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Core Ultra搭載のゲーマー向けノートPC「Predator Helios Neo 14」はゲームを持ち運びたい人にぴったりの製品だ【PR】
移動中や出先で作業したいという人には,持ち運びに優れたコンパクトなノートPCは魅力的な製品だ。ゲーマーにとってもそれは同じで,たとえば,出張や旅行中でもデイリーのクエストを欠かさずに消化したいときに,持ち運びやすいゲーマー向けノートがあれば対応できる。
そんな需要に応えられるのが,Acerが「Predator」ブランドで展開する「Predator Helios Neo 14」(以下,Helios Neo 14)だ。ゲーマー向けノートPCでは,16インチ級や18インチ級といったサイズのものが多いが,これらと比べると本製品は14.5インチ級という比較的持ち運びやすいサイズとなっている。その一方で,CPUにIntelの「Core Ultra」シリーズを,GPUにはNVIDIAの「GeForce RTX 40」シリーズを搭載しており,ゲーム用途に十分なスペックと携帯性を両立しているのも見どころと言えよう。
国内で販売されているHelios Neo 14は,CPUに「Core Ultra 7 155H」を,GPUに「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」(以下,ノートPC向けRTX 4060)を搭載したモデル(型番 PHN14-51-N73Y46/6)である。ただ,今回は都合により,これと同一仕様の機材を用意できなかった。
そのため,本稿では海外市場向けのモデル(型番 PHN14-51-98B1,製品情報ページ,Amazon.com)で評価することなった。海外市場向けモデルの主な仕様は,CPUにIntelの「Core Ultra 9 185H」を,GPUにNVDIAの「GeForce RTX 4070 Laptop GPU」(以下,ノートPC向けRTX 4070)を搭載している。筐体の外観デザインや内部設計,冷却機構,ディスプレイパネルのスペックといった要素はどちらのモデルでも共通だ。
※2024年6月24日12時頃,レビューの試用機と国内で購入可能なモデルのスペックが異なることが分かりにくかったため,記事を修正しました。
CPUにIntel AI Boostに対応したCore Ultraシリーズを採用
Core Ultraシリーズは,「Intel AI Boost」と呼ばれるAI処理用の専用ユニット「NPU」(Neural Processing Unit)を搭載するのもトピックとして挙げられよう。Intel AI Boostは,機械学習向けのAPIであるDirectMLをサポートしており,消費電力を抑えつつ,高速なAI処理を実現するという。
これらのCPUとGPUを冷却するため,Helios Neo 14の冷却機構には,「AeroBlade 3D Fanテクノロジー」を採用した冷却ファンを搭載する。
AeroBlade 3D Fanテクノロジーは,速く静かに飛ぶ梟(フクロウ)の羽に着目して開発したファンだ。わずか0.1mmという薄いファンブレードにより,風量の増加と優れたエアフローを実現する。Acerによると,従来型のファンと比べて,風量が最大35%増加した一方で,動作音は26%抑えられるとのこと。Acerによると,CPUやGPUのスペックが異なってもAeroBlade 3D Fanテクノロジーを採用した空冷ファンは変わらず搭載するという。つまり,国内で購入できるHelios Neo 14にも採用されているというわけだ。
加えて,Helios Neo 14では,パイプの形状を四角くすることで,CPUやGPUへの接地面積を広げたベクターヒートパイプと,液体金属グリスを組み合わせており,CPUとGPUの性能を引き出す冷却性能を発揮するという。
Helios Neo 14は,各種ステータスをリアルタイムで表示したり,設定を変更したりできる独自の設定用アプリケーション「Predator Sense」を搭載するのもポイントだ。
Predator Senseでは,「ターボ」「パフォーマンス」「バランス」「静か」という4つの動作モードを用意しており,用途に合わせてモードを変更できる。工場出荷時の設定はバランスに設定されていた
