というわけで，ズーが販売することになった，FPS「コードネーム：アウトブレイク」。

　舞台は2034年の地球。隕石に付着したエイリアンの胞子によって，多くの人々が体を乗っ取られていった。そうした中，エイリアンを駆除する部隊"C-Force"が出撃！　プレイヤーはエイリアンの脅威から地球を救うために戦うことになる。
　本作は毎回2名の隊員が出撃してミッションに当たり，ちょっとした"作戦行動"が取れる点はなかなかに面白い。敵基地に潜入するために仲間に指示を出して，離れた歩哨を同時に倒すといったことができるなど，なかなかに楽しいシチュエーションが一杯である。ちなみにゲームに登場する隊員は総勢12名で，隊員によって得手不得手があるので任務に適した隊員を選ぶこともゲーム攻略のカギとなる。なおプレイヤーが操作していないキャラはCPUが担当するようになっており，指示を出して行動させる以外にオートで戦わせたり，ときにはプレイヤーを援護してくれることもある。ちなみにプレイヤーが2名の戦闘員は切り替えて操作することも可能だ。

　ゲームには13のレベルがあり，屋内外を舞台に激しい戦闘を繰り広げることになる。生存者の救出，妨害活動，核兵器発射の阻止，重要な情報やサンプルの入手など，さまざまなタイプが用意されているほか，昼夜の選択も可能可能。昼と夜とではグラフィックスの変化はもちろん，敵の配置も変わるようになっているため，夜の場合はそっと忍び寄って倒すといったように攻略方法も変化する。まさに一粒で二度おいしいというのは，このことだろう。
　任務完了時の達成具合によって隊員が成長したり，こちらの銃声を聞きつけて敵が集まってくるなど，FPSとしては興味深い要素が満載の「コードネーム：アウトブレイク」。日本でのズーの予定は，
・日本語マニュアル付き英語版　12月上旬　6800円
・日本語版　2002年2月　8800円
となっている。それまでは「こちら」の海外公式サイトをどうぞ。（Murayama）