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1年ぶりのチャンピオンシップは初の世界大会! 「プロジェクトセカイ World Championship 2024 Spring powered by ヴァイスシュヴァルツ」をレポート
およそ1年ぶりの開催となったチャンピオンシップだが,今回はタレント部門と総合部門が行われ,タレント部門はチーム戦,総合部門は個人戦という形式で争われた。
タレント部門の出場者は,社築さん,sasakure.UKさんがチームリーダーとなってメンバーを招集しチームを結成。社築チームはエリー・コニファーさん,ドーラさん,リゼ・ヘルエスタさん,アンジュ・カトリーナさんというにじさんじの面々が揃い,sasakure.UKチームにはまらしぃさん,ビートまりおさん,じんさん,FB777さんが集った。
総合部門は,規定の年齢(※)以上であれば誰でもエントリー可能となっており,オンライン予選を勝ち抜いた上位24名とシード枠の前回大会優勝者1名による総勢25名で争われた。
※海外在住の方は14歳以下エントリー不可。日本国内は18歳以下でも保護者同伴なら参加可能
決勝大会は,準々決勝からスタートし,変則型のダブルイリミネーション方式で行われた。準々決勝では各グループの1位が準決勝のアッパーブラケットへ進み,2位はロウワーブラケットへと進む。準決勝ではアッパーブラケットの上位3名が決勝進出の権利を獲得し,下位2名はロウワーブラケットの上位3名とロウワーファイナルで対決。ここで上位2名に入ると決勝進出を果たし,アッパーブラケット上位3名を加えた5名で最終決戦が行われる。
大会はライブ配信による無観客での開催となり,メインMCを百花繚乱さん,アシスタントMCを「ワンダーランズ×ショウタイム」の天馬 司を演じる廣瀬大介さんが務め,実況は柴田将平さん,解説は社築さんというお馴染みのコンビが担当した。
タッグマッチに一騎打ち,全員でのスコアマッチ
さまざまな対戦で盛り上がったタレント部門
チーム戦のタレント部門は,それぞれのチームリーダーとエリー・コニファー選手,ドーラ選手,まらしぃ選手,ビートまりお選手が師匠枠,リゼ・ヘルエスタ選手,アンジュ・カトリーナ選手,じん選手,FB777選手が弟子枠での出場となり,タッグマッチ4戦,一騎打ち1戦,チーム全員でのスコアマッチという計6戦で勝敗を争った。楽曲の難度は,チームリーダーと師匠がMASTER,弟子はHARDだ。
第1試合,楽曲はじん選手の曲でもある「サマータイムレコード」(作詞・作曲:じん)。まらしぃ選手とリゼ選手がフルコンボでフィニッシュすると,結果はなんと同スコア。初戦から見ごたえのある対決となった。
続く2戦目は「神っぽいな」(作詞・作曲:ピノキオピー)。こここでは実力未知数の初登場,FB777選手が終始安定のプレイでフルコンボを達成。sasakure.UKチームがリードを奪う形となった。
3戦目の師匠対決は「ももいろの鍵」(作詞・作曲:いよわ)。接戦ではあったものの,終盤僅かに崩れた社築チームの2人に対し,安定したプレイを見せたビートまりお選手とフルコンボを達成したまらしぃ選手によりチームとしてリードを広げた。
4戦目は弟子対決で,楽曲は「テレキャスタービーボーイ」(作詞・作曲:すりぃ)。差を縮めたい社築チームだったが,sasakure.UKチームの勢いは止まらず,じん選手,FB777選手共にフルコンボを達成し,差はさらに広がる形に。
チームリーダーが対決する第5試合は「脳内革命ガール」(作詞・作曲:MARETU)。劣勢に立たされるチームの士気を上げる,という意気込みで望んだ社築選手がここで意地のフルコンボ。僅かではあるものの差を縮めて最終戦に望みをつないだ。
最終戦となる第6試合はチーム全員でのスコアアタック。課題曲の「NEO」(作詞・作曲:じん)を両チーム全員がプレイし,その結果を加算して最終スコアが算出される。
先にプレイした社築チームは,リーダー社築選手がオールパーフェクトを達成。師匠枠の2人もフルコンボを達成し,弟子の2人も大健闘。それを見てからのプレイとなったsasakure.UKチームは,プレッシャーを感じていたと思われたが,まらしぃ選手,ビートまりお選手がフルコンボ達成。じん選手とFB777選手も好成績を残し,リーダーのsasakure.UK選手もフルコンボは逃したものの大きなミスはなく乗り切った。
結果,終始リードし続けたsasakure.UKチームが勝利。賞金と賞品,そして副賞が贈られた。
世界から強豪が集まった総合部門
熱戦の末,初の世界王者が決定!
