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“世界最速”が謳われる下り2GbpsのFTTHサービス「NURO 光」をSo-netが発表。月額4980円から
NURO 光は,新たな伝送規格「GPON」を採用し,従来のFTTHサービスより高速な,下り2Gbps,上り1Gbps(ともに理論値)の通信速度を実現したとするサービス。提供される宅内終端装置は3つの有線LANポートを備えるほか,最大速度450Mbpsの無線LAN機能も搭載しており,複数の機器での高速通信を前提としたサービスになっている。
発表会では,まずソネットエンタテインメント代表取締役社長の吉田憲一郎氏が登壇し,サービス立ち上げに至った背景を説明した。氏はコンシューマゲームやPCゲーム,4K映像などに代表される「コンテンツのリッチ化」,思い立ったときにすぐコンテンツを楽しめる「オンデマンドの進展」,PCやゲーム機はもちろん,TVや白物家電にまで浸透する「デバイスのWi-Fi化」という3つのキーワードを挙げ,より高速な「NURO 光」で新たな価値を創造すると抱負を語った。
ソネットエンタテインメント 代表取締役社長 吉田憲一郎氏 |
コンテンツのリッチ化の例として,PlayStationシリーズのダウンロードタイトルが挙げられた |
続いて登壇したソネットエンタテインメント取締役執行役員専務の会田容弘氏は,宅内終端装置にLANケーブルを接続するだけで使えるという設定の簡単さや,無線LANが一般的な2.4GHz帯のほか,電波干渉の少ない5GHz帯に対応していることなどを紹介。サービス最大のウリである通信速度については,TVやタブレット,スマートフォンなど合計5台の機器で同時にストリーミング再生するというデモを行い,快適に楽しめることをアピールした。
ソネットエンタテインメント 取締役執行役員専務 会田容弘氏 |
5台の機器を一度に接続しても品質に問題ないことをアピール |
会田氏のプレゼンテーションが終わったところで,ソニー代表執行役社長兼CEOの平井一夫氏がサプライズゲストとして登場。氏は「実際に体験して,まさしく世界最速だと驚いた」とコメントし,「NURO 光の“感動を与える”“好奇心を刺激する”というサービス内容は,ソニーグループが目指す共通のミッションでもある」と,期待の大きさを示した。
一般的なFTTHサービスの場合,下りは100Mbpsや200Mbps,速いものでも1Gbpsなので,NURO 光の下り2Gbpsという数値は頭一つ抜け出ることになる。導入する環境によって実効速度は変わってくるが,ダウンロードタイトルを中心にゲームを楽しんでいるゲーマーにとっては注目すべきサービスになるのではないだろうか。
So-net公式サイト
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