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MicrosoftとSony,10月開催予定のE for Allに参加せずと発表
MSとSonyという二つの重要なプラットフォームホルダーが不参加を決めたことについて,E for Allを主催するIDG World Expoは公式のコメントを出していないが,これが大きな打撃であることは間違いない。
E for Allは,2007年から規模を縮小してその性格を大きく変えたE3(Electro Entertainment Expo)の後継イベントとして,場所もE3と同じロサンゼルスのコンベンションセンターで10月18日〜21日に開催される予定だ。メディアや流通業者だけでなく,一般客も対象としたいわゆるメガショーで,先頃開催されたライプチヒのGC(Games Convention)や,もうすぐ始まる東京ゲームショウのような路線を狙っている。
現在のところ,いち早く参加を表明した任天堂に続き,Electronic Arts,THQ,コナミなどが出展を予定しているが,Midwayやセガといった,すでに不参加を決めているメーカーもいくつかある。Ubisoft EntertainmentやActivision,Vivendi Gamesなどの大手は,今のところ模様眺めといったところ。開催予定とされている10月末といえば,各社のラインナップもはっきりしている時期。そのため,新作を追うメディアにとっての魅力がやや乏しく,メディアの少ないショーに大金を投じてブースを設営するのは無駄だという意識が不参加を決めたメーカーの間で働いたと思われる。
いずれにしろ,「E3の後継者」を目指すE for Allに暗雲がたれ込めたのは事実だろう。
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