「World Championship」という大会名のとおり,世界王者を決める総合部門。準々決勝の各グループでは,オールパーフェクト達成や同スコアによる延長戦など熱戦が繰り広げられた。
その結果,準決勝のアッパーブラケットには,ななせ選手,HPS選手,あべゆー選手,Eff選手,かんぱり選手が進出。ロウワーブラケットにはNexusDG選手,temp選手,REN選手,STK選手,リリィ選手が進出した。
準決勝のアッパーブラケットは「the EmpErroR」(作曲:sasakure.UK),「Brand New Day」(作詞・作曲:いるかアイス)が課題曲だったが,2曲目の「Brand New Day」ではHPS選手,あべゆー選手がオールパーフェクトを達成。さらにEff選手,かんぱり選手もフルコンボという白熱した試合が繰り広げられ,HPS選手,あべゆー選手,Eff選手が決勝進出を決めた。
準決勝のロウワーブラケットも手に汗握る展開となり,課題曲1曲目の「エンドマークに希望と涙を添えて」(作曲:cosMo@暴走P)では,STK選手とリリィ選手がフルコンボを達成。2曲目の「Sage」(作曲:かめりあ)ではtemp選手,リリィ選手がフルコンボという驚異のプレイ。僅差ではあったものの,合計スコアによりリリィ選手,STK選手,temp選手がロウワーファイナルへ進出し,決勝進出への希望を繋げた。
決勝進出への2つの椅子をかけて争われたロウワーファイナル。選ばれた課題曲は「What's up? Pop!」と「folern」(作曲:ぬゆり)。どちらも超高難度曲だが,5名それぞれがハイレベルなプレイを披露。中でもSTK選手とtemp選手は「What's up? Pop!」(作詞・作曲:Capchii)をフルコンボする驚愕のプレイを見せた。そんな激戦の末,合計スコアがなんと同点という稀有な結果でかんぱり選手,STK選手が決勝へ進出した。
5名の強者が出揃い,迎えた決勝。課題曲は1曲目が「人生」,2曲目が「MarbleBlue.」。最後の3曲目はプレイ直前に発表される新曲という恒例の形だ。
緊張の中,始まった「人生」(作詞・作曲:gcmstyle(アンメルツP))。どれだけミスを抑えられるかが勝負だが,Eff選手だけがやや出遅れる形となった。この結果がどう影響するか,注目の2曲目「MarbleBlue.」(作曲:みそみぃる)は,あべゆー選手,かんぱり選手が2000コンボを超える超絶プレイを見せたものの,スコアではHPS選手がトップを獲得。2曲終了時点の合計スコアでは,1位HPS選手,2位あべゆー選手,3位STK選手,4位かんぱり選手,5位Eff選手という順位になった。
全員が優勝の可能性を秘める中,「東京テディベア」(作詞・作曲:Neru)が3曲目として発表されると,選手たちはそれぞれ違った表情を見せていた。
全員が初見という同条件だが,あべゆー選手が中盤までオールパーフェクトペースという見事なプレイを見せる。他の選手も僅かなミスはあったものの,およそ初見プレイとは思えない精度でノーツを取っていく。
抜きつ抜かれつを秒単位で最後まで繰り返しながらプレイが終了。最終結果を見るまでまったく分からない展開だったが,STK選手が逆転する形で優勝。初代世界王者に輝いた。
どの試合も言葉を失うほどの超ハイレベルなプレイばかりが見られた今大会。前回大会優勝者のかん選手が準々決勝での敗退,STK選手がロウワーブラケットから這い上がっての優勝など,予想がつかない展開の連続だった。回を増すごとにプレイヤーのレベルが上がっているため,次回大会がどうなってしまうのか,今から楽しみだ。
最後にタレント部門で勝利したsasakure.UKチーム,総合部門で初代世界王者の座を勝ち取ったSTK選手のインタビューをお届けしよう。
タレント部門勝利 sasakure.UKチーム
4Gamer:
おめでとうございます。まずはおひとりずつ,感想をお願いします。
FB777選手:
じゃあ僕から。僕はゲーム実況者としてイベントに出演させていただくときは,どちらかというと賑やかし的なポジションなんです。今回みたいにガチプレイをする場に呼ばれるのは初めてでしたが,こういうのもいいですね。やり切ったときの感動というか,チームに貢献できたという気持ちもあって,こういう取り組みがeスポーツにつながっていくんだなと感じました。
