ2004」の決勝戦を放送した。そしてその視聴率が,同じ時間帯に放送されたプロ野球のオールスター戦よりも高かったと発表したのだ。
プサン市の海水浴場特設ステージには10万人が集まったのに対し,同じくプサン市で行われたプロ野球オールスター戦の球場には2〜3万人の観客しか集まらず,まことに閑散とした試合になった。 実際,夕方になると焼き肉屋や居酒屋に集まる20〜30代の男性達は,プロ野球やプロサッカーの競技よりも,StarCraftリーグの競技にテレビのチャンネルを合わせ,自分達が応援するプロゲーマーのプレイに夢中になっている。
e-スポーツに対する社会的な関心が高まるにつれて,所轄官庁である文化観光部でも,独自のスポーツとして十分に発展可能というビジョンを持つようになり,多様な支援策を模索している。昨年(2003年)10月にも,韓国で最も規模の大きい野球場(日本でいえば,さしずめ東京ドームにあたる?)でStarCraftリーグの決勝戦が開かれて,話題になったりした。
現在,韓国最大の移動通信会社であるSKTや,同業二位の国営企業KTFを含めて,三星電子, HanbitSoftなど11社がプロゲームチームを運営しており,自社の製品およびサービスのイメージアップに效果を発揮している。また,多くの企業がプロゲームチームの設立を準備中だ。
e-スポーツ各チームのエンブレム(左)と,SKT(中)およびHanbitSoft(右)のプロゲームチームの顔ぶれ
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|