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3年半ぶりのメジャーバージョンアップ:アイマジックの「鉄道模型シミュレーター4」が12月24日に登場
従来作品と比べて,グラフィックスのポリゴン数を大幅に増やすことにより車輌のディテールを高精度で再現し,車体各部の素材の違いによる微妙な質感の差,例えば熱線防止ガラスの採用なども分かるグラフィックスとなっている。動作条件については下にまとめたので,チェックしてほしい。
沿線の風景も含めたレイアウトを作り込める「レイアウター」と,完成したレイアウトを楽しむための「ビュワー」がセットになっており,自分で作って走らせるという,いかにも鉄道模型らしい楽しみ方が可能だ。
レイアウターでは,ドラッグ&ドロップで各種部品を簡単に配置できるのみならず,レイヤー/グループといったCADライクで高度な管理機能も備え,同時に複数のレイアウトを編集できるマルチウィンドウ/マルチビュー,地形のインポート/エクスポートといった機能も持つ。また,部品を積み上げることで高架駅を簡単に作れるようになったのも,今作の大きなポイントだ。
一方車輌を実際に運行させて見るビュワーでは,運転台/車窓/フライスルーなど多彩な視点をサポートし,DirectXベースの3Dサウンドにも対応する。また,パンタグラフの昇降やヘッドライト/室内灯の点灯/消灯などは,オブジェクト単位での指定が可能なスクリプトで実現するが,それらイベントのタイミング調整にはタイマーのみならず,特定のイベントの発生を感知して動作する"センサー"も使える。
気になる車輌としては,JR東日本の成田エクスプレス253系,寒冷地仕様特急E751系,リニューアルされたE1系新幹線が収録されているほか,「鉄道模型シミュレーター3」用の車輌を組み込むための移行ツールを,公式サイトで配布予定とのことだ。ただし,レールやストラクチャー(各種施設)は旧来のものを利用できないので,注意が必要である。
旧来のシリーズと同様に,鉄道模型シミュレーター4は「第0号」=基本セットとしてリリースされるが,現行の鉄道模型シミュレーター3並みに車輌やストラクチャーが揃うのは2006年中頃になるという。"3"および"2"は販売が継続されるので,旧来作品のファンも安心して新バージョンの充実を待ってほしい。(Guevarista)
「鉄道模型シミュレーター4 第0号」
発売予定:2004年12月24日
価格:8900円(税別)
動作環境:Windows 2000/XP,Pentium 4/2GHz以上,メモリ 512MB以上,DirectX 9.0(Pixel Shader 2.0/Vertex Shader 2.0)以降に対応したビデオカード,ビデオメモリ 64MB以上,HDD空き容量 30MB以上,Direct Sound 3Dに対応したサウンドカード,DirectX 9.0以降
→「鉄道模型シミュレーター」シリーズの公式サイトは,「こちら」
(c) 2005 I.MAGIC All Rights Reserved.
JR東日本商品化許諾済み
- 関連タイトル:
鉄道模型シミュレーター3
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