アイマジックは，鉄道模型シミュレーターシリーズの最新作となる「鉄道模型シミュレーター3 第6号 東海特集号」を，2004年7月16日に発売すると発表した。価格は8925円（税込）。

　本シリーズは，鉄道模型の図面をもとに再現した列車をディスプレイ内で走らせる鉄道模型シミュレーションゲーム。鉄道模型シミュレーター3はすでに第5号までの5タイトルがリリースされており，それぞれ車両データのみならずシステム部分も持ち合わせているため，欲しい車両のデータの入ったタイトルだけ買えばいいというのも嬉しいところだ。
　そして今回リリースされる最新作は，鉄道模型メーカーのレイアウト設計システムとして使用されている「レイアウター」と，運転ソフト「ビュワー」の最新版を搭載し，車両はJR東海の923形ドクターイエロー，313系近郊型電車，373系特急形電車，キハ75系一般気動車を収録している。なかでも外見が黄色で，筆者的には最もインパクトを受けたドクターイエローは，700系新幹線をベースに製造された東海道・山陽新幹線で各種試験を行う総合電気軌道試験車。主に架線電圧や摩耗状態などを測定するための車両ということだ。
　車両のほかにも，線路，建物部分などの新規パーツを収録。同社の規格線路では初となるダブルスリップポイントのほか，新幹線に最適なロングポイント，信号機や標識類など，新要素が目白押しだ。

　電車を操作する一般的な電車系ゲームとは一味も二味も違う本作だが，自分の好きなように線路などをレイアウトして，あとはただ列車が走る様子を眺めるだけという，極めてシンプルなゲーム性がかえって新鮮かも。まったりと遊んでみたい人は，ぜひ。（halen）

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