暗殺者となり,ミッションをこなしていく
「Hitman2:Silent Assasin」(以下,Hitman2)は,数々のアイテムを駆使しながら映画のヒーロー並みの境地を切り抜けていくというちょっと過激なタイトル。21日に行われたEidosのプレスパーティでは,各所の解説をデモンストレーションで実際に行いながらインタビューできたので,その詳細を紹介していこう。
プレイヤーが操ることになるHitman(スキンヘッドだ)は,武器や変装,隠密行動などを駆使してミッションのターゲットとなる人物を探し出して,暗殺するのが仕事(?)。暗殺の実行場所はターゲット(マフィアの幹部など)の邸宅や秘密基地(のようなもの)となっており,そこは複数のガードマンが守りを固めているだけでなく,使用人たちが頻繁に出入りしている人目の多い環境だ。そこに侵入して目的を遂行していくのだが,Hitmanが扱う武器にはあらかじめ携帯していく武器と,現地で敵を倒して調達する武器とを合わせると
30種以上が用意されている。これには"Beretta model92"や"Dragunov SVD Sniper's Rifle"などの銃器系から,Fiber Wire(鋼線で首を絞めるための武器),Crossbowといった音を立てずに敵を倒すもの,Katana(刀)やAxe(斧)までがあり,状況に応じて使い分ける必要がある。もちろん,銃器にサイレンサー(発砲時の音を抑えるもの)を取り付けてできるだけ音を立てないようにしたり,双眼鏡であらかじめガードの位置を把握しておくことも重要だ。デモでは二つのマップしか見せてもらえなかったが,
日本やマレーシアなどのアジア兼のマップもあるとのことだ。
ミッション遂行中は,ただ闇雲に敵を倒すだけではないのがHitman2の特徴の一つ。
敵を倒したら着衣を奪い,ガードマンやシェフ,ウエイターなどになりすまして,切り抜けることもできる。つまり主目的となるターゲットの暗殺までの行程が自在に選択できるようになっていて,邪魔となるすべての敵を排除しつつ進む方法や,ターゲット以外をまったく倒さずに進んでいく方法など,プレイヤーによって千差万別となるのが面白い。
また,倒した敵を草むらに隠して見つからないようにしたりドアを開ける前には鍵穴から向こう側の様子を伺ったり,窓から顔だけ出して辺りを伺ったりと,キャラクターのアクションも豊富に用意されている。"Thief"の生まれ変わりという気もしないでもないが,Hitman2は,まさにアメリカ版"仕事人"という表現がピッタリくるかもしれない。
発売延期となってしまったが,デモンストレーションを見た限りではほとんど完成しているという感じがあった。おそらくミッション部分のバランス調整をしているので,これ以上の延期はないだろう。発売予定は2002年秋だ。
なお,別なNews記事で3本のムービーもUpする予定なので,ぜひそちらも見てみてほしい。(Seal)
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