「Project Eden」は,Tomb Raiderのエンジンをチューンして使用していると思われる,SF 3Dアクションゲーム。あらゆる人間が住む,巨大な超高層建築物。その中を,謎を解くべく下へ下へと下っていく。上がっていくストーリーはよくあるが,下っていくのはちょっと新鮮。最大の特徴は,
4人組のパーティーで冒険するということだろう。
メンバー毎に異なる特殊能力が用意されており,それらを活用してさまざまな難関を攻略していくことになる。敵と戦うことはもちろんだが,用意された難関はアドベンチャーゲームのようなパズルじみたものも多いようで,
部屋の扉を開けるためにラジコンを使って壁の小さな穴から部屋に進入し,ドアの内側にかかったカンヌキをラジコンの銃器で破壊! といったことをしなければ突破できないシーンなどもあった。
ほかにもさまざまな仕掛けが多数用意されており,特定のメンバーだけが操作できる機器を使ったり,複数の階にまたがる謎なども用意されているようだ。実際の操作では,一人一人を個別に操作することもできるし,隊列を組んで進むことも可能。命令を出して待機させておくことなどもできる。画面を一見するとFPSのような見えるが,
視点は一人称も三人称も選択可能。
先に「Tomb Raiderのエンジンをチューンして云々」と書いたが,現実にはまったく別モノといってもいい。あらゆるマッピング機能を備え,スキンの使用も可能にし,
キャラクターのモーフィングまでも可能にしている(これがゲームにどう関わってくるのか,非常に気になるところだ)。
気になるマルチプレイは,パーティーそのものを操作するわけではなく,一人のキャラに扮してプレイすることになるそうなので,キャラクター選びは慎重に。
ちなみに本作のオープニングで,テディベアがビルの屋上から下へと落下し,カメラがテディベアを追っていくと,ビルの下にいくほど危険で怪しい雰囲気になるのだが,このシーンについて質問をしてみたところ,次のような返事が返ってきた。
「ビルを建築するには下から上へと順に作られるわけで,下の階は古いモノ……つまり過去を示している。そして,下にいくに従って危険になるのは,過去の風習などは悪いモノとなってしまうことを表しているという。なお,ゲームはビルの屋上から下へ下へと攻略していくことになるけど,これについては悪しき風習や過去を破壊するという意味合いがあるんだ」 うーむ,なかなかヘビーなテーマだ。
Project Eden c 2000 Core Design Limited . Published by Eidos Interactive Limited. Project Eden is a Trade Mark of Core Design Limited.