Microsoftの日本法人であるマイクロソフトは,「当社初」と謳うヘッドセット「Microsoft LifeChat ZX-6000」を発表した。左右どちらかの耳に掛けて用いる小型タイプで,ワイヤレスなのが最大の特徴だ。 参考までに,マイクロソフトは「Xbox 360」用に「Xbox 360ワイヤレスヘッドセット」を発売しており,厳密には初ではない。“PC向けとして”初,ということなのだろう。
注目したいのは,Microsoft LifeChat ZX-6000の形状が,Xbox 360ワイヤレスヘッドセットにそっくりであることだ。異なるのは本体カラー(Xbox 360用は白ベース)と本体中央にある電源ボタンの形状くらいで,接続インタフェースがUSB 2.0である点や,2.4GHz帯の無線を利用することでワイヤレス化を実現しており,最大10mの通信可能範囲を持つ点,満充電時に8時間の利用が可能な点など,スペックは非常に似通っている。仮にハードウェア的な仕様が同じであれば,ゲーム用途でもなかなか期待できそうだが……?
USB 2.0接続が推奨されている付属の無線ユニット
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なお,マイクはノイズキャンセリング機能を搭載し,本体の外部,つまり話者の口以外からやってくる雑音を排除可能とのこと。イヤフォン部には音量調整ボタンのほか,インスタントメッセンジャーソフト「Windows Live Messenger」と連携し,ボタン一発でオンラインになっているほかのユーザーと音声通話を開始できる「Windows Live Call」ボタンも用意されている。
対応OSはWindows XP(Media Center Edition,Tablet PC Edition含む)/Vista。価格は6510円(税込)で,Windows Live Messenger対応分なのか,Xbox 360ワイヤレスヘッドセットの6300円(税込)より少々高いが,ワイヤレスヘッドセットとしてはまずまずお買い得といえるだろう。(佐々山薫郁)
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