動作モードをパフォーマンス設定に変更すると,空冷ファンの回転数が上がり,高い動作クロックを維持するというわけだ。さらにターボ設定では,GPUの冷却ファンの回転数を上げるだけでなく,GPUのベースクロックとブーストクロックを引き上げる。GPU-Zで確認したところ,GPUのベースクロックが1485MHzから1585MHzに、ブーストクロックが1800MHzから1900MHzへと,100MHzずつ上がっていた。
一方の静か設定は、パフォーマンス設定やターボ設定とは逆に動作クロックの設定は変えずに,空冷ファンの回転数を下げる設定だ。高い動作クロックを維持できないので,消費電力は低減するが性能も低下する。なお,バッテリー駆動時は,バランス設定と静か設定のみ利用可能だ。
このほかのスペックとして,試用機ではメインメモリに容量32GB(16GB×2)のLPDDR5メモリを,内蔵ストレージに容量1TBのM.2 SSDを装備しており,ゲーム用途でも十分に対応できるだろう。なお,現在購入できるPHN14-51-N73Y46/6は,メインメモリの容量は32GB(16GB×2),内蔵ストレージは容量512GBのM.2 SSDとなっている。
通信機能は,Wi-Fi 6E(IEEE 801.11ax)対応の無線LAN機能を備える。無線LANコントローラには,Intel製の「Killer Wi-Fi 6E AX1675」を採用しており,場所を選ばずに安定した通信環境を構築できるという。
持ち運びに適した14.5級のサイズは好印象
続いては,Helios Neo 14の外観を見ていこう。筐体は黒一色で落ち着いた雰囲気で,天板に設けられたPredatorのシンボルマークが印象的だ。
Helios Neo 14の本体サイズは,実測で約324×255×24mm。一般的な薄型ノートPCに比べれば厚みがあるものの,上位クラスのCPUやGPUを搭載した製品としてはコンパクトな部類だ。
一方,本体重量は実測で約1.58kgと軽めで,持ち運ぶときにも気にならない重さだろう。
ディスプレイには,14.5インチサイズで,解像度3072×1920ドット,アスペクト比16:10のIPS液晶パネルを採用する。最大リフレッシュレートは165Hzで,中間調(Gray to Gray)応答速度は3msと高速だ(オーバードライブ有効時)。なお,ディスプレイ同期技術としてNVIDIA独自の「G-SYNC」を利用できるのもポイントと言えよう。なお,G-SYNCを利用するには,Predator SenseからGPUの動作モードを「NVIDIA GPUのみ」に設定する必要がある。
パネルの視野角は明らかになっていないが,かなり傾けた位置からのぞき込んでも輝度のバラつきや色ムラは確認できなかったので相応に広そうだ。輝度は最大400cd/m2で,メリハリのついた映像を表示できる。
試用機のキーボードは,10キーレスの英語配列だ。キーピッチは実測で約19mmと,十分なスペースを確保している。キーストロークは,1.5mmでさほど深くはないものの,打鍵感は上々だ。国内版モデルのPHN14-51-N73Y46/6でも英語配列のキーボードを採用している。
キー配列に関して気になる点を挙げると,Helios Neo 14では,[Backspace]キーや[Enter]キーの右横に,Predator Senseの起動ボタンや,動画や音楽の再生などを行うメディアキーが縦に並んでいることだろうか。ただ,[Backspace]キーや[Enter]キーは,横長の調整となっているので,キーの左側を押すように意識していれば,気にならない範囲と言えるだろう。
キーボードには,LEDバックライトを内蔵しており,左側と中央,右側という3つのゾーンごとに,LEDの発光色を設定できる。
インタフェース類は,左側面に電源コネクタとUSB 3.2 Gen 2 Type-A×1,Thunderbolt 4×1,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子を搭載する。
一方の右側面には,Micro SDカードスロットとUSB 3.2 Gen 2 Type-C×1,USB 3.2 Gen 2 Type-A,HDMI×1といった具合に充実しており,周辺機器との接続に困ることはないだろう。
サウンド機能については,2基のスピーカーを内蔵する。ゲーマー向けノートPCとしては標準的な音質だが,Predator Senseに統合する「Acer TrueHarmony」から,「シューティングゲーム」や「RPG」といったプレイするゲームのジャンルや,「映画」や「音楽」といった用途に合わせたサウンドプロファイルを設定可能だ。
