2002年4月1日に発売を予定しているバンダイの「ガンダム ネットワークオペレーション」（以下GNO）。本作は，原作の中でもとりわけ人気の高い「1年戦争」を体験できるオンライン専用戦術シミュレーション。プレイヤーは連邦軍かジオン公国のどちらかを選択して一部隊を率い，敵部隊との戦闘に興じることになる。いわゆる戦術級のシミュレーションだが，次期主力となるモビルスーツをギャンにするか？　ゲルググにするか？　をユーザーの投票によって決定したり，所有するモビルスーツやパイロットを艦長（プレイヤー）同士でトレードできるといった興味深い機能もある。詳しいゲームについての内容は以前に紹介した「ここ」やScreenshots集の「こちら」（最新のScreenshots集も本日Up予定）を参照してもらいたいが，春の注目タイトルとして，多くのユーザーから期待されているタイトルといってもいいだろう。

　先日「ここ」で発売を記念した"体験イベント開催！"とお伝えしたが，最初から最後まで4時間以上に渡って取材してきたので，その様子をお伝えしよう。
　そもそも金曜日の18:30から秋葉原Neccaでスタートということもあって，かなりの人数が集まったようだ。入るために整理券さえ必要だったとのこと。イベントは3部に分けられていて，バンダイの牛島さん（写真下段中央の向かって右側）と，自称"芸能界で一番機動戦士ガンダムに詳しいアイドル"の稲葉ちあきさん（写真下段右）の司会進行役のもと，1部ごとに50名のユーザーがGNOを体験できたという次第だ。
　ちなみに，第2部，第3部の体験イベントではアムロ・レイの声優で知られる古谷徹さん（写真下段左側）がスペシャルゲストとして登場。古谷さんは普段からゲームをよく遊んでいるようで，このイベントでもNeccaの参加者から仲間を募ってチーム「BLUEMOON」（彼の好きな紫色のバラの名らしい）を結成。麾下にガンダム，ガンキャノン，ガンタンクなどを従えた特別な艦隊を駆って戦場に乗り込み，GNOを満喫していた。またイベント中には古谷さん自身によるクイズも行われ，「僕の好物はなんでしょう？」（正解は月餅），「僕の今ハマッているスポーツはなんでしょう？」（正解はウィンドサーフィン）といった問いの正解者にはゲーム内のトレード機能を使って最新鋭機のジム・スナイパーカスタムをプレゼントをしていたのだ。
　ところで古谷さんはかなりノリのいい人で，第2部ではGNOの操作を覚えようと言葉も少なめだったが，それは仮の姿。ゲーム慣れしたのか第3部では衣装も写真のものに着替え，アムロの各名ゼリフはもちろんのこと，「巨人の星」の星飛馬の声で「父ちゃん！」といったかと思えば，「聖闘志星矢」の星矢の声で「ペガサス流星拳!!」と叫ぶなどサービス満点で，会場は大きな盛り上がりを見せていた。

　当日はβテストサーバでプレイしていたことから，秋葉原Neccaにいなくとも，βテストに参加していたユーザーの中にはトオル・フルヤ大尉が率いる部隊を目撃した人もいるのではないだろうか？　GNOはプレイヤーがオフライン時であっても艦隊は自動運営されて敵軍とオートで戦うため，ひょっとしたらこれからもトオル・フルヤ大尉の部隊と出会うことがあるかもしれない。ちなみにトオル・フルヤ大尉の部隊のレベルは35で，麾下のガンダムにはアムロが搭乗している。味方として現われた場合は頼もしいが，敵として現われた場合は文字通り「連邦の白い悪魔」とおびえることになりそうだ。（Murayama/Iwahama）

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