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多彩な夢がテーマの爽快アクションに,墨彩画風グラフィックスの三国志SRPG。中国の新進ゲーム企業SPARK NEXAのブースをレポート[TGS2024]【PR】
SPARK NEXAは,中国で人気の動画アプリを手がける「快手」の傘下企業として,3年前の2021年9月に設立された。日本での本格的な展開はこれからということもあり,まだその名を知る人は多くないと思うが,かなりのクオリティを感じさせるタイトルが出展されていたので,それぞれお伝えしよう。
プロジェクト夢遊
ブースで一番目立っていたのが,PC&スマートフォン(iOS / Android)向けアクションアドベンチャーの「プロジェクト夢遊」だ。「時駆けの夢」「英雄の夢」「成金の夢」「モフモフの夢」「ニートの夢」「過労の夢」など,多種多様な夢を持ったキャラクター「夢霊」たちが,その夢をかなえるために戦う姿が描かれる。
まず目を引くのは夢霊たちのデザインだ。英雄の夢は巨大な剣を持ち,モフモフの夢は柔らかな毛並みで,過労の夢は操り人形を手にしているなど,夢を具現化させていたり,皮肉がきいていたりと,見ていて飽きないビジュアルになっている。
TGS 2024に出展された試遊版では,まずガチャを引いて40人の夢霊を集めて,そこから3人を選びステージで戦いを繰り広げていく。それぞれの夢霊は,いつでも繰り出せる「通常攻撃」,強力だが使用後にクールタイムが必要な「強化攻撃」,ダッシュなどの「攻撃回避」という3つのアクションを繰り出せる。
もちろんアクションは夢霊ごとにスピーディだったり,敵をまとめて倒せたりと特徴が異なり,いずれも爽快感があった。夢霊はいつでも切り替えられるので,それぞれの能力を把握したうえでパーティを組むと良さそうだ。
また,倒した敵が落とす星のようなアイテムを集めていくとレベルアップし,3つのパワーアップから1つを選ぶことになる。単純に攻撃の威力を高めるようなものもあるが,注目は自動的な攻撃手段が増える「弾幕」系のパワーアップだ。繰り返していくと常に夢霊から攻撃が発動されているような状況になる。
ただし,敵の数や攻撃も激しくなるので,何も考えずに敵を蹴散らすようなことはできない。特にステージの最後に現れた巨大なボス戦では,攻撃回避をしっかり使わないと厳しそうな印象を受けた。
そして会場で試遊する人に向けては,本作の爽快なアクションで日頃のストレスを解消してほしいと呼びかけていた。
「プロジェクト夢遊」公式サイト
神州の戦:三国編
もう1つのプレイアブル出展タイトル「神州の戦:三国編」は,三国志を題材にしたPC向けシミュレーションRPGだ。残念ながら,今回の試遊版は日本語表示に対応しておらず,ビジネスデーのみの出展とのことだった。
ブースにいた担当者に,ときおり言葉の意味を教えてもらいながら軽くプレイした限りでは,基本的なシステムは王道かつシンプルなターン制といった印象を受けた。自軍の武将(が率いる部隊)をマス目で区切られたマップに配置し,移動しては敵を攻撃し,全武将の行動が終われば相手側のターンに……という流れだ。もちろん武将固有のスキルや,挟み撃ちによる複数回攻撃といった要素も用意されている。
また,スキルの名前が武将の故事に由来する(曹操なら,赤壁の戦いの前に詠んだという「短歌行」)など,三国志世界の演出はばっちりだ。
最大の特徴となるのは,スクリーンショットを見れば分かるとおり,墨彩画のようなグラフィックスだろう。戦闘に入る前の物語シーンからは「動く絵巻物」といった印象を受けるし,戦闘での火計や水計のエフェクトも筆で描いたようなタッチで表現される。
そして,このグラフィックスが一番映えるのは,特定の条件を満たしたうえで,三国志演義の物語で因縁のある武将同士が対峙すると発生する「一騎打ち」だ。それまで「マス目上の駒」だった武将が躍動して刃を交える。一騎打ちの勝敗は,三すくみの関係にある行動の選択やその他の要因を踏まえて決まるとのことだ。
本作は1998年にリリースされたコーエー(当時)のシミュレーションRPG「三國志曹操伝」にインスパイアされているそうで,開発チームに加入した人には,同作のシンプルかつ戦略性があるシステムを理解してもらうため,じっくりプレイしてもらうという。
本作のアピールポイントとして,氏はグラフィックスに加えて音楽を挙げた。三国志ファンが多い日本市場を重視しており,リリースの際にはぜひプレイしてほしいと語っていた。