じん選手:
僕はそもそもこういうイベントに出演するのも初めてでした。楽曲を書かせていただいていることもあって,いろいろな感情が入り混じった状態で対戦していました。
お相手の社築チームの方たちとも力が拮抗していて,非常にスポーツマンシップに則った,すごく気持ちの良い体験ができました。あとは書き下ろした楽曲にすごくいい景色を見せられたというか,こうやって皆さんに大切にプレイしていただけているのを肌で感じて嬉しかったですね。
ビートまりお選手:
俺は昨年出させてもらった時,緊張でうまくできなかった悔いが結構残っていたので,今年はそれを払拭できたのが嬉しいです。
昨年のチャンピオンシップに出たとき,改めて「ゲームの対戦って楽しいんだな」って感じたんですよ。その後ほかのゲーム大会に出たときにも,「ちゃんとゲームに向き合って,結果出すのが一番盛り上がって楽しいんだな」と感じて,今回は必死に練習してそれが実ったので,嬉しかったです。
この1年でしっかり成長できた自覚はありますし,やっぱりゲームが好きでずっとこの世界にいるので,これからもゲームをやり続けたいと思っています。可能ならば来年も,ぜひよろしくお願いします!
まらしぃ選手:
今回ご一緒させてもらった人たちは,初音ミクと縁があり,インターネットの世界で昔から活動されてるレジェンドの方々でもあるので,そこに僕も加わることができたのが感慨深かったです。ある種の同窓会じゃないですけど,同じ時間を過ごしてきた人たちと一緒に勝利できたことが嬉しかったですね。
sasakure.UK選手:
今回,弟子枠にじんさんとFB777さんを推薦させていただきました。大会を通じて,彼らのちょっと違った一面が見えてよかったなと感じています。あと,想像以上におふたりが練習して挑んでくださり,ベストを尽くして戦っていただけたのが嬉しかったです。まらしぃさんとビートまりおさんも去年より安定したプレイでとても良かったです。
ビートまりお選手:
でも俺,腕前的には師匠枠ではないですよ。俺の師匠がまらしぃさんだから。ただ,今回の師匠枠にアサインしていただいたから,これはちゃんと頑張ろうって気持ちになりましたよ。
sasakure.UK選手:
大会前にまらしぃさんと2人でプロセカ配信してましたよね。
ビートまりお選手:
してましたしてました。でも,この人(まらしぃ選手),配信中ずっと煽ってくるんだよね。「AP(オールパーフェクト)出しますよね」とか。
まらしぃ選手:
言った僕は1個もAP出せなかったけど(笑)。
ビートまりお選手:
そこは我々の伸びしろだよ,伸びしろ(笑)。でもそうやって,まらしぃさんが「あなたならもっとうまくできるよね」って言ってくれるのは嬉しかったですよ。俺もそれに応えたくなって,頑張ろうと思いましたし。
4Gamer:
今回のチーム戦ですが,勝負の決め手となったのはどこだと感じていますか。
sasakure.UK選手:
決め手はやっぱり,みんながミスをしないように頑張ってくれたところが大きいですね。特に弟子枠の2人は本当に頑張ってくれたと思います。
4Gamer:
基本的なことですが,そこが一番難しいところですよね。ずっと気になっていたのですが,じんさんとFB777さんは一体いつ練習されていたんですか。
sasakure.UK選手:
じんさんは作曲もありますし,FB777さんはライブツアー中ですからね。
FB777選手:
参加が決まったのが1か月くらい前ですが,そこからすぐに端末を整備して,毎日少しでも触って,まずはフルコンボを目指そうと練習しました。音楽ゲームは好きなんですけど,とりあえずクリアできればいいやというタイプで,フルコンボやパーフェクトを目指すようなプレイはしてこなかったんですよ。
ただ,今回は完全にクリアできるレベルになっておかないと勝負にならないだろうと思っていたので,1か月かけてそのレベルまで持っていきました。
4Gamer:
目標の設定と練習方針がしっかり定まっていたのはすごいですね。じんさんはどうでしょうか。
じん選手:
