「Rise of Nations」開発元のBig Huge Games，身売りか閉鎖の二者択一へ

　「Rise of Nations」の開発元として知られる，ゲームデベロッパのBig Huge Gamesが身売りか閉鎖かの二者択一を迫られているようだ。

　海外ゲーム情報サイトのCrispy Gamesによれば，親会社のTHQでは現在，Big Huge Gamesを買い取ってくれる相手を探しており，近日中に買い手が付かない場合は閉鎖することになるだろうと報じており，すでに50人の社員の解雇が決定しているらしい。
　この背景には，THQが今年初めに打ち出したビジネス再建案があり，世界規模での600人の人員整理を含む，総額2億2000万ドル（約217億円）もの経費削減策に則ったものだということだ。

　Big Huge Gamesは，「Rise of Nations」や「Age of Empires III: Asian Dynasties」の開発で歴史RTSファンには馴染み深いデベロッパだ。
　2008年にはパブリッシャのTHQによって買収されて子会社となっており（関連記事），現在はElder Scrollsシリーズでリード・デザイナーを務めたKen Rolston氏を筆頭に，コンシューマ機向けの新作RPGを開発中だった（関連記事）。