4つの動作モードでHelios Neo 14の性能を検証
冒頭で触れたとおり,今回は国内向けモデルを用意できず,海外で販売されている上位モデルでの評価となっている。ただ,Helios Neo 14の性能を見積もる目安になると考え,海外仕様の試用機でベンチマークテストを行ってみた。
Helios Neo 14は,前述したようにPredator Senseから,4種類の動作モードを切り替えられる。今回はそのすべてでテストを実施した。
テスト内容は4Gamerのベンチマークレギュレーション29に準拠する。ただし,「3DMark」において,レイトレーシング性能を見る「Port Royal」のテストを追加した。
さらに,「Call of Duty: Modern Warfare III」(以下,CoD:MW3)と「F1 23」,「Cities: Skylines II」では,オプションからDLSSを有効に設定してテストを行っている。
解像度は,Helios Neo 14の標準解像度である3072×1920ドットに加えて,2560×1440ドットと1920×1080ドットに設定した。ただし,「Fortnite」は,アスペクト比が標準解像度の16:10に固定されるため,3072×1920ドット,2560×1600ドット,1920×1600ドットでテストしている。
まずは3DMarkの結果から見ていこう。グラフ1は「Fire Strike」の総合スコアをまとめたものだ。
バランス設定でもFire Strike“無印”で2万3000弱,最も負荷が高いFire Strike Ultraで6308というスコアとなった。動作モードをパフォーマンス設定に変更すると,バランス設定と比べて9〜10%程度,ターボ設定では12〜13%程度スコアが上昇している。
静か設定にすると,バランス設定と比較して,73〜94%程度のスコアに落ち着いた。負荷が高いテストのほうが,差が縮まる傾向だ。
グラフ2は,Fire Strikeの総合スコアから「Graphics score」を抜き出したものである。
ここでは,バランス設定とパフォーマンス設定のスコア差は8〜10%程度,ターボ設定との差は12〜14%程度であった。静か設定では,バランス設定の67〜96%となり,負荷の軽いテストでスコアの落ち込みが大きいように見受けられる。
グラフ3は,Fire Strikeからソフトウェアベースの物理演算テスト結果を「CPU score」として抜き出したものだ。
これを見ると,バランス設定とパフォーマンス設定,それにターボ設定で明確なスコア差は表れていない。つまり,動作モードの変更はCPUではなく,GPU性能に影響を与えていると判断して良さそうだ。ただ,静か設定のスコアは,バランス設定比で54〜71%程度になっており,こちらはCPU性能にも影響を及ぼしている。
続いて,GPUとCPU両方の性能が効いてくる「Combined test」の結果をまとめたものがグラフ4だ。
ここでは,バランス設定に対して,パフォーマンス設定が10〜24%程度,ターボ設定では12〜26%程度もスコアが上がった。Graphics scoreと同様に,テスト解像度が低いFire Strike“無印”のほうで差が広がっている。一方,静か設定はバランス設定と比べて,94〜99%程度に収まっており,大きなスコア低下は見られなかった。
次に,DirectX 12のテストである「Time Spy」の結果を見てみよう。グラフ5は総合スコアをまとめたものだ。
バランス設定と比べて,パフォーマンス設定は9〜11%程度,ターボ設定は11〜14%程度スコアが伸びている。静か設定はバランス設定の72〜88%程度のスコアしか発揮できていない。
グラフ6はTime SpyのGPUテスト結果,グラフ7はCPUテストの結果をそれぞれまとめたものだ。
GPUテストの結果を見ると,バランス設定とパフォーマンス設定のスコア差が約12%,ターボ設定とは15〜16%程度の差が付いた。また,静か設定はバランス設定と比べて,69〜94%程度低下している。
CPUテストでは,Fire Strikeと同様に動作モードによるスコア差はそれほど大きくない。ただ,静か設定の場合,負荷が大きいTime Spy Extremeで,かなりスコアが落ち込んでおり,ここでCPUのサーマルスロットリングが発生していた可能性がある。