僕は「ステラ」(作詞・作曲:じん)を書き下ろさせていただいたこともあって,プロセカ自体はリリース時から触ってはいましたが,音ゲー自体は本当に苦手なんです。それでも,プレイしないとシナリオや空気感がわからないので,頑張ってプレイしていましたが,大会なんてとても出るようなレベルではなかったですね。
「大会に出るぞ!」と皆さんと同じような気概を持って取り組んだのは,ここしばらくのことでした。sasakure.UKさんの家に行っていろいろ教えてもらいましたし,もっとうまくなりたいと思いましたね。
sasakure.UK選手:
DOLCE.さんも言っていましたけど,じんさんは自身が思ってるよりもうまいですし,正確にプレイできていましたよ。
まらしぃ選手:
めっちゃうまかった。
ビートまりお選手:
ただ,あのノーツ速度は初心者なんだなってすごく伝わってきた(※)。
※じん選手はノーツの速度を初期設定の状態から変えずにプレイしていた
じん選手:
僕,3年前からあの速度でしかやってないんですよ。ノーツの速度を変えると感覚がおかしくなって逆にダメなんですよね。自分の曲じゃ間違えまくってましたけど,4試合目はフルコンボできて嬉しかったです。
4Gamer:
ご自分の曲をこういった大会でプレイするというのは,どういうお気持ちなのでしょうか。
sasakure.UK選手:
曲自体を知っていて,歌のタイミングでノーツを拾うことも多いので,たぶんやりやすくはあると思います。練習もしやすいですし。
じん選手:
僕は逆に,自分の曲は苦手かもしれません。自分の曲の要素は全部知っているがゆえに,そこにノーツがくるのかと。
まらしぃ選手:
それ,難度が上がるとまた変わったりするんだよね。高難度だとちゃんとメロディどおりなんだけど,HARDだとちょっとアレンジが入っていたり,ノーツが抜けていたりする。
じん選手:
え,そうなんですか! 今回はHARDでやってたんで,曲に入り込みすぎると足元すくわれちゃったりとかしましたね。
4Gamer:
そこは作曲家ゆえのギャップみたいなものなのかもしれませんね。今回は前回大会に出場されていた方もいらっしゃいますが,その経験を受けて意識したことはありますか。
ビートまりお選手:
「自分が失敗してもそこで心を折っちゃダメ」ということは,心がまえとして持っていました。ミスを気にして心を折ると確実に負けるので,「どうせ,ほかのみんなもミスするんだ」と思いながらプレイすることを意識しました。
そうやって心を強く持ったからか,エリーさんに勝てたのはすごく嬉しかったですね。地力では断然彼女のほうがうまいんですけど,ミスが出ても気にせずに最後まで精度を出していったことで勝てました。大会での勝ち方をひとつ身に着けたみたいで嬉しかったですね。
まらしぃ選手:
今回はチーム戦だったので,そこの意識の違いはありましたね。
先ほどまりおさんもおっしゃいましたけど,個人戦ではどうしても,ミスすると心が折れてしまうときがあるんです。チーム戦は全員の合計で競うので,若干気が楽だった部分はありましたね。
4Gamer:
ほかの方も「仲間がいるから気が楽だった」という気持ちはありましたか。
FB777選手:
自分がミスしてもみんながカバーしてくれるかもしれないし,ほかの人がミスをしたら自分が頑張ろうみたいな気持ちになれていました。確かにプラスに物事を考えられたかもしれないですね。
ビートまりお選手:
俺なんか最終戦は「俺がミスっても誰かがAP出すだろ」って滅茶苦茶気楽にプレイしてたよ。
FB777選手:
みんなそう思ってたら,誰もAPを出せずに終わったという。
sasakure.UK選手:
周りにAP出そうぜと煽っていた手前,最初に自分がミスって「終わった」と思いましたよ(笑)。
4Gamer:
ともあれ,全員の好プレイで見事逃げ切っての勝利という形となりました。獲得した賞金の使い道は決まっているのでしょうか。
じん選手:
親睦を深めるために使おうと話してましたね。ボートレースに突っ込んで倍にするという手もありなんじゃないですか(笑)。
ビートまりお選手:
なんて金の使い方,考えてんの(笑)。
sasakure.UK選手:
金が消滅する未来が見える…(笑)。レースに突っ込むかどうかはさておき、みんなで焼肉に行きたいですね!
