Leadtek,ロープロファイルのGeForce 7600 GS搭載カードを発売
Leadtek Japanは,ロープロファイル仕様のGeForce 7600GS搭載カード「WinFast PX7600GS TDH 256MB LowProfile」を発売する。 この製品の最大の特徴は,ロープロファイルのカードながらGeForce 7600 GSという,ゲーム目的でも現役級のGPUを搭載していることだ。ロープロファイルのカードは,通常の半分の高さに収まるように設計されたもので,ブラケット(カードを固定する金属部分)を通常タイプのものから,ロープロファイルのものに取り替えることで,スリムタイプのPCの拡張スロットに適合するようになる。 スリムタイプのPCでは,グラフィックス機能はほとんどの場合,チップセット内蔵のものが使用され,3Dゲームをプレイするには十分な性能は発揮できなかったのだが,PCI Express x16スロットを持つ機種ならこの製品で,かなり高品位な3Dゲーム体験が可能になる。ロープロファイル仕様のカードとしては,現状で入手できるほぼ最高レベルの性能が引き出せるといっていいだろう。 まったく余談だが,SLI構成で使うことも可能だ(少なくともカードの仕様としては)。 WinFast PX7600GS TDH 256MB LowProfileには,通常のファン付きのものと,ヒートパイプを使ったファンレスのものと2モデルが用意されている。このうち,ファン付きのモデルは,アスクが,ヒートパイプモデルはエムヴィケーが国内取り扱い代理店を担当する。 両製品とも,SpellForce2,Serious Sam2,PowerDVD 6などが付属する。予想実売価格は,2万円前後となる模様(両製品とも)で,12月中旬から出荷が開始される。
問題は,スリムタイプのPCで,最近のGPUを駆動するだけの電源容量が確保できるかどうかというところだが,こればかりは機種によってまったく事情が異なるので,各自で調べていただきたい。最低300Wの定格出力を持つ電源が推奨されている。なお,機種によってはPCI Expressスロットを持たないものもあるので,よく確認しておこう。(aueki)
■製品情報ページ
URL:http://www.leadtek.co.jp/3d_graphic/winfast_px7600gs_tdh_lp_1.htm
左:通常のATX仕様ブラケット
右:ローファイルブラケットに取り替えたところ
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2スロット幅を使えば,ロープロファイルでディスプレイ出力を2系統にすることもできる
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ファンレスのヒートパイプタイプ仕様モデル。筐体内部のエアフローが十分にあるなら,静音性の高いこちらのモデルも魅力的
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