また,もうひとつのDirectX 12のテストであるSpeed Wayの結果を,グラフ8に示す。
バランス設定に対して,パフォーマンス設定は約9%,ターボ設定は約12%の差となった。静か設定は,バランス設定比で89%だった。
リアルタイムレイトレーシングの性能を計るPort Royalの結果が,グラフ9だ。
バランス設定と比べて,パフォーマンス設定では約13%,ターボ設定は約17%もスコアが向上した。一方で,静か設定は,バランス設定とスコアがあまり変わっていない。動作モードの変更でレイトレーシングの性能も変化することは覚えておきたい。
続いては,ゲームを利用したテストの結果を確認していこう。まずはCoD:MW3のフレームレートをまとめたのがグラフ10〜12だ。
1920×1080ドットでは,静か設定以外の動作モードで,1パーセンタイルのフレームレートが60fpsを超えている点は立派と言えよう。パフォーマンス設定やターボ設定では,70fpsを超えているので,CoD:MW3をプレイするときは,パフォーマンス設定やターボ設定といった動作モードを積極的に使うと良さそうだ。
静か設定は,平均フレームレートはどの解像度でも60fpsを超えたものの,1パーセンタイルのフレームレートの落ち込みが大きい。CoD:MW3を快適にプレイするには向かない設定だ。
「バイオハザード RE:4」の結果をまとめたのがグラフ13〜15だ。
バランス設定は,惜しくも1パーセンタイルのフレームレートが60fpsを割り込んだが,パフォーマンス設定とターボ設定では60fpsを超えており,問題なくゲームをプレイできそうだ。静か設定は,1920×1080ドットでも平均フレームレートが60fps未満に落ち込んでいるので,本作のプレイは荷が重いと言えよう。
続いては,「Fortnite」の結果をグラフ16〜18に示す。
Fortniteは,グラフィックスAPIにDirectX 11を採用していることもあり,これまでのテストに比べると,高めのフレームレートが出ている。バランス設定でも2560×1440ドットで,1パーセンタイルのフレームレートが60fpsを超えており,パフォーマンス設定やターボ設定であれば3072×1920ドットでも60fpsを上回った。
グラフ19〜21は,「Starfield」の結果だ。
今回のテストの中では,Starfieldはかなり描画負荷が高めだ。ターボ設定にしても,1920×1080ドットで平均フレームレートが60fpsに届くのがやっとといったところ。ただ,4Gamerのレギュレーションでは,快適なプレイの目安として平均フレームレート40fps以上と定めている。この基準をもとにすると,おおむね快適にプレイできそうだ。
グラフ22は「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下,FFXIV黄金のレガシーベンチ)の総合スコアをまとめたものだ。
スクウェア・エニックスが示す指標では,スコア1万5000以上が最高評価である。Helios Neo 14は,バランス設定の1920×1080ドットで,1万5138というスコアを記録しており,この基準を満たした。動作モードによるスコアは,パフォーマンス設定で約5%,ターボ設定で約9%伸びている。1920×1080ドットでのプレイであれば,最高画質でのプレイにまったく支障はなさそうだ。
FFXIV黄金のレガシー ベンチにおける平均フレームレートと最小フレームレートをまとめたものが,グラフ23〜25である。
ターボ設定の1920×1080ドットであれば,画質設定が最高品質でも平均フレームレートが120fpsを超えているのは,注目すべきといえよう。最小フレームレートは,バランス設定とパフォーマンス設定,ターボ設定で1%未満の差に収まっている。
グラフ26〜28は,「F1 23」の結果をまとめた。
F1 23は,最小フレームレートが60fps以上であれば快適なゲームプレイが可能であり,パフォーマンス設定とターボ設定であれば,1920×1080ドットでその基準を超えている。バランス設定は59fpsであと一歩というところだった。
Helios Neo 14で,F1 23をプレイするのであれば,パフォーマンス設定かターボ設定のどちらかのモードが適していると言えそうだ。
なお,静か設定は,1920×1080ドットでも最小フレームレートが44fpsにまで低下しており,プレイするためには,ゲーム側のグラフィックス設定を大きく下げる必要があろう。
