forGamer.netにも特設コーナーのあるズーの「コサックス〜攻城の世紀〜」は，世界中で27万本が販売されたスマッシュヒットになった。16種類のヨーロッパ近代国家の中から選択して最大で8000体というユニットを作成して敵と戦うという，物量作戦を満喫（？）できる秀作だ。

　そのコサックスの公式追加パックが，年内にCDV Softwareから発売される予定になっている。タイトルはまだついておらず"公式アドオン"としか呼ばれていないのだが，全体的にはシングルプレイヤーモードを強化するのが目的で，細かいものも合わせると35種類の新機能とバグフィックスなどのマイナーチェンジが行われている。
　その中でも特筆すべきが，初心者にも使いやすいように製作されたマップエディタで，プレイヤーはシムシティのようにアイコンで選択したオブジェクトを配置したり，土地の高さを上下させたりすることが可能になっている。むろんこのエディタで，ミッションを作るすることもできるようになるという。
　公式アドオンには，ババリア（バイエルン）とデンマークの2国が追加されたのに加え，プロシア，オーストリア，サクソニー，アルジェリア，ポーランドの五つの戦場を題材にした30種のミッションに加え，シングルミッションも五つ加えられる。また，ユニットひとつ一つに経験値の要素が加わり，ベテランユニットへと成長するようになった。さらに新しいフィーチャーとしては，シングルプレイヤーゲームやマルチプレイヤーゲームを"録画"できるようになり（リプレイファイル），後で早送りして鑑賞するということもできるらしい。ユニットの作成も，クリックした分だけ自動的に登場するなど，このゲームの持つ"大量のユニットで軍隊を編成する"という楽しみも倍増されそうだ。