まらしぃ選手:
いいですね。それまで賞金の管理はsasakure.UKさん,お願いします。
4Gamer:
これは楽しい焼肉になりそうですね。では次にこういった大会に出場する機会があったら,ずばり出たいですか。
ビートまりお選手:
まだ大会でAP出せてないので,大会のあの空気感の中で出したいですね。
まらしぃ選手:
5AP(5人全員オールパーフェクト)やるしかないですね。
4Gamer:
それはぜひ見たい光景ですね。さて,プロセカのチャンピオンシップはこれまでいろいろな部門やルールで競われてきましたが,「こんなルールや部門があったら」という希望があれば聞かせてください。
じん選手:
師匠と弟子のタッグをもっとやりたかったので,次に開かれるならタッグトーナメントみたいなものもいいのかなと思いました。誰かと一緒にやるプロセカは楽しいですし。
ビートまりお選手:
DOLCE.さんを倒す企画をレイドバトル形式でやりたいですね。DOLCE.さんは強すぎて,もうタレント枠で参加できないと思うので,今日戦ったみんなでボスのDOLCE.さんを倒す形式の勝負がしたいですね。
4Gamer:
それはかなり盛り上がりそうなので,ぜひ実現してほしいですね。では,そろそろお時間ですので,最後にリーダーのsasakure.UK選手に一言締めていただいて終わろうと思います。
sasakure.UK選手:
今回みんな滅茶苦茶頑張ってくれて,本当にありがとうございますという気持ちです。ベストを尽くせたと思います。試合ごとに見どころがあって,とてもアツい戦いでした!
ビートまりお選手:
最後,フルコンできたもんね。
sasakure.UK選手:
心の中ではAPでした! 1番ミスが多かったのは僕なので,次回の機会があれば出場して挽回したいです。
4Gamer:
挽回の機会を楽しみにしています。ありがとうございました。
総合部門優勝 STK選手
4Gamer:
優勝おめでとうございます。今の気持ちをどなたに伝えたいですか。
STK選手:
国を代表して優勝したという気持ちです。世界大会で最初の優勝者なので感激しています。実家で待っている両親に伝えたいです。
4Gamer:
今回の大会は苦しい場面も多かったと思いますが,振り返ってみて優勝の決め手になった部分はどこだと考えていますか。
STK選手:
やはり決勝の3曲目ですね。最終的なコンボ数を見て,「これは勝った!」と確信しました。
4Gamer:
では1曲目,2曲目はどのような心境だったのでしょうか。
STK選手:
いやあ,かなりまずいなと思っていましたよ。
4Gamer:
それでも,新曲で逆転優勝という素晴らしい結果でした。ちなみに日本語がとても堪能ですが,どうやって勉強しましたか。
STK選手:
独学です。インターネットで日本語を勉強しました。でもプロセカが一番影響を与えてくれました。
4Gamer:
プロセカを遊びながら日本語を学んでいたと。
STK選手:
はい。母国ではプロセカを遊んでいる友達がたくさんいて,みんな日本の文化や初音ミクが大好きなんです。
4Gamer:
優勝したことで賞金も獲得しましたが,差し支えなければ使い道をお聞きしたいです。
STK選手:
現在大学に通っているので,大半は大学の学費に回す予定です。残りはまだちょっと考えていません。
4Gamer:
年々プレイヤーのレベルが上っていますが,今年参加してみて日本のプレイヤーたちはいかがでしたか。
STK選手:
一昨年,昨年と続けて参加して日本のプレイヤーと一緒にプレイしましたが,やっぱりとてもすごい人たちが集まっていて,上手なプレイヤーばかりです。
4Gamer:
STK選手や決勝に残っていた,かんぱり選手などの腕前を見ると,韓国にも超ハイレベルなプレイヤーがいるだろうと思いました。
STK選手:
韓国にも同じように上手なプレイヤーはいますが,日本よりも数は少ないと思います。
4Gamer:
なるほど。今回STK選手がこうして見事優勝を果たしましたが,次回大会が開催されたら,また参加しようとお考えですか。
STK選手:
もちろんまた参加できればいいのですが,韓国では男性に兵役があり,来年入隊する可能性もあるので,その時は参加できないかもしれません。でも,今回優勝したことで,来年開催される場合は兵役を後にして参加することを考えるかもしれません。
4Gamer:
それは難しい選択だと思いますが,参加する際にはプロセカと大会を盛り上げていただければ嬉しいです。では最後に,プロセカのプレイヤーたちに一言お願いします。
STK選手:
楽しめるのが何よりも大事なので,みんなでプロセカを楽しみましょう!
4Gamer:
本日はありがとうございました。
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