ゲームを使ったテストの最後は,Cities: Skylines IIだ。グラフ29〜31にその結果をまとめた。
レギュレーションでは,Cities: Skylines IIの合格点を平均フレームレート25fps以上としているが,Helios Neo 14はバランス設定の1920×1080ドットでその基準を満たした。特筆すべきは,パフォーマンス設定や,ターボ設定では,3072×1920ドットでも平均25fpsを超えたことだ。これは素直に評価できる点と言えよう。
さて,ここまでは海外で販売しているモデルでの評価であるが,スペックの異なる国内向けモデルでは,どれくらいの性能になるだろうか。
今回は,実機でのテストができなかったので,あくまでも過去に4Gamerでテストした結果からの推測にはなるが,Core Ultra 7 155HとノートPC向けRTX 4060,メインメモリ容量32GBの構成であれば,ゲームにおける性能は,評価機と比べておおむね70〜90%程度になりそうだ。これは,解像度1920×1080ドットであれば,高画質設定でも4Gamerベンチマークレギュレーションが快適と見なす基準に達するか,少し設定を下げれば基準に達する程度である。
国内向けモデルでは,本機の画面解像度でゲームを表示するときは,画質設定をやや低めにする必要があり,逆にゲームの表示解像度を1920×1080ドット程度まで落とせば,最高かそれに準ずる画質設定でも快適にプレイできると推測できる。
動作モードの変更は消費電力にも大きな影響が
さて,持ち運びやすいうえに性能も優れるHelios Neo 14だが,消費電力がどの程度なのかは気になるところだ。そこで,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用いて最大消費電力のみを計測してみた。
テストにあたっては,Windowsの電源プランを「バランス」に設定。各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点をタイトルごとの実行時とし,さらに,ディスプレーモードを自動選択に設定して,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」としている。
その結果がグラフ32だ。
Helios Neo 14の消費電力は,バランス設定での各ゲーム実行時で,180〜200Wといったところ。それをパフォーマンス設定に変更すると,消費電力が5〜32W程度増加した。さらにターボ設定では,バランス設定と比べて16〜50Wも消費電力が増えている。一方の静か設定は,バランス設置から消費電力が5〜75Wも少ない。性能に応じて消費電力も抑えられている。
また,CPUとGPUの温度も確認しておきたい。温度約24℃の室内で,Helios Neo 14を机に置き,3DMarkのTime Spyを30分間連続して実行した状態を「高負荷時」として,アイドル時と合わせて,CPUとGPUの温度をPredator Senseから取得した。その結果はグラフ33〜34のとおりだ。
バランス設定やパフォーマンス設定では,高負荷時のCPU温度が90℃台,GPU温度が80℃台となってしまっている。もちろん,正常に動作する範囲内ではあるのだが,高めではある。ターボ設定は,バランス設定やパフォーマンス設定よりも冷却性能が高められているようで,CPUの温度は80℃台に収まった。
また,静か設定は,消費電力が低いこともあり,CPUとGPUともに温度が60℃台までしか上がっていない。
コンパクトだけど高性能
どこでも場所を選ばずゲームをプレイ可能
4Gamerのベンチマークレギュレーションは,描画負荷を高めに設定しているので,それでこの結果であれば十分快適にゲームをプレイできる言える。テストの項目でも触れたが,Core Ultra 7 155HとノートPC向けRTX 4060を搭載した国内モデルの場合でも,解像度1920×1080ドットであれば文句なしのゲーム体験を得られるはずだ。
高い性能を備えつつ,筐体は比較的コンパクトで持ち運びも容易だ。場所を選ばずにゲームをプレイできる点に魅力を感じる人も多いはず。移動が多く,持ち運べるゲーマー向けノートPCを探しているのであれば,Helios Neo 14は,検討に値する製